第6回 〈ステージ2-Step2〉自分の強みを知ろう
堀越 弘(キャリアステージ研究所代表)
あなたの仕事上の強みは、何ですか?
この職業能力は、専門能力と共通能力に大きく分類することができます。
専門能力とは、例えば、経理や人事、営業などの職種ごとに必要とされる能力であり、数多くあります。
一方、共通能力とは、「どのような職種にも共通に求められる能力」であり、言いかえれば、「どんな仕事をするうえでも、その基盤となる能力」であるといえます。今回は、この共通能力についての「あなたの強み」を考えていきましょう。
それでは、次のワークに取り組んでみてください。
専門能力とは、例えば、経理や人事、営業などの職種ごとに必要とされる能力であり、数多くあります。
一方、共通能力とは、「どのような職種にも共通に求められる能力」であり、言いかえれば、「どんな仕事をするうえでも、その基盤となる能力」であるといえます。今回は、この共通能力についての「あなたの強み」を考えていきましょう。
それでは、次のワークに取り組んでみてください。
強さを自覚して、さらに伸ばそう
ここにあげた13項目の共通職業能力は、対課題、対他者、そして対自己という3つの領域に分類することができます。具体的には次のようなものです。
・能力項目(1)〜(5)⇒「課題達成力」:仕事の課題を発見し達成する力
・能力項目(6)〜(10)⇒「対人関係力」:他者と相互理解をはかり協働する力
・能力項目(11)〜(13)⇒「自己変革力」:自律的に自己を変えていく力
皆さんは、どの能力項目が強みだったでしょうか。また、その強みは、どの領域にあるものだったでしょうか。
これら領域にバランスよく強みを持っている人もいれば、ある領域に強みが集中している人もいると思います。どちらがよいということはありません。どちらであっても、それが自分の個性であり、持ち味であると考えてください。
そして、日常の仕事のなかで、ご自分の強みを自覚して発揮するようにしましょう。自覚することによって、自分の強さをさらに伸ばすには、どこを工夫したらよいか、といったアイデアも生まれてくるといえます。
・能力項目(1)〜(5)⇒「課題達成力」:仕事の課題を発見し達成する力
・能力項目(6)〜(10)⇒「対人関係力」:他者と相互理解をはかり協働する力
・能力項目(11)〜(13)⇒「自己変革力」:自律的に自己を変えていく力
皆さんは、どの能力項目が強みだったでしょうか。また、その強みは、どの領域にあるものだったでしょうか。
これら領域にバランスよく強みを持っている人もいれば、ある領域に強みが集中している人もいると思います。どちらがよいということはありません。どちらであっても、それが自分の個性であり、持ち味であると考えてください。
そして、日常の仕事のなかで、ご自分の強みを自覚して発揮するようにしましょう。自覚することによって、自分の強さをさらに伸ばすには、どこを工夫したらよいか、といったアイデアも生まれてくるといえます。
自分の強みは、多くの仕事で生かせる
仕事上の強みを、このような「共通的な職業能力」という観点で見ることには、次のような意味があります。
それは、これらの能力には汎用性があるため、現在、就いている職種だけでなく、別の職種や業種においても利用できる可能性がある、という点です。どのような仕事にも応用できますので、この共通職業能力のことを、「トランスファラブルスキル(転用可能スキル)」という言い方をします。
皆さん方が、これからの仕事を考える際に、このトランスファラブルスキルを用いて自分の強みをアピールできるならば、職業選択の範囲は、現在の職種だけでなく、もっと多くの職種まで広がる可能性があるといえるでしょう。
それは、これらの能力には汎用性があるため、現在、就いている職種だけでなく、別の職種や業種においても利用できる可能性がある、という点です。どのような仕事にも応用できますので、この共通職業能力のことを、「トランスファラブルスキル(転用可能スキル)」という言い方をします。
皆さん方が、これからの仕事を考える際に、このトランスファラブルスキルを用いて自分の強みをアピールできるならば、職業選択の範囲は、現在の職種だけでなく、もっと多くの職種まで広がる可能性があるといえるでしょう。
(2008年7月22日)