平成20年度(第21回)社会福祉士国家試験 問題文
【専門科目】介護概論・10問
・合否の判定や設問内容についてのお問い合わせには応じかねますのでご了承願います。
|社会福祉原論(10問) |社会保障論(10問) |公的扶助論(10問) |地域福祉論(10問) |心理学(10問) |社会学(10問) |法学(10問) |医学一般(10問) |老人福祉論(10問) |障害者福祉論(10問) |児童福祉論(10問) |社会福祉援助技術(12問) |社会福祉援助技術(事例)(18問) |
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問題141
認知症に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 認知症の記憶障害は,古い記憶から失われていく。
2 体験したことの一部を忘れるのが,認知症の記憶障害である。
3 理由や目的が無く歩き回ることを徘徊(はいかい)という。
4 実行機能障害とは,物事の手順を踏んだ作業が困難になることをいう。
5 中核症状は,環境要因が誘因となって起きる。
【問題141の解答】4
1 認知症の記憶障害は,古い記憶から失われていく。
2 体験したことの一部を忘れるのが,認知症の記憶障害である。
3 理由や目的が無く歩き回ることを徘徊(はいかい)という。
4 実行機能障害とは,物事の手順を踏んだ作業が困難になることをいう。
5 中核症状は,環境要因が誘因となって起きる。
【問題141の解答】4
問題142
介護実践に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 不眠を訴えるので,30℃以下の湯でゆっくり足浴を行った。
2 仙骨部の発赤が消失しないので,マッサージをした。
3 震えながら寒気(さむけ)を訴えるので,保温して安静にし,看護師に報告した。
4 転倒後,膝(しつ)関節部に腫れと痛みがあったので,温湿布をした。
5 活動後に多量の発汗が見られたので,清拭(しき),衣服の交換を行い,水分の補給は控えた。
【問題142の解答】3
1 不眠を訴えるので,30℃以下の湯でゆっくり足浴を行った。
2 仙骨部の発赤が消失しないので,マッサージをした。
3 震えながら寒気(さむけ)を訴えるので,保温して安静にし,看護師に報告した。
4 転倒後,膝(しつ)関節部に腫れと痛みがあったので,温湿布をした。
5 活動後に多量の発汗が見られたので,清拭(しき),衣服の交換を行い,水分の補給は控えた。
【問題142の解答】3
問題143
介護の原則に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 施設で生活する高齢者には,今までの生活習慣やこだわりを制限する。
2 近隣や家族との関係を保つことは,認知症の人を混乱させる。
3 医療内ニーズや権利擁護など利用者の複雑で多様なニーズを満たすために,介護福祉士間で連携して支援する。
4 生活全般を視野に入れて支援するが,健康管理は医療職にまかせる。
5 利用者の生命や生活に及ぼすリスクを検討し,安全な環境を確保する。
【問題143の解答】5
1 施設で生活する高齢者には,今までの生活習慣やこだわりを制限する。
2 近隣や家族との関係を保つことは,認知症の人を混乱させる。
3 医療内ニーズや権利擁護など利用者の複雑で多様なニーズを満たすために,介護福祉士間で連携して支援する。
4 生活全般を視野に入れて支援するが,健康管理は医療職にまかせる。
5 利用者の生命や生活に及ぼすリスクを検討し,安全な環境を確保する。
【問題143の解答】5
問題144
介護保険施設において介護福祉士が独自の判断で行うことができるケアに関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 利用者の意思や人格を尊重しながら個別ケアを行う。
2 業務として利用者の痰(たん)を吸引する。
3 利用者の家族の同意があれば身体拘束ができる。
4 重度の歯周病者のブラッシングや口腔(くう)ケアを行う。
5 心身の活性化のためレクリエーションは全員参加活動とする。
【問題144の解答】1
1 利用者の意思や人格を尊重しながら個別ケアを行う。
2 業務として利用者の痰(たん)を吸引する。
3 利用者の家族の同意があれば身体拘束ができる。
4 重度の歯周病者のブラッシングや口腔(くう)ケアを行う。
5 心身の活性化のためレクリエーションは全員参加活動とする。
【問題144の解答】1
問題145
終末期に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 自宅で死にたいという本人の願いどおり,在宅死が多い。
2 安楽に過ごせる体位を工夫し,痛みや倦(けん)怠感の緩和に努める。
3 末期になると身体的変化として,呼吸が減少し体温が上昇する。
4 死の恐怖や不安を訴えたときは,すぐに話題を変える。
5 状態が急変した場合は,家族に連絡した後,医師や看護師に連絡する。
【問題145の解答】2
1 自宅で死にたいという本人の願いどおり,在宅死が多い。
2 安楽に過ごせる体位を工夫し,痛みや倦(けん)怠感の緩和に努める。
3 末期になると身体的変化として,呼吸が減少し体温が上昇する。
4 死の恐怖や不安を訴えたときは,すぐに話題を変える。
5 状態が急変した場合は,家族に連絡した後,医師や看護師に連絡する。
【問題145の解答】2
問題146
排泄(せつ)介助に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 高齢者の排泄介助は,介護業務のスケジュールに合わせて時間を決め,定期的に実施する。
2 頸(けい)髄椎損傷者の排尿では,自然排尿を促すように介助する。
3 重症心身障害児の排泄介助は,習慣化させることを念頭に行う。
4 高齢者で失禁が見られたら,すぐにおむつを使用する。
5 外出前の高齢者には,水分摂取を控えさせる。
【問題146の解答】3
1 高齢者の排泄介助は,介護業務のスケジュールに合わせて時間を決め,定期的に実施する。
2 頸(けい)髄椎損傷者の排尿では,自然排尿を促すように介助する。
3 重症心身障害児の排泄介助は,習慣化させることを念頭に行う。
4 高齢者で失禁が見られたら,すぐにおむつを使用する。
5 外出前の高齢者には,水分摂取を控えさせる。
【問題146の解答】3
問題147
高齢者の自立支援に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 生活活動を拡大させると,精神面には影響ないが身体機能は向上する。
2 福祉用具の主たる目的は,介護者の負担を軽減することである。
3 転倒の危険性がある高齢者には,早期に車いすの利用を勧める。
4 足腰の筋力が低下しつつある高齢者には,座って行うレクリエーションを提供する。
5 室内に閉じこもりがちな高齢者には,外部との交流を高めるよう支援する。
【問題147の解答】5
1 生活活動を拡大させると,精神面には影響ないが身体機能は向上する。
2 福祉用具の主たる目的は,介護者の負担を軽減することである。
3 転倒の危険性がある高齢者には,早期に車いすの利用を勧める。
4 足腰の筋力が低下しつつある高齢者には,座って行うレクリエーションを提供する。
5 室内に閉じこもりがちな高齢者には,外部との交流を高めるよう支援する。
【問題147の解答】5
問題148
てんかん発作を起こした場合の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 仰臥(が)位にし,あごを押さえて舌を噛まないようにする。
2 口腔内に食塊や異物がないかを確かめる。
3 名前を呼びかけ肩を揺すって,意識の覚醒(せい)を促す。
4 身体が痙攣(けいれん)していれば,その部位を押さえて痙攣を止める。
5 すぐに抗てんかん薬を飲ませる。
【問題148の解答】2
1 仰臥(が)位にし,あごを押さえて舌を噛まないようにする。
2 口腔内に食塊や異物がないかを確かめる。
3 名前を呼びかけ肩を揺すって,意識の覚醒(せい)を促す。
4 身体が痙攣(けいれん)していれば,その部位を押さえて痙攣を止める。
5 すぐに抗てんかん薬を飲ませる。
【問題148の解答】2
問題149
高齢者とのコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 誤った内容や言葉の一部を反復しながら聞く。
2 話を言葉どおりに受け取ると,相手の真の気持ちが分かる。
3 言葉に詰まったときは,すぐに援助者が話を継続する。
4 聞き手が反応せず黙っていると,高齢者は話しやすい。
5 話した内容に関連した質問をすると,高齢者に不安感を与える。
【問題149の解答】1
1 誤った内容や言葉の一部を反復しながら聞く。
2 話を言葉どおりに受け取ると,相手の真の気持ちが分かる。
3 言葉に詰まったときは,すぐに援助者が話を継続する。
4 聞き手が反応せず黙っていると,高齢者は話しやすい。
5 話した内容に関連した質問をすると,高齢者に不安感を与える。
【問題149の解答】1
問題150
介護記録に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 介護記録は,病状の変化を中心にする。
2 家族の要望や意見は,介護従事者で協議し,合意したものを書く。
3 援助の裏付けや根拠について,誰にでも分かるように書く。
4 利用者や家族に心配させないように,専門用語で書く。
5 介護従事者の主観や介入については,記録しないようにする。
【問題150の解答】3
1 介護記録は,病状の変化を中心にする。
2 家族の要望や意見は,介護従事者で協議し,合意したものを書く。
3 援助の裏付けや根拠について,誰にでも分かるように書く。
4 利用者や家族に心配させないように,専門用語で書く。
5 介護従事者の主観や介入については,記録しないようにする。
【問題150の解答】3