平成20年度(第21回)社会福祉士国家試験 問題文
【専門科目】社会福祉援助技術(事例)・18問
・合否の判定や設問内容についてのお問い合わせには応じかねますのでご了承願います。
|社会福祉原論(10問) |社会保障論(10問) |公的扶助論(10問) |地域福祉論(10問) |心理学(10問) |社会学(10問) |法学(10問) |医学一般(10問) |老人福祉論(10問) |障害者福祉論(10問) |児童福祉論(10問) |社会福祉援助技術(12問) |介護概論(10問) |
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事例問題1
次の事例を読んで,問題123から問題125までについて答えなさい。
〔事 例〕
Pさん(54歳、女性)は,大企業の社員食堂の栄養士として働いてきた。健康診断で見つかった乳がんの治療で入院し,手術で片方の乳房を切除した。術後の後遺症で患部側の腕に浮腫(しゅ)が生じて腕の上げ下げが不自由になっており,日常生活に強い不安を感じている。
Pさんは独身で一人暮らしである。今後の日常生活や職場復帰に支援が必要だと考えた主治医は,院内のソーシャルワーカー(27歳、女性、以下「ワーカー」という。)に援助を依頼してきた。
ワーカーは,病棟にPさんを訪ねた。Pさんは,ワーカーの自己紹介や医師からの依頼経緯についての説明に笑顔でうなずき,「今までだって何でも一人でやってきたのだから,これからも大丈夫です」と答えた(質問123)。
ワーカーは,依頼された課題に関する話題を避けようとするPさんの気配を察して,当たり障りのない話から始めた。しばらくして,Pさんが「ワーカーさんはいくつですか。相談したいことがないわけじゃないけど,あなたにそれを話すのがいいのかどうか・・・」と言って目をそらした(問題124)。
その後,ワーカーが数回目に病室を訪ねた際,Pさんは自分の身の上について話し始めた。それによると,Pさんは一人っ子で,幼少時に相次いで両親を病気で亡くしたため,叔父夫婦に引き取られ,専門学校まで出してもらった。そして,卒業すると今の勤め先に就職し,それ以来ずっと一人暮らしでやってきたという。人一倍勉強し,働く人の健康には昼ご飯一食でも大切だと思って,妥協せずにおいしく栄養のバランスのいいメニューを考え続けてきたという。Pさんは,「私は誇れる仕事をしてきたつもり。定年まで頑張りたいの。でも,今までのようにはできないのだから辞めるしかないわよね」と涙ぐんだ(問題125)。
次の事例を読んで,問題123から問題125までについて答えなさい。
〔事 例〕
Pさん(54歳、女性)は,大企業の社員食堂の栄養士として働いてきた。健康診断で見つかった乳がんの治療で入院し,手術で片方の乳房を切除した。術後の後遺症で患部側の腕に浮腫(しゅ)が生じて腕の上げ下げが不自由になっており,日常生活に強い不安を感じている。
Pさんは独身で一人暮らしである。今後の日常生活や職場復帰に支援が必要だと考えた主治医は,院内のソーシャルワーカー(27歳、女性、以下「ワーカー」という。)に援助を依頼してきた。
ワーカーは,病棟にPさんを訪ねた。Pさんは,ワーカーの自己紹介や医師からの依頼経緯についての説明に笑顔でうなずき,「今までだって何でも一人でやってきたのだから,これからも大丈夫です」と答えた(質問123)。
ワーカーは,依頼された課題に関する話題を避けようとするPさんの気配を察して,当たり障りのない話から始めた。しばらくして,Pさんが「ワーカーさんはいくつですか。相談したいことがないわけじゃないけど,あなたにそれを話すのがいいのかどうか・・・」と言って目をそらした(問題124)。
その後,ワーカーが数回目に病室を訪ねた際,Pさんは自分の身の上について話し始めた。それによると,Pさんは一人っ子で,幼少時に相次いで両親を病気で亡くしたため,叔父夫婦に引き取られ,専門学校まで出してもらった。そして,卒業すると今の勤め先に就職し,それ以来ずっと一人暮らしでやってきたという。人一倍勉強し,働く人の健康には昼ご飯一食でも大切だと思って,妥協せずにおいしく栄養のバランスのいいメニューを考え続けてきたという。Pさんは,「私は誇れる仕事をしてきたつもり。定年まで頑張りたいの。でも,今までのようにはできないのだから辞めるしかないわよね」と涙ぐんだ(問題125)。
問題123
この時点におけるワーカーの応答に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 健康には自信がおありだったのですね。
2 ずっとさみしかったのですね。
3 お一人で頑張ってこられたのですね。
4 最初は皆さん、大丈夫だとおっしゃいます。
5 大丈夫とおっしゃる根拠は何でしょう。
【問題123の解答】3
1 健康には自信がおありだったのですね。
2 ずっとさみしかったのですね。
3 お一人で頑張ってこられたのですね。
4 最初は皆さん、大丈夫だとおっしゃいます。
5 大丈夫とおっしゃる根拠は何でしょう。
【問題123の解答】3
問題124
この場面におけるワーカーの応答に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 私では無理だとおっしゃりたいのですね。
2 心配いりませんよ。きっと大丈夫です。
3 ワーカーとしての能力は年齢には関係ないものです。
4 お話されることに躊躇(ちゅうちょ)がおありなんですね。
5 私は専門家なのですからお任せください。
【問題124の解答】4
1 私では無理だとおっしゃりたいのですね。
2 心配いりませんよ。きっと大丈夫です。
3 ワーカーとしての能力は年齢には関係ないものです。
4 お話されることに躊躇(ちゅうちょ)がおありなんですね。
5 私は専門家なのですからお任せください。
【問題124の解答】4
問題125
この場面におけるワーカーの対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 Pさんの「辞めるしかないわよね」という発言に賛意を示す。
2 Pさんが涙ぐんだので話題を変える。
3 Pさんができそうな別の仕事を紹介する。
4 Pさんの肯定的な感情と否定的な感情の両方に着目する。
5 Pさんのこれまでの仕事内容について,さらに掘り下げて聞く。
【問題125の解答】4
1 Pさんの「辞めるしかないわよね」という発言に賛意を示す。
2 Pさんが涙ぐんだので話題を変える。
3 Pさんができそうな別の仕事を紹介する。
4 Pさんの肯定的な感情と否定的な感情の両方に着目する。
5 Pさんのこれまでの仕事内容について,さらに掘り下げて聞く。
【問題125の解答】4
事例問題2
次の事例を読んで,問題126から問題128までについて答えなさい。
〔事 例〕
地域包括支援センターの社会福祉士(以下,「ワーカー」という。)は,民生委員から,近くに住む高齢者(以下,「Qさん」という。)のことで相談を受けた。Qさんは一人暮らしの女性で,認知症が疑われる言動が見られるようになり,最近Qさん宅で軽いボヤ騒ぎがあったとのことであった。数日後,ワーカーは,Qさん宅に民生委員と同行訪問した(問題126)。
訪問時に得られた情報及びQさんから承諾をとった上で周囲の関係者から得た情報を総合すると,次のようなことが分かった。Qさんは73歳で,約20年前に夫を亡くし,それ以来今のアパートで暮らしてきた。歳の離れた妹が隣県におり,年に数回の行き来がある。年金とこれまでの預貯金を生活費にあてている。社交的な性格もあって人付き合いは広い。地域の福祉活動にも積極的に参加し,特に地元での喫茶ボランティアの活動では長く中心的なメンバーであった。この活動は今でも続けている。自立した日常生活は維持できているものの,約半年前から,アパート住人や家主,ボランティア仲間等から,Qさんの生活ぶりが気になるという声が民生委員に寄せられるようになった。具体的には,期日までに家賃を納めないことがある,決められた日にゴミが出せない,同じ内容の電話をかけてくる,近くのコンビニで同じ日に同じ物を買いに来るといったことである。また,喫茶ボランティアの活動では,時間に遅れて来ることがあったり,表情もさえないことが多いということであった(問題127)。
ワーカーは,Qさんを地域で支えていくための意図的な働き掛けが必要と感じ,Qさんと確認した上で,普段からQさんとかかわりのあるアパートの住人,家主,喫茶ボランティアの仲間等と個別に話をする機会をつくった。その際,日ごろQさんへの気遣いや支援に関して謝意を伝え,民生委員とともに地域包括支援センターとしてもいつでも支援が可能であることを伝えた(問題128)。
次の事例を読んで,問題126から問題128までについて答えなさい。
〔事 例〕
地域包括支援センターの社会福祉士(以下,「ワーカー」という。)は,民生委員から,近くに住む高齢者(以下,「Qさん」という。)のことで相談を受けた。Qさんは一人暮らしの女性で,認知症が疑われる言動が見られるようになり,最近Qさん宅で軽いボヤ騒ぎがあったとのことであった。数日後,ワーカーは,Qさん宅に民生委員と同行訪問した(問題126)。
訪問時に得られた情報及びQさんから承諾をとった上で周囲の関係者から得た情報を総合すると,次のようなことが分かった。Qさんは73歳で,約20年前に夫を亡くし,それ以来今のアパートで暮らしてきた。歳の離れた妹が隣県におり,年に数回の行き来がある。年金とこれまでの預貯金を生活費にあてている。社交的な性格もあって人付き合いは広い。地域の福祉活動にも積極的に参加し,特に地元での喫茶ボランティアの活動では長く中心的なメンバーであった。この活動は今でも続けている。自立した日常生活は維持できているものの,約半年前から,アパート住人や家主,ボランティア仲間等から,Qさんの生活ぶりが気になるという声が民生委員に寄せられるようになった。具体的には,期日までに家賃を納めないことがある,決められた日にゴミが出せない,同じ内容の電話をかけてくる,近くのコンビニで同じ日に同じ物を買いに来るといったことである。また,喫茶ボランティアの活動では,時間に遅れて来ることがあったり,表情もさえないことが多いということであった(問題127)。
ワーカーは,Qさんを地域で支えていくための意図的な働き掛けが必要と感じ,Qさんと確認した上で,普段からQさんとかかわりのあるアパートの住人,家主,喫茶ボランティアの仲間等と個別に話をする機会をつくった。その際,日ごろQさんへの気遣いや支援に関して謝意を伝え,民生委員とともに地域包括支援センターとしてもいつでも支援が可能であることを伝えた(問題128)。
問題126
同行訪問時のワーカーの働き掛けに関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 日常生活自立支援事業の利用を勧める。
2 地域の人たちがとても困っているということを伝える。
3 Qさんに認知症の疑いがあることを伝える。
4 まず,なぜこうして訪問することになったのかについて説明する。
5 今後は,民生委員がQさんの生活状態を把握し,介入していくことの理解を求める。
【問題126の解答】4
1 日常生活自立支援事業の利用を勧める。
2 地域の人たちがとても困っているということを伝える。
3 Qさんに認知症の疑いがあることを伝える。
4 まず,なぜこうして訪問することになったのかについて説明する。
5 今後は,民生委員がQさんの生活状態を把握し,介入していくことの理解を求める。
【問題126の解答】4
問題127
この時点での当面の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 コンビニの店員にQさんの状況を伝え,買い過ぎの場合には注意してもらう。
2 医療機関につなぎ,早急に認知症の検査を受けられるようにする。
3 グループホームに入居するための手続を取る。
4 喫茶ボランティアの活動を自粛するようにQさんに伝える。
5 Qさん自身が今の状況についてどのように認識しているのかを把握する。
【問題127の解答】5
1 コンビニの店員にQさんの状況を伝え,買い過ぎの場合には注意してもらう。
2 医療機関につなぎ,早急に認知症の検査を受けられるようにする。
3 グループホームに入居するための手続を取る。
4 喫茶ボランティアの活動を自粛するようにQさんに伝える。
5 Qさん自身が今の状況についてどのように認識しているのかを把握する。
【問題127の解答】5
問題128
この時点でワーカーが意図すべきことに関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 ワーカーが専門的にサポートする姿勢を見せる。
2 Qさんの変化を早期に把握できるようにする。
3 近隣住民に自分たちの地域について考えてもらう。
4 Qさんの地域での生活が既に限界にきていることを,関係者に気付いてもらう。
5 近隣住民による支援ネットワークづくりを推進する。
【問題128の解答】4
1 ワーカーが専門的にサポートする姿勢を見せる。
2 Qさんの変化を早期に把握できるようにする。
3 近隣住民に自分たちの地域について考えてもらう。
4 Qさんの地域での生活が既に限界にきていることを,関係者に気付いてもらう。
5 近隣住民による支援ネットワークづくりを推進する。
【問題128の解答】4
事例問題3
次の事例を読んで,問題129から問題131までについて答えなさい。
〔事 例〕
Rさん(入所時23歳)は軽度の知的障害がある女性である。S子(入所時3歳)と母子生活支援施設に入所している。Rさんは掃除や洗濯はある程度できるが,料理が苦手で,また買い物や金銭の管理は困難である。入所前は,料理や買い物は夫が担っていた。また,Rさんには育児が難しく,S子の世話は主に夫が行っていた。夫はギャンブルで多額の借金を作り,その後失踪(そう)した。借金の一部は,Rさん名義になっていた。日常の生活にも困り,家賃を滞納し,家の退去を余儀なくされたRさんは,福祉事務所に相談に行き,緊急一時保護を経て母子生活支援施設に入所した。入所時,Rさんは大変不安そうで,言葉少なだった。母子指導員(以下,「ワーカー」という。)は,入所面接において,Rさんと共に当面の課題について整理した(問題129)。
入所時の課題は,支援の中で少しずつ解決されていった。生活保護を受給し,母子は徐々に落ち着いて生活できるようになった。ワーカーは母子の安定した生活を目標に支援し,入所後3か月が経過した時点で自立支援計画を立てた(問題130)。
自立支援計画に沿って母子への支援が展開され,1年後,自立支援計画の再策定の時期に,夫と連絡が取れ離婚が成立した。S子は発育の遅れも見られず,元気に保育所に通うようになった。支援の効果が見られ,Rさん母子の生活は安定するようになった。
入所から2年が過ぎたころ,Rさんは「仕事がしたい」と話すようになった。Rさんには養護学校高等部(当時)卒業後,電気部品組立工場での就労経験があった。そこで,ワーカーは近くの工場での就労に向けた支援を行い,パートタイマーとして就職することができた。この間,家事と育児にも懸命に取り組み,入所後約3年たったころには地域での生活が現実的なものになってきた。ワーカーは,S子の小学校入学の時期をめどに退所に向けた支援を行うことにした(問題131)。
次の事例を読んで,問題129から問題131までについて答えなさい。
〔事 例〕
Rさん(入所時23歳)は軽度の知的障害がある女性である。S子(入所時3歳)と母子生活支援施設に入所している。Rさんは掃除や洗濯はある程度できるが,料理が苦手で,また買い物や金銭の管理は困難である。入所前は,料理や買い物は夫が担っていた。また,Rさんには育児が難しく,S子の世話は主に夫が行っていた。夫はギャンブルで多額の借金を作り,その後失踪(そう)した。借金の一部は,Rさん名義になっていた。日常の生活にも困り,家賃を滞納し,家の退去を余儀なくされたRさんは,福祉事務所に相談に行き,緊急一時保護を経て母子生活支援施設に入所した。入所時,Rさんは大変不安そうで,言葉少なだった。母子指導員(以下,「ワーカー」という。)は,入所面接において,Rさんと共に当面の課題について整理した(問題129)。
入所時の課題は,支援の中で少しずつ解決されていった。生活保護を受給し,母子は徐々に落ち着いて生活できるようになった。ワーカーは母子の安定した生活を目標に支援し,入所後3か月が経過した時点で自立支援計画を立てた(問題130)。
自立支援計画に沿って母子への支援が展開され,1年後,自立支援計画の再策定の時期に,夫と連絡が取れ離婚が成立した。S子は発育の遅れも見られず,元気に保育所に通うようになった。支援の効果が見られ,Rさん母子の生活は安定するようになった。
入所から2年が過ぎたころ,Rさんは「仕事がしたい」と話すようになった。Rさんには養護学校高等部(当時)卒業後,電気部品組立工場での就労経験があった。そこで,ワーカーは近くの工場での就労に向けた支援を行い,パートタイマーとして就職することができた。この間,家事と育児にも懸命に取り組み,入所後約3年たったころには地域での生活が現実的なものになってきた。ワーカーは,S子の小学校入学の時期をめどに退所に向けた支援を行うことにした(問題131)。
問題129
この場面での当面の課題に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 生活の急変に伴うRさんの不安を解消すること。
2 借金の返済を開始できるようにすること。
3 夫を探し,再び共に住めるようにすること。
4 Rさんがこのような問題を抱えてしまった経緯と理由について解説し,どのようにすればよかったか分かってもらうようにすること。
5 Rさんの問題解決能力を高める治療的なプログラムへの参加を勧めること。
【問題129の解答】1
1 生活の急変に伴うRさんの不安を解消すること。
2 借金の返済を開始できるようにすること。
3 夫を探し,再び共に住めるようにすること。
4 Rさんがこのような問題を抱えてしまった経緯と理由について解説し,どのようにすればよかったか分かってもらうようにすること。
5 Rさんの問題解決能力を高める治療的なプログラムへの参加を勧めること。
【問題129の解答】1
問題130
この場面での自立支援計画に反映させる内容に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 Rさんのストレスにならないように他の利用者とのかかわりを制限する。
2 Rさんの代わりに施設の保育士がS子の養育を行う。
3 使ったお金についてワーカーがサポートしながらRさんに金銭出納帳をつけてもらい,金銭の管理について話し合う。
4 地域で開催している料理教室のリストを渡し,料理教室へ通うよう指示する。
5 民生委員に指示して,サポートネットワークを形成する。
【問題130の解答】3
1 Rさんのストレスにならないように他の利用者とのかかわりを制限する。
2 Rさんの代わりに施設の保育士がS子の養育を行う。
3 使ったお金についてワーカーがサポートしながらRさんに金銭出納帳をつけてもらい,金銭の管理について話し合う。
4 地域で開催している料理教室のリストを渡し,料理教室へ通うよう指示する。
5 民生委員に指示して,サポートネットワークを形成する。
【問題130の解答】3
問題131
退所に向けた支援に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 日常生活自立支援事業の利用を検討する。
2 Rさん,ワーカー,地域の関係機関の担当者によるカンファレンスを開き,退所後の生活について話し合う。
3 通勤やS子の通学,生活環境等を踏まえ、入居可能な住宅を確保する。
4 退所後も施設では,相談その他の援助を行うことができることをRさんに伝える。
5 Rさん母子の生活に備え,近所の人にRさん母子の生い立ちや施設入所のいきさつなどを説明する。
【問題131の解答】5
1 日常生活自立支援事業の利用を検討する。
2 Rさん,ワーカー,地域の関係機関の担当者によるカンファレンスを開き,退所後の生活について話し合う。
3 通勤やS子の通学,生活環境等を踏まえ、入居可能な住宅を確保する。
4 退所後も施設では,相談その他の援助を行うことができることをRさんに伝える。
5 Rさん母子の生活に備え,近所の人にRさん母子の生い立ちや施設入所のいきさつなどを説明する。
【問題131の解答】5
事例問題4
次の事例を読んで,問題132から問題134までについて答えなさい。
〔事 例〕
児童養護施設の家庭支援専門相談員(以下,「ワーカー」という。)は,T君(12歳)の父親(40歳)のもとへの年末年始の帰宅を前に,父子に対する支援について検討していた。
父親はアルコール依存症で仕事に就けず,生活保護を受給しながら生活している。
母親は,T君が4歳のときに家出しており,それ以来音信が途絶えている。父親は下肢に障害があり,家事等が困難である。そのため,養育困難を理由に,T君は5歳の時に施設に入所した。父親は,時折酒を飲んで大声を出したりすることもあり,近隣から疎(うと)んじられている。また,父親は,自らの親とも折り合いが悪く,関係を絶っている状態である。その結果,父親は周囲から孤立感を感じているようである。
施設生活において,T君は,同年代の子どもと遊んだり,職員ともよく話をしていた。これまでは帰宅の際に特に嫌がるようなことは見られなかった。しかし,今回の帰宅の話が出始めたころから職員と話をするのを避けるようになり,一人でいる場面が多くなった。
気になったワーカーが,「最近,元気がないけど,どうしたの」とT君に尋ねると,「別に何もない…」とぶっきらぼうに答えた(問題132)。
翌日,父親からT君に電話がかかってきた際,ワーカーが促してもT君は電話に出たくないと最後まで言い張った。その後に,ワーカーが声をかけると,T君は「最近,あいつ(父親),うっとうしいんだよ」と言った。さらに,その言葉をうけたワーカーとのやりとりの中で,「なんで俺はここにいなきゃいけないんだよ」と強い口調で訴えた(問題133)。
これまでの状況を踏まえ,ワーカーは,T君と父親への今後の援助計画の立案を行った(問題134)。
次の事例を読んで,問題132から問題134までについて答えなさい。
〔事 例〕
児童養護施設の家庭支援専門相談員(以下,「ワーカー」という。)は,T君(12歳)の父親(40歳)のもとへの年末年始の帰宅を前に,父子に対する支援について検討していた。
父親はアルコール依存症で仕事に就けず,生活保護を受給しながら生活している。
母親は,T君が4歳のときに家出しており,それ以来音信が途絶えている。父親は下肢に障害があり,家事等が困難である。そのため,養育困難を理由に,T君は5歳の時に施設に入所した。父親は,時折酒を飲んで大声を出したりすることもあり,近隣から疎(うと)んじられている。また,父親は,自らの親とも折り合いが悪く,関係を絶っている状態である。その結果,父親は周囲から孤立感を感じているようである。
施設生活において,T君は,同年代の子どもと遊んだり,職員ともよく話をしていた。これまでは帰宅の際に特に嫌がるようなことは見られなかった。しかし,今回の帰宅の話が出始めたころから職員と話をするのを避けるようになり,一人でいる場面が多くなった。
気になったワーカーが,「最近,元気がないけど,どうしたの」とT君に尋ねると,「別に何もない…」とぶっきらぼうに答えた(問題132)。
翌日,父親からT君に電話がかかってきた際,ワーカーが促してもT君は電話に出たくないと最後まで言い張った。その後に,ワーカーが声をかけると,T君は「最近,あいつ(父親),うっとうしいんだよ」と言った。さらに,その言葉をうけたワーカーとのやりとりの中で,「なんで俺はここにいなきゃいけないんだよ」と強い口調で訴えた(問題133)。
これまでの状況を踏まえ,ワーカーは,T君と父親への今後の援助計画の立案を行った(問題134)。
問題132
この場面におけるワーカーの応答に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 そういう態度はないな。
2 今は話したくないんだね。
3 家に帰ることを気にするな。
4 くよくよするな。
5 今までそんなことなかったじゃない。
【問題132の解答】2
1 そういう態度はないな。
2 今は話したくないんだね。
3 家に帰ることを気にするな。
4 くよくよするな。
5 今までそんなことなかったじゃない。
【問題132の解答】2
問題133
この時点におけるワーカーの対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 T君の気持ちに寄り添い,感情表出を促す。
2 T君に父親の置かれている状況を説明し,内省を促す。
3 父親に連絡を取り,T君の言葉をそのまま伝える。
4 施設にいる理由が分かっていないようなので,このまま施設で生活するようT君に言い聞かせる。
5 職員会議での事例検討会にて,T君が施設の扱いに不満があり退所したがっていると報告する。
【問題133の解答】1
1 T君の気持ちに寄り添い,感情表出を促す。
2 T君に父親の置かれている状況を説明し,内省を促す。
3 父親に連絡を取り,T君の言葉をそのまま伝える。
4 施設にいる理由が分かっていないようなので,このまま施設で生活するようT君に言い聞かせる。
5 職員会議での事例検討会にて,T君が施設の扱いに不満があり退所したがっていると報告する。
【問題133の解答】1
問題134
今後の父子への援助計画の内容に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A T君の情緒的な安定を図るための面接を行う。
B 父親の孤立感に共感し,支援関係の構築を図る。
C 父子関係の再構築に向けた支援を図る。
D 家庭引き取りに向けた話し合いを始める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × × × ○
【問題134の解答】1
A T君の情緒的な安定を図るための面接を行う。
B 父親の孤立感に共感し,支援関係の構築を図る。
C 父子関係の再構築に向けた支援を図る。
D 家庭引き取りに向けた話し合いを始める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × × × ○
【問題134の解答】1
事例問題5
次の事例を読んで,問題135から問題137までについて答えなさい。
〔事 例〕
Uさん(50歳,男性)は交通事故による脳挫傷後遺症で重度の片麻痺がある。Uさんの目標は職場復帰であった。娘や息子の協力を得て,自宅でリハビリテーションに努めてきたが,職場の受入れは難航し退職となった。在宅生活は1年を経緯したが,家での飲酒の機会が増え,ふさぎ込むことが多くなった。
家族は何とかUさんに立ち直ってほしいと思っていた。夫の状態を見て不安になったUさんの妻は,地域の相談支援事業所の相談支援専門員(以下,「ワーカー」という。)を訪ね,そのことを相談した(問題135)。
後日,ワーカーはUさん宅を訪問した。訪問当初,ワーカーの声かけに反応が少なかったUさんだが,何度かの面接を経て,妻と外出する機会も徐々に増えていった。ある日,妻はワーカーにUさんが通えるような場所がないかと相談した。そこでワーカーは,地域にある障害者のサポートグループが運営する喫茶サロンを紹介した。ワーカーが一度見学に行くことを勧めたところ,本人は渋々同意した。そこでワーカーは,Uさん夫婦と一緒に見学することにした。
喫茶サロンの見学中,そこに通っているメンバーから「結構楽しいところだよ。あんたも来てみないか」と声をかけられた。それに対してうなずいたUさんだったが,帰り道ではため息をつきながら,「気が進まないんだよな・・・」と暗い表情をしていた(問題136)。
数日後の午前中,ワーカーがUさんの自宅を再度訪問したところ,Uさんはまだ布団の中にいた。ワーカーが喫茶サロンの感想を尋ねると,布団の中から「そうだなあ・・・。グチグチ言ってきたけど,俺も頑張らないとなあ」と小さな声で答えた。これに対してワーカーが,「これからのこと,ゆっくり考えていきましょう」と言うと,Uさんは軽くうなずいた。訪問時の最後に,次回は相談支援事業所で会う約束をした(問題137)。
次の事例を読んで,問題135から問題137までについて答えなさい。
〔事 例〕
Uさん(50歳,男性)は交通事故による脳挫傷後遺症で重度の片麻痺がある。Uさんの目標は職場復帰であった。娘や息子の協力を得て,自宅でリハビリテーションに努めてきたが,職場の受入れは難航し退職となった。在宅生活は1年を経緯したが,家での飲酒の機会が増え,ふさぎ込むことが多くなった。
家族は何とかUさんに立ち直ってほしいと思っていた。夫の状態を見て不安になったUさんの妻は,地域の相談支援事業所の相談支援専門員(以下,「ワーカー」という。)を訪ね,そのことを相談した(問題135)。
後日,ワーカーはUさん宅を訪問した。訪問当初,ワーカーの声かけに反応が少なかったUさんだが,何度かの面接を経て,妻と外出する機会も徐々に増えていった。ある日,妻はワーカーにUさんが通えるような場所がないかと相談した。そこでワーカーは,地域にある障害者のサポートグループが運営する喫茶サロンを紹介した。ワーカーが一度見学に行くことを勧めたところ,本人は渋々同意した。そこでワーカーは,Uさん夫婦と一緒に見学することにした。
喫茶サロンの見学中,そこに通っているメンバーから「結構楽しいところだよ。あんたも来てみないか」と声をかけられた。それに対してうなずいたUさんだったが,帰り道ではため息をつきながら,「気が進まないんだよな・・・」と暗い表情をしていた(問題136)。
数日後の午前中,ワーカーがUさんの自宅を再度訪問したところ,Uさんはまだ布団の中にいた。ワーカーが喫茶サロンの感想を尋ねると,布団の中から「そうだなあ・・・。グチグチ言ってきたけど,俺も頑張らないとなあ」と小さな声で答えた。これに対してワーカーが,「これからのこと,ゆっくり考えていきましょう」と言うと,Uさんは軽くうなずいた。訪問時の最後に,次回は相談支援事業所で会う約束をした(問題137)。
問題135
この時点でのワーカーの対応に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 来談者である妻の不安にまず焦点を当てる。
2 家族診断をして病理性を伝える。
3 Uさんと家族の抱える課題の緊急度を把握する。
4 妻が安心して相談できる面接環境や雰囲気を作る。
5 話される内容などについての秘密を守ることをしっかり伝える。
【問題135の解答】2
1 来談者である妻の不安にまず焦点を当てる。
2 家族診断をして病理性を伝える。
3 Uさんと家族の抱える課題の緊急度を把握する。
4 妻が安心して相談できる面接環境や雰囲気を作る。
5 話される内容などについての秘密を守ることをしっかり伝える。
【問題135の解答】2
問題136
この時点におけるワーカーの対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 サロンに行くことがUさんのためになることを説明し,参加を促す。
2 Uさんの気持ちを理解し,共感を示す。
3 妻がどれほど心配しているのかを代弁し,頑張るように励ます。
4 話題を変えて,心地よい雰囲気作りをする。
5 サロンのメンバーたちに,Uさんの参加を促すための強い働き掛けを要請する。
【問題136の解答】2
1 サロンに行くことがUさんのためになることを説明し,参加を促す。
2 Uさんの気持ちを理解し,共感を示す。
3 妻がどれほど心配しているのかを代弁し,頑張るように励ます。
4 話題を変えて,心地よい雰囲気作りをする。
5 サロンのメンバーたちに,Uさんの参加を促すための強い働き掛けを要請する。
【問題136の解答】2
問題137
次回の面接におけるワーカーの対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 障害受容の過程に即した心理的サポートを行う。
2 Uさんの問題の原因は家族の側にあることを理解できるように促す。
3 妻と支援計画を立て,Uさんがそれを実行するように促す。
4 「頑張らないとなあ」という言葉に着目し,就労支援機関につなげる。
5 相談支援事業所の説明とともに,Uさんにピア・カウンセリングのプログラムに参加する手続が済んでいることを伝える。
【問題137の解答】1
1 障害受容の過程に即した心理的サポートを行う。
2 Uさんの問題の原因は家族の側にあることを理解できるように促す。
3 妻と支援計画を立て,Uさんがそれを実行するように促す。
4 「頑張らないとなあ」という言葉に着目し,就労支援機関につなげる。
5 相談支援事業所の説明とともに,Uさんにピア・カウンセリングのプログラムに参加する手続が済んでいることを伝える。
【問題137の解答】1
事例問題6
次の事例を読んで,問題138から問題140までについて答えなさい。
〔事 例〕
病院に勤める男性の新人ソーシャルワーカー(以下,「ワーカー」という。)は、上司(以下,スーパーバイザー」という。)から交通事故で入院しているVさん(26歳,男性)のケースでスーパービジョンを受けることになった。Vさんは,大きなバイク事故により,救急車でこの病院に搬送されてきた。足に障害が残る見込みであることが医師からVさんに伝えられている。
スーパービジョンの場面で,これまでの援助過程について説明を受けたスーパーバイザーは,ワーカーに一番気になっていることを尋ねた。すると,ワーカーは,当初,同年代であるVさんが病室での居心地の悪さや治療後の生活のことまであらゆる相談をしてくるたびに,細かく対応してきたこと,さらに,こうした対応によってVさんとよい援助関係を築くことできたと思っていたと話した。けれども医師が,リハビリテーション病院への転院を勧めると,Vさんは人が変わったように,「自分はまだ治っていない」と転院を強く拒否した。また,「手術は本当に成功したのか」と病院や医師への不満を言い,ワーカーに対しても不信感を露(あら)わにし始めた。ワーカーは,以上のことを一気に話した(問題138)。
更に続けて,ワーカーは,「最近もVさんと面接しようと病室を訪ねたのですが,『あなたとはもう話したくない』と拒否されてしまいました。何とかしなければと思っているのですが,どうすればよいのか・・・」と小さな声で話した(問題139)。
その後,しばらくやりとりした後,スーパーバイザーは,「Vさんがあなたによく相談したり,その一方で不信感を露わにしたりするのは,年齢の近いあなたに対してもっと自分のことを理解して欲しいと思っていたからかもしれませんね。このVさんの思いについてもう少し深く考察する必要がありそうですね。また,今回の転院をめぐる過程は,Vさん自身がこれからの生活を考える上でとても意味がありそうですね。この点を踏まえながら,今後のかかわり方を考えてみてはどうでしょう」と投げかけた(問題140)。
次の事例を読んで,問題138から問題140までについて答えなさい。
〔事 例〕
病院に勤める男性の新人ソーシャルワーカー(以下,「ワーカー」という。)は、上司(以下,スーパーバイザー」という。)から交通事故で入院しているVさん(26歳,男性)のケースでスーパービジョンを受けることになった。Vさんは,大きなバイク事故により,救急車でこの病院に搬送されてきた。足に障害が残る見込みであることが医師からVさんに伝えられている。
スーパービジョンの場面で,これまでの援助過程について説明を受けたスーパーバイザーは,ワーカーに一番気になっていることを尋ねた。すると,ワーカーは,当初,同年代であるVさんが病室での居心地の悪さや治療後の生活のことまであらゆる相談をしてくるたびに,細かく対応してきたこと,さらに,こうした対応によってVさんとよい援助関係を築くことできたと思っていたと話した。けれども医師が,リハビリテーション病院への転院を勧めると,Vさんは人が変わったように,「自分はまだ治っていない」と転院を強く拒否した。また,「手術は本当に成功したのか」と病院や医師への不満を言い,ワーカーに対しても不信感を露(あら)わにし始めた。ワーカーは,以上のことを一気に話した(問題138)。
更に続けて,ワーカーは,「最近もVさんと面接しようと病室を訪ねたのですが,『あなたとはもう話したくない』と拒否されてしまいました。何とかしなければと思っているのですが,どうすればよいのか・・・」と小さな声で話した(問題139)。
その後,しばらくやりとりした後,スーパーバイザーは,「Vさんがあなたによく相談したり,その一方で不信感を露わにしたりするのは,年齢の近いあなたに対してもっと自分のことを理解して欲しいと思っていたからかもしれませんね。このVさんの思いについてもう少し深く考察する必要がありそうですね。また,今回の転院をめぐる過程は,Vさん自身がこれからの生活を考える上でとても意味がありそうですね。この点を踏まえながら,今後のかかわり方を考えてみてはどうでしょう」と投げかけた(問題140)。
問題138
この場面でのスーパーバイザーの発言に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 Vさんはあなたに不信感を持っているようなので,他のワーカーと代わった方がいいでしょう。
2 転院はVさんだけの問題ではないので,家族から説得してもらうようにお願いしてみたらどうでしょう。
3 今まで一生懸命にVさんにかかわってきただけに,今回のことにショックだったでしょう。
4 Vさんの言動が変化した背景には,病院側の対応に問題があったのではないかと考えてみましょう。
5 あなたがVさんの言動に振り回され,望みどおりに何でも対応してきたことが原因でしょう。
【問題138の解答】3
1 Vさんはあなたに不信感を持っているようなので,他のワーカーと代わった方がいいでしょう。
2 転院はVさんだけの問題ではないので,家族から説得してもらうようにお願いしてみたらどうでしょう。
3 今まで一生懸命にVさんにかかわってきただけに,今回のことにショックだったでしょう。
4 Vさんの言動が変化した背景には,病院側の対応に問題があったのではないかと考えてみましょう。
5 あなたがVさんの言動に振り回され,望みどおりに何でも対応してきたことが原因でしょう。
【問題138の解答】3
【問題139の解答】
この場面でのスーパーバイザーの対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 本人の意向を尊重して,しばらく時間をおきましょう。
2 まだ経験が浅いので仕方ないですね。
3 心配しなくてもきっと面接することはできますよ。
4 どうしたらよいか行き詰まっているのですね。
5 専門職なのだから迷っている場合ではないはずです。
【問題139の解答】4
1 本人の意向を尊重して,しばらく時間をおきましょう。
2 まだ経験が浅いので仕方ないですね。
3 心配しなくてもきっと面接することはできますよ。
4 どうしたらよいか行き詰まっているのですね。
5 専門職なのだから迷っている場合ではないはずです。
【問題139の解答】4
【問題140の解答】
この場面でのスーパービジョンの内容に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 年齢が近いクライエントを支援するには,まだ未熟であることをワーカーに理解させようとしている。
2 転院について再調整することの必要性を理解させようとしている。
3 Vさんが同年代のワーカーに向けた態度を通して,事故や障害をめぐってVさんの内面で生起している感情をワーカーに理解させようとしている。
4 Vさんが病院や医師への不満を口にしたときに,ワーカーがもっとうまく対処すべきだったことを理解させようとしている。
5 ワーカーも人間である以上,様々な感情を抱くものなので,Vさんに対して率直にワーカー自身の感情をぶつけた方がよいことを理解させようとしている。
【問題140の解答】3
1 年齢が近いクライエントを支援するには,まだ未熟であることをワーカーに理解させようとしている。
2 転院について再調整することの必要性を理解させようとしている。
3 Vさんが同年代のワーカーに向けた態度を通して,事故や障害をめぐってVさんの内面で生起している感情をワーカーに理解させようとしている。
4 Vさんが病院や医師への不満を口にしたときに,ワーカーがもっとうまく対処すべきだったことを理解させようとしている。
5 ワーカーも人間である以上,様々な感情を抱くものなので,Vさんに対して率直にワーカー自身の感情をぶつけた方がよいことを理解させようとしている。
【問題140の解答】3