難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かすためのアイデアなどについてうかがいました。
第24回 木村誠さん
ワタミの介護株式会社 レストヴィラ中村橋 副ホーム長
木村さんが使った参考書など
『クエスチョン・バンク ケアマネ2012 ケアマネジャー(介護支援専門員)試験問題解説』
メディックメディア
メディックメディア
『ケアマネジャー試験過去問選択肢別パーフェクトガイド2012』
中央法規
中央法規
『2012年版うかるぞケアマネ 直前模試 (うかるぞシリーズ)』
週刊住宅新聞社
週刊住宅新聞社
ケアマネ試験直前対策講座(会社の福利厚生、介護保険と医療系科目1日ずつ計2日間)
『2012年版ケアマネジャー試験基本テキスト 合格への要点解説』
・・・・・・直前講座のテキストとして使用
『2012年版ケアマネジャー試験基本テキスト 合格への要点解説』
・・・・・・直前講座のテキストとして使用
木村さんの合格までの道のり
◎木村さんの考える必勝三か条
- ・日々の業務での疑問をそのままにしない
- ・勉強内容を、ご利用者様や業務に関連づけてカラーでイメージする
- ・介護保険分野は芋づる式にまとめる
なぜケアマネジャーになりたいと思ったのか
現在、レストヴィラ中村橋(有料老人ホーム)で副ホーム長として従事する木村誠さん。
なぜケアマネジャーになりたいと思ったのでしょうか。
「私は大学時代、教員免許を取得するため、教職課程を専攻していました。その教職課程の一環として、『介護体験』が義務づけられていたため、特別養護老人ホームに体験学習に行きました。そこで初めて「介護」という仕事を知り、私はあっと言う間に「介護」の魅力に引き込まれました。すぐに大学2年の終わりにホームヘルパー2級を取得しました。
しかし、ホームヘルパー2級の実習で訪れた老人ホームでは、悲しい現実が待っていました。そこでは完全に「スタッフ主体の介護」が繰り広げられており、お年寄り自身はないがしろになっていました。そして、そのような現場は決して少なくないという現実に憤りを覚えました。
「これは自分がやりたい仕事じゃない」と一瞬思いましたが、ここで逃げたら負けです。自分のやりたい、「ご本人中心のワクワクする介護」ができる環境を自分がつくればいいじゃないかと思い直しました。「大好きな介護の仕事を極めたい」というポジティブな気持ちと「本人不在で事業所本位の介護業界を変えたい」という怒りのような気持ちで介護業界に就職しました。
どちらにせよ、スキルアップが不可欠です。自分自身の成長のために、ケアマネジャーを取得しようと決意し、実務経験が5年に達したため、平成24年に受験しました。」
なぜケアマネジャーになりたいと思ったのでしょうか。
「私は大学時代、教員免許を取得するため、教職課程を専攻していました。その教職課程の一環として、『介護体験』が義務づけられていたため、特別養護老人ホームに体験学習に行きました。そこで初めて「介護」という仕事を知り、私はあっと言う間に「介護」の魅力に引き込まれました。すぐに大学2年の終わりにホームヘルパー2級を取得しました。
しかし、ホームヘルパー2級の実習で訪れた老人ホームでは、悲しい現実が待っていました。そこでは完全に「スタッフ主体の介護」が繰り広げられており、お年寄り自身はないがしろになっていました。そして、そのような現場は決して少なくないという現実に憤りを覚えました。
「これは自分がやりたい仕事じゃない」と一瞬思いましたが、ここで逃げたら負けです。自分のやりたい、「ご本人中心のワクワクする介護」ができる環境を自分がつくればいいじゃないかと思い直しました。「大好きな介護の仕事を極めたい」というポジティブな気持ちと「本人不在で事業所本位の介護業界を変えたい」という怒りのような気持ちで介護業界に就職しました。
どちらにせよ、スキルアップが不可欠です。自分自身の成長のために、ケアマネジャーを取得しようと決意し、実務経験が5年に達したため、平成24年に受験しました。」
苦手な分野を克服するために・・・
強い気持ちで受験にのぞまれた木村さんですが、受験勉強はどのように進められたのでしょうか。
「夏にテキストを購入したものの、全く勉強に手が回らず、しかも申し込んでいた対策講座が急遽中止になり、何もできずにどんどん時間が経ってしまいました。
9月に会社の福利厚生のケアマネ直前講座を受けてやっとエンジンがかかりました。介護保険分野が苦手だったことに気づき、自分なりにわかりやすくまとめてみることで、芋づる式に繋げて覚えました。あとは過去問を解いて答え合わせをし解説を見直して、の繰り返しをしました。
今回介護保険の改正もあったため、過去問は苦手な分野に絞り、模擬問題を3回分解きました。答え合わせをし、解説を読む際には、日々の業務やご入居者様に当てはめて、「あのことかな。」とカラーでイメージするように努めました。そうすることで勉強が日々の業務に直結し、スキルアップしていることが実感でき、楽しんで勉強できたと思います。また、勉強とは関係なく普段の業務で疑問に思ったことを、職場のケアマネやナースにどんどん聞いていたことが功を奏したと感じます。
今回の合格は、職場のみなさんのおかげだと本当に思います。」
「夏にテキストを購入したものの、全く勉強に手が回らず、しかも申し込んでいた対策講座が急遽中止になり、何もできずにどんどん時間が経ってしまいました。
9月に会社の福利厚生のケアマネ直前講座を受けてやっとエンジンがかかりました。介護保険分野が苦手だったことに気づき、自分なりにわかりやすくまとめてみることで、芋づる式に繋げて覚えました。あとは過去問を解いて答え合わせをし解説を見直して、の繰り返しをしました。
今回介護保険の改正もあったため、過去問は苦手な分野に絞り、模擬問題を3回分解きました。答え合わせをし、解説を読む際には、日々の業務やご入居者様に当てはめて、「あのことかな。」とカラーでイメージするように努めました。そうすることで勉強が日々の業務に直結し、スキルアップしていることが実感でき、楽しんで勉強できたと思います。また、勉強とは関係なく普段の業務で疑問に思ったことを、職場のケアマネやナースにどんどん聞いていたことが功を奏したと感じます。
今回の合格は、職場のみなさんのおかげだと本当に思います。」
合格後の実感
目標だったケアマネジャー試験に合格された木村さん。合格して心境の変化はありましたか?
「資格を取得するためには実務研修の受講が条件であるため、知識や視野を広げる機会を持て、介護に携わる者として、スキルアップしているという実感があります。」
「資格を取得するためには実務研修の受講が条件であるため、知識や視野を広げる機会を持て、介護に携わる者として、スキルアップしているという実感があります。」
これから受験する方に向けて
ご自身の経験から、これから受験する人にメッセージをお願いします。
「ケアマネジャーの受験勉強では、イメージしにくい内容が多くあります。日頃から、疑問に思ったことをそのままにせずに、職場にいるケアマネジャーやナースに聞いておくと、勉強する時にカラーでイメージできる項目が増えているハズです。イメージできる項目が増えていると勉強自体がグッと楽になります。
そのためにも、ご入居者様(利用者様)のこと、介護のことにいっぱい関心を持ち、仕事が好きになったらいいと思います。“好きこそ物の上手なれ”です。」
ご自身の仕事に誇りと愛情をもつ木村さん。今後もご自身の目標に向かって、さらにご活躍されますことでしょう。
「ケアマネジャーの受験勉強では、イメージしにくい内容が多くあります。日頃から、疑問に思ったことをそのままにせずに、職場にいるケアマネジャーやナースに聞いておくと、勉強する時にカラーでイメージできる項目が増えているハズです。イメージできる項目が増えていると勉強自体がグッと楽になります。
そのためにも、ご入居者様(利用者様)のこと、介護のことにいっぱい関心を持ち、仕事が好きになったらいいと思います。“好きこそ物の上手なれ”です。」
ご自身の仕事に誇りと愛情をもつ木村さん。今後もご自身の目標に向かって、さらにご活躍されますことでしょう。