難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かすためのアイデアなどについてうかがいました。
第12回 Kさん
在宅ヘルパー、デイサービス(生活相談員)
Kさんが使った参考書
基本テキスト
長寿社会開発センター
長寿社会開発センター
DVDケアマネージャー試験
中央法規出版
中央法規出版
ケアマネージャー試験過去問選択肢別パーフェクトガイド
中央法規出版
中央法規出版
ケアマネジャー試験 3step絶対合格ブック[保健医療サービス]
中央法規出版
中央法規出版
Kさんの合格までの道のり
負けん気とプロ意識から受験を決意
在宅ヘルパーとして経験を積み、平成20年には介護福祉士の資格を取得されたKさん。続けてケアマネジャー試験を受けようと思ったきっかけは何でしょうか。
「介護福祉士の試験合格後、在宅の利用者さんの担当ケアマネジャーに、支援内容について意見を求められた際、率直に言いすぎたのか、『ヘルパーのくせに…』といった態度をとられました。同じ目線に立って意見したいという負けん気と、よりよいケアをするために介護の現場を理解したうえでのケアプランが必要だと思い、受験を決めました。」
「介護福祉士の試験合格後、在宅の利用者さんの担当ケアマネジャーに、支援内容について意見を求められた際、率直に言いすぎたのか、『ヘルパーのくせに…』といった態度をとられました。同じ目線に立って意見したいという負けん気と、よりよいケアをするために介護の現場を理解したうえでのケアプランが必要だと思い、受験を決めました。」
基本テキストの改訂時期の勉強法
2009年(第12回)試験に向けての勉強は、基本テキストの改訂に重なる時期でもありました。新しい基本テキストの発行前・後の勉強は、それぞれどのように進めたのでしょうか。
「1年前に受験した友人は問題集を使わず、基本テキストの読み込みのみでほぼ満点合格したので、やはり基本テキストは重要なのだと感じていました。1月にけあサポの『今日の一問一答』(1日5題)が始まりましたが、その時点では五訂基本テキストが発売されておらず、問題集も基本テキストに沿ったものが欲しかったので、けあサポのみで7月までコツコツと毎日欠かさずに勉強。しかし問題と解答を覚えるくらいやりました。基本テキスト、問題集の購入後は、けあサポと併用し、残り3か月を有効に使えるよう、『今日はここまでやる』というノルマを自分で設定して気合いを入れました。私の場合は介護支援分野と保健医療サービス分野の受験だったのですが、どちらかに偏ることなく、両分野を同時進行で毎日勉強することも意識しました。」
なるほど、Kさんの場合は、7月からの集中的な学習ももちろんですが、それまでにけあサポを上手く活用して「毎日学習するリズム」を掴んでいることもポイントだったのかもしれません。
「1年前に受験した友人は問題集を使わず、基本テキストの読み込みのみでほぼ満点合格したので、やはり基本テキストは重要なのだと感じていました。1月にけあサポの『今日の一問一答』(1日5題)が始まりましたが、その時点では五訂基本テキストが発売されておらず、問題集も基本テキストに沿ったものが欲しかったので、けあサポのみで7月までコツコツと毎日欠かさずに勉強。しかし問題と解答を覚えるくらいやりました。基本テキスト、問題集の購入後は、けあサポと併用し、残り3か月を有効に使えるよう、『今日はここまでやる』というノルマを自分で設定して気合いを入れました。私の場合は介護支援分野と保健医療サービス分野の受験だったのですが、どちらかに偏ることなく、両分野を同時進行で毎日勉強することも意識しました。」
なるほど、Kさんの場合は、7月からの集中的な学習ももちろんですが、それまでにけあサポを上手く活用して「毎日学習するリズム」を掴んでいることもポイントだったのかもしれません。
メリハリをつけて仕事と勉強の両立
多くのケアマネジャー受験者の方がそうであるように、Kさんも仕事・家庭生活と並行しての受験勉強でした。両立のため、どのように時間のやりくりをされたのでしょうか。
「週1回の在宅ヘルパーの仕事の日は空き時間が3時間あったので、ファミレスで昼食をとった後最低2時間勉強。デイサービス勤務の日はフルタイムのため、夕食後疲れて眠ってしまうのですが、日付の変わる頃に仮眠(?)から目覚めるので、家族の寝静まった1時〜3時・4時頃まで、集中して有意義に勉強できました。1日の勉強時間は2〜3時間、睡眠は5〜6時間で、細切れに睡眠をとってはいましたが、『寝る』『勉強する』と自分なりのメリハリをつけたことが、集中力アップにつながったと思います。」
「週1回の在宅ヘルパーの仕事の日は空き時間が3時間あったので、ファミレスで昼食をとった後最低2時間勉強。デイサービス勤務の日はフルタイムのため、夕食後疲れて眠ってしまうのですが、日付の変わる頃に仮眠(?)から目覚めるので、家族の寝静まった1時〜3時・4時頃まで、集中して有意義に勉強できました。1日の勉強時間は2〜3時間、睡眠は5〜6時間で、細切れに睡眠をとってはいましたが、『寝る』『勉強する』と自分なりのメリハリをつけたことが、集中力アップにつながったと思います。」
自分で自分をやる気にさせるコツ
時間を区切って集中した勉強をしたKさんですが、受験勉強の壁につきあたることもあったようです。
「勉強をしていて、年齢的に記憶力が衰え、若い頃より2倍・3倍の時間を費やさないと覚えられないことに情けなくなることもありました。しかし、同じ事業所の還暦の同僚の方が、2年前の受験で1発合格されたと聞き、自分にもできるんだと心の支えにして取り組みました。
受験することについても、本当は、ひっそりと人知れず…と思っていたのですが、7月の受験対策講座で林先生に聞いた『受験することを周囲にカミングアウトすることの勧め』に従って(笑)、自分を追い込むために宣言しました。結果として、そのことがサボることを許さない自分自身への監視の役割を果たしてくれました。」
「勉強をしていて、年齢的に記憶力が衰え、若い頃より2倍・3倍の時間を費やさないと覚えられないことに情けなくなることもありました。しかし、同じ事業所の還暦の同僚の方が、2年前の受験で1発合格されたと聞き、自分にもできるんだと心の支えにして取り組みました。
受験することについても、本当は、ひっそりと人知れず…と思っていたのですが、7月の受験対策講座で林先生に聞いた『受験することを周囲にカミングアウトすることの勧め』に従って(笑)、自分を追い込むために宣言しました。結果として、そのことがサボることを許さない自分自身への監視の役割を果たしてくれました。」
受験当日、そして合格!
「持ち物の準備は受験日3日前までにしました。当日、見る時間がないのはわかっていましたが、精神的な安定を得るために問題集はすべて持って行きました。実際は、始まるまで目をつぶって深呼吸で平常心の維持に努めました。1月の追加合格で合格通知をいただきました!」
1回目の受験で見事に合格されたKさん。現在も、訪問介護、デイサービスの相談員として活躍され、利用者さんから感謝の言葉がもらえた時は心の中でガッツポーズ!だとのこと。メリハリを意識したKさんの勉強法は、皆さんにも役立つ工夫がたくさんあったのではないでしょうか。
1回目の受験で見事に合格されたKさん。現在も、訪問介護、デイサービスの相談員として活躍され、利用者さんから感謝の言葉がもらえた時は心の中でガッツポーズ!だとのこと。メリハリを意識したKさんの勉強法は、皆さんにも役立つ工夫がたくさんあったのではないでしょうか。