服薬を自己管理できない利用者への対応
グループホームの入居者(要介護1)です。在宅では自分で薬を管理して飲んでいたようで、入居しても自分で飲まなければ気がすみません。しかし、自分でも飲んだり飲まなかったり、また服薬時間が間違えていたり、余った薬を他の利用者にあげていたりしたので、事業所で管理することになりました。
本人は納得せず、あちらこちらに電話やメールをしています。「(施設に)殺されてしまう」といった内容で、私たちは非常に困っています。
他職種と連携し、毅然とした態度で接しましょう
私が訪問薬剤師として薬の管理に伺うようになって十数年になりますが、利用者の傾向は年々医療依存度が高くなり、多くの薬を服用している利用者が増えています。そして、今回の質問のように、服薬にトラブルを抱えている人が多くなっています。
医療的依存度の高い利用者が増える中で、介護職だけではサービスを完結できなくなっています。ぜひ、薬の専門家である薬剤師と連携をとってください。私は、相談のケースの場合、時間をかけて、自分の命を守るために、薬の効果や副作用など、正しい薬の飲み方を説明しています。特にこの場合、「薬を職員が預かるのは利用者の命を守るため」の大切な務めと位置づけて、毅然とした態度で接するのも大切です。
また、薬を一包化してもらったり、薬カレンダーや薬ボックスを使うなど、正しく服薬してもらうような工夫をしましょう。
(回答者:藤澤節子)
医療的依存度の高い利用者が増える中で、介護職だけではサービスを完結できなくなっています。ぜひ、薬の専門家である薬剤師と連携をとってください。私は、相談のケースの場合、時間をかけて、自分の命を守るために、薬の効果や副作用など、正しい薬の飲み方を説明しています。特にこの場合、「薬を職員が預かるのは利用者の命を守るため」の大切な務めと位置づけて、毅然とした態度で接するのも大切です。
また、薬を一包化してもらったり、薬カレンダーや薬ボックスを使うなど、正しく服薬してもらうような工夫をしましょう。
(回答者:藤澤節子)