利用者から「風邪薬などの市販薬を買ってきて」と頼まれたら?
医療職の判断を仰ぎましょう
前立腺肥大のAさん(79歳)は、祭日の前日に軽い風邪をひきました。連休ということもあり、症状も軽かったので、奥さんに風邪薬を買ってきてもらい、薬を服用しました。しかしその晩、Aさんは尿閉を起こし、救急車で近くの総合病院に運ばれました。
総合感冒薬に含まれている抗ヒスタミン剤は膀胱をゆったりとさせる働きをもち、前立腺肥大の方は尿閉をおこすことがあります。
厚労省の通達では、ヘルパーの市販薬の服薬介助は認められていません。市販薬も薬です。医師より処方されている薬とのみ合わせに注意しなければなりません。
かぜのような症状や痛みや熱は重大な病気の始まりのときもあります。対処療法薬によって症状を抑え、早期発見を遅らせてしまう場合もあります。
ですから「市販薬を買ってきて」と頼まれても、気楽に受けることのないように注意しましょう。医療職と連携をとり、医療職の判断を仰ぎます。
(回答者:藤澤節子)
厚労省の通達では、ヘルパーの市販薬の服薬介助は認められていません。市販薬も薬です。医師より処方されている薬とのみ合わせに注意しなければなりません。
かぜのような症状や痛みや熱は重大な病気の始まりのときもあります。対処療法薬によって症状を抑え、早期発見を遅らせてしまう場合もあります。
ですから「市販薬を買ってきて」と頼まれても、気楽に受けることのないように注意しましょう。医療職と連携をとり、医療職の判断を仰ぎます。
(回答者:藤澤節子)