食事の前に薬をのんで大丈夫?
のまないよりは、のんだほうがいいでしょう
先日、介護職に向けた薬に関する研修を行いました。そのとき参加者から出た質問です。
あるグループ・ホームでは、利用者は皆同時に食事を始めますが、障害の程度によって、食事にかかる時間にばらつきがあるとのこと。職員も不足がちであることから、服薬見守りのために、食事前に全員に薬をのんでいただいているということでした。
そこで、薬の効果への影響を聞かれました。
基本的に、薬の使用時間は、医師の指示どおり使うことになっています。しかし、のまないよりはのんだほうがよいため、施設などでのみ忘れがある場合、食前にのんでいただくのも一つの方法でしょう。
薬は空腹時にのむほうが効果が高いといわれています。しかし、空腹時にのむと、胃への刺激が強いため、食後にのむのが一般的です。骨粗しょう症の薬、解熱性鎮痛薬など、いくつかの薬は食直前にのむのは悪影響があるとされています。
また、食事前に多くの薬をのむと、それだけでお腹がいっぱいになり、お食事をとれなくなる高齢者がいます。
これらの諸注意を頭の隅において、医師・薬剤師に相談しながら、食前にお薬をのむことを検討してください。
(回答者:藤澤節子)
あるグループ・ホームでは、利用者は皆同時に食事を始めますが、障害の程度によって、食事にかかる時間にばらつきがあるとのこと。職員も不足がちであることから、服薬見守りのために、食事前に全員に薬をのんでいただいているということでした。
そこで、薬の効果への影響を聞かれました。
基本的に、薬の使用時間は、医師の指示どおり使うことになっています。しかし、のまないよりはのんだほうがよいため、施設などでのみ忘れがある場合、食前にのんでいただくのも一つの方法でしょう。
薬は空腹時にのむほうが効果が高いといわれています。しかし、空腹時にのむと、胃への刺激が強いため、食後にのむのが一般的です。骨粗しょう症の薬、解熱性鎮痛薬など、いくつかの薬は食直前にのむのは悪影響があるとされています。
また、食事前に多くの薬をのむと、それだけでお腹がいっぱいになり、お食事をとれなくなる高齢者がいます。
これらの諸注意を頭の隅において、医師・薬剤師に相談しながら、食前にお薬をのむことを検討してください。
(回答者:藤澤節子)