妄想の激しい母親への対応
私の母は認知症を患い、身体の調子が悪いときは熱を出したりしますが、身体が楽になると被害妄想の世界の住人です。通いで毎日訪ねますが、嘆いたり怒ったり、すぐに妄想の世界に入ります。別人のような母の話にあわせていると、つらくて仕方ありません。一体どうすれば、母も私も過ごしやすくなるでしょうか。社会資源を活用しよう
今は無理せず、距離を置いて、悩み苦しまないでいようと精いっぱい自分をコントロールしている様子がうかがえます。ましてや今までの母親像があるので、極端に違う状態を見たり、ともに過ごすことは、相当な葛藤があることでしょう。
私は「認知症」になったことがありませんし、肉親が「認知症」になったことがありませんので、「認知症」の状態にある人の気持ちや「認知症」の状態にある人を肉親にもつ人の気持ちはわかりません。しかし、もてる力の限り、そのことをわかろうとすることはできます。
認知症の状態にある人の支援も大切ですが、認知症を支えている人の支援も同時に大切です。中でも、在宅で支えている家族の割合が圧倒的に多いのが現実です。その多くは、1人で悩みや苦しみを背負い抱え込んでいる家族です。ですから、アドバイスをするならば、1人で悩まないでくださいということです。
こうした相談コーナーを活用したり、お住まいの地域の家族の会、「地域包括支援センター」という行政等が主体となった支援サービスもあります。地域密着型の介護保険事業も整備されてきています。これら社会資源を有効に活用することをおすすめします。いつでも相談できる場所や人がいることで、母親や自身の心身の癒しに必ず役に立つと思います。そうすることで、たとえ「認知症」があっても安心して生活を送ることができるでしょう。
(回答者 宮崎直人)
私は「認知症」になったことがありませんし、肉親が「認知症」になったことがありませんので、「認知症」の状態にある人の気持ちや「認知症」の状態にある人を肉親にもつ人の気持ちはわかりません。しかし、もてる力の限り、そのことをわかろうとすることはできます。
認知症の状態にある人の支援も大切ですが、認知症を支えている人の支援も同時に大切です。中でも、在宅で支えている家族の割合が圧倒的に多いのが現実です。その多くは、1人で悩みや苦しみを背負い抱え込んでいる家族です。ですから、アドバイスをするならば、1人で悩まないでくださいということです。
こうした相談コーナーを活用したり、お住まいの地域の家族の会、「地域包括支援センター」という行政等が主体となった支援サービスもあります。地域密着型の介護保険事業も整備されてきています。これら社会資源を有効に活用することをおすすめします。いつでも相談できる場所や人がいることで、母親や自身の心身の癒しに必ず役に立つと思います。そうすることで、たとえ「認知症」があっても安心して生活を送ることができるでしょう。
(回答者 宮崎直人)