「できるだけ時間や労力をかけずに合格したい!」。これは全受験生に共通する願いでしょう。この連載では、指導した受験生を全員合格に導いた実績をもつ筆者が編み出した「効果的学習法」を紹介していきます。
第16回 体当たり学習IIIと中間評価
体当たり学習III
「体当たり学習III」は3クール目の「体当たり学習」である。方法は「体当たり学習I」と同じ要領で行う。1問ずつ解き、解答を確認し、問題の右肩に「○」「×」をつける。「○」「×」は2クール目の「○」「×」の右隣につける。「○」の数を科目別得点表に記入する。
中間評価
この時点で、各問題の右肩には「○」または「×」が3つ残っているはずだ。「○」と「×」の組み合わせは図表-2のように4パターンになる。「中間評価」では、この組み合わせを評価する。組み合わせのパターンによって「絞り込み学習III」を行う問題を特定していく。
タイプAの「○」が3つのものは、完全に理解できている問題なので、絞り込み学習の必要はない。
タイプBの「○」が2つのものには、パターンが3つある。「×→○→○」の場合は絞り込み学習法の成果と考えてよい。絞り込み学習もそれほど必要はないだろう。
しかし、「○→×→○」または「○→○→×」の場合は、「うっかりミス」の可能性が高い。小さなミスであればあるほど「必要のない失点」である。絞り込み学習を行い、失点の原因を言葉で説明できるまで理解度を高めたい。
タイプCの「○」が1つのものは、まだまだ理解があいまいな問題である。絞り込み学習を行い、各種資料を丁寧に調べ、五感を使って脳へ定着させよう。
タイプDの「○」がまったくない問題は、「あなたと肌が合わない問題」の可能性がある。しかし、問題があなたを嫌っているのではなく、あなたが問題を嫌っている場合がほとんどだ。好きになれるものなら好きになってしまおう。なぜなら、単純な話、そのほうが得点が上がるからだ。
タイプBの「○」が2つのものには、パターンが3つある。「×→○→○」の場合は絞り込み学習法の成果と考えてよい。絞り込み学習もそれほど必要はないだろう。
しかし、「○→×→○」または「○→○→×」の場合は、「うっかりミス」の可能性が高い。小さなミスであればあるほど「必要のない失点」である。絞り込み学習を行い、失点の原因を言葉で説明できるまで理解度を高めたい。
タイプCの「○」が1つのものは、まだまだ理解があいまいな問題である。絞り込み学習を行い、各種資料を丁寧に調べ、五感を使って脳へ定着させよう。
タイプDの「○」がまったくない問題は、「あなたと肌が合わない問題」の可能性がある。しかし、問題があなたを嫌っているのではなく、あなたが問題を嫌っている場合がほとんどだ。好きになれるものなら好きになってしまおう。なぜなら、単純な話、そのほうが得点が上がるからだ。