「できるだけ時間や労力をかけずに合格したい!」。これは全受験生に共通する願いでしょう。この連載では、指導した受験生を全員合格に導いた実績を持つ筆者が編み出した「効果的学習法」を紹介していきます。
第3回 学習計画
理想的な学習計画
効果的学習法の時間的スケジュールを示しておく。人それぞれ、学習開始時期は異なると思うので、参考程度でよい。
5ヶ月前 | 効果的学習法の全体像把握・勉強準備ツール作成 |
---|---|
4ヶ月前 | とにかくやってみる→少しわかってくる |
3ヶ月前 | 解答感覚の輪郭がつかめる |
2ヶ月前 | 解答感覚をほぼ習得する |
1ヶ月前 | 過去問回答率80%、模擬試験回答率50-60% |
試験当月 | 資格試験 |
さて、第1回からここまで読み進めると「効果的学習法が目指すもの」は、ある程度ご理解いたただけたと思う。心の準備ができたというものだ。しかし念のため、もう少しだけ「心の準備」を強化しておこう。
効果的学習法が想定する読者
このコーナーをご覧の読者は、以下のどれかに当てはまるだろう。
資格試験を・・・
(1)初めて受験する
(2)1回スベッタ
(3)2回スベッタ
(4)3回以上スベッテいる
どこに該当するだろうか?
あなたが(1)であれば、この効果的学習法を手がかりに効率よく学習を進めてほしい。
あなたが(2)や(3)であれば、図表-2を参考に「スベッタ原因」を調べてほしい。
あなたが(4)であれば、根本的に学習方法を改善したほうがよい。
資格試験を・・・
(1)初めて受験する
(2)1回スベッタ
(3)2回スベッタ
(4)3回以上スベッテいる
どこに該当するだろうか?
あなたが(1)であれば、この効果的学習法を手がかりに効率よく学習を進めてほしい。
あなたが(2)や(3)であれば、図表-2を参考に「スベッタ原因」を調べてほしい。
あなたが(4)であれば、根本的に学習方法を改善したほうがよい。
過去問や模擬試験のデキ | |||
悪い | 良い | ||
当日の 試験のデキ |
悪い | A | B |
良い | C(合格者) | D(合格者) |
「過去問や模擬試験のデキ」と「当日の試験のデキ」の良し悪しをもとに表を作ると、図表-2のようになる。
「A」は過去問(模擬試験含む)も当日の試験のデキも「悪い」場合。この場合、学習法や試験の臨み方に原因がある。本腰を据えてこの連載を読み、勉強に取り組んでもらいたい。
「C」の該当者は、過去問のデキは悪いが当日のデキが良かった人である。こういう人は「まぐれ」でも合格するので不思議だ。
「D」の該当者は、過去問も当日の試験のデキも良かった人。この該当者はほとんどの場合、合格しているはずなので、この連載の読者としては想定しない。
問題は「B」の該当者である。つまり、日ごろの正答率が50〜60%以上であるにもかかわらず、当日のデキが悪かった場合だ。原因は2つ考えられる。1つは、必要な知識の定着が悪い場合。もう1つは、当日のマークシートの付け方に失敗している場合である(これ以外に「体調が悪い」場合もあるが、ここでは割愛する)。特に前者の場合は、「知識が脳に定着していない場合」が想定される。
「知識が脳に定着していない場合」は、それなりの原因がある。この連載では、原因と対応法をじっくり解説していくので、ぜひとも参考にされたい。
「A」は過去問(模擬試験含む)も当日の試験のデキも「悪い」場合。この場合、学習法や試験の臨み方に原因がある。本腰を据えてこの連載を読み、勉強に取り組んでもらいたい。
「C」の該当者は、過去問のデキは悪いが当日のデキが良かった人である。こういう人は「まぐれ」でも合格するので不思議だ。
「D」の該当者は、過去問も当日の試験のデキも良かった人。この該当者はほとんどの場合、合格しているはずなので、この連載の読者としては想定しない。
問題は「B」の該当者である。つまり、日ごろの正答率が50〜60%以上であるにもかかわらず、当日のデキが悪かった場合だ。原因は2つ考えられる。1つは、必要な知識の定着が悪い場合。もう1つは、当日のマークシートの付け方に失敗している場合である(これ以外に「体調が悪い」場合もあるが、ここでは割愛する)。特に前者の場合は、「知識が脳に定着していない場合」が想定される。
「知識が脳に定着していない場合」は、それなりの原因がある。この連載では、原因と対応法をじっくり解説していくので、ぜひとも参考にされたい。