お金と制度

　みつえさん、こんにちは。介護のソムリエ・てらこです。ご質問ありがとうございます。
　さて、お尋ねの件ですが、デイサービスとデイケアは、名前が似ていますが内容は違います。
　まず、デイサービスは介護保険サービスでは「通所介護」といい、施設に通って、レクリエーションや機能訓練を行い、食事、入浴サービスなどの提供を受けます。体調管理や日常生活支援が必要な人に向いています。
　一方、デイケアは介護保険サービスでは「通所リハビリテーション」といい、介護老人保健施設や病院などに通い、主治医の指示に基づいて、理学療法、作業療法、言語聴覚療法などによるリハビリテーションを受けます。デイケアには必ず職員として医師が配置されるため、医学的管理が必要な人に向いています。
　どちらのサービスでも、食事や入浴のサービスは受けられますし、機能訓練も受けられます。しかし、デイケアはリハビリテーションが主目的なのでデイサービスに比べて食事や入浴のサービスが簡素化されていることもあります。一方、デイサービスは生活支援が主目的になるので、機能訓練が少ない場合もあります。どちらのサービスを選択するかは、利用者の目的に応じて決めましょう。
　お尋ねのように、両方のサービスを利用することもできますので、たとえば、日常生活支援を目的に週に３回デイサービス、リハビリテーションを目的に週に１回デイケアに通うといった利用のしかたもできます。
　いずれにしても、具体的なサービスの利用の仕方は、担当のケアマネジャーさんに相談することをおすすめします。