事例から理解する 保育施設の個人情報取り扱いガイドブック
ICT時代に必要な対策
内容紹介
本書は、保育施設の取り扱う個人情報(園児、保護者、職員の個人情報)について、活用時の留意点を解説したものです。
ICTの普及に伴い、保育現場での個人情報の扱いはさらなる配慮が求められます。園児・保護者・保育者の情報の漏えい洩等を防ぎ、安心して情報を発信するためのポイントを解説します。豊富なヒヤリハット事例から、その原因と対策、法的な責任を理解できます。規定づくり、研修にも役立つ1冊です。
保育施設は子どもの育ちを支え、保護者や地域の子育てを支援するという業務の性質上、個人情報やプライバシー情報を取得、利用する場面が多くあります。本書を参考に、自身の施設の個人情報・プライバシー情報の取扱いが適切なものであるかを見直してみてください。
編集者から読者へのメッセージ
近年の保育現場のICT化は、大方の予想を上回る勢いといえるでししょう。整備が先にあり、保育者や園が追い付いていない現状も見受けられます。その1つが個人情報やプライバシー情報の取扱いです。
本書では、具体的な保育場面を漫画で紹介し、その原因から本質的な解決方法、さらには法律的な解説を伝えます。
法律面、リスクマネジメント、ICTに精通したそれぞれの著者が、それぞれの専門から保育場面にアドバイスを行います。自覚のないまま情報が漏えい、紛失していることもありますので、本書を通して今一度園や自身の情報の取り扱いを見直していただければと思います。
主な目次
第1章 保育所等の個人情報の活用
第2章 個人情報保護の基礎知識 法令等の内容と最近の動き
第3章 個人情報の応用編
資料編
著者情報
木元有香(きもと・ゆか)
弁護士、保育教諭。鳥飼総合法律事務所所属。保育施設の法務・労務相談に加え、園長研修などの実績多数。
細萱大祐(ほそがや・だいすけ)
株式会社ピスタ代表。保育所・幼稚園等の危機管理・危機対応のアドバイス・コンサルティングを行う。保育施設、保育団体、行政からの依頼で危機管理・危機対応の研修実施。キャリアアップ研修の保健衛生・安全対策の研修講師担当。その他、自然災害マニュアル・危機管理マニュアル作成、不審者対応等、理想論・空想論で終わりにしない危機管理・危機対応を手掛ける。
添田武彦(そえだ・たけひこ)
株式会社ザ・テイク代表。保護者、保育者、地域から「選ばれる園」になる為にwebやSNSを活用した園児獲得、職員採用の仕組み作りを行う。
保育再生プロジェクトとして人材育成(人間性・専門性)保育内容等の研修で保育業界の「質」の向上につとめる。
一般社団法人乳幼児アレルギーケア協会理事として、専門医と共にアレルギーの正しい知識の普及につとめる。
食育インストラクター協会と共に保育業界へ食育を普及。
保育養成校にて学生向けに食育インストラクター養成講座を開催。
-
事例から理解する 保育施設の個人情報取り扱いガイドブック
ICT時代に必要な対策判型:B5
頁数:146頁
価格:2,750円 (税込)
発行日:2022/9/10