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現場ですぐに役立つ
看護職のための心理的安全性入門

医療現場の「心理的安全性」入門書の決定版

多様なキャリアや価値観をもつ人材が活躍する医療現場では、誰もが働きやすい職場環境をつくることが喫緊の課題です。そんな中、チームの生産性が高まる「心理的安全性」の考え方が大きな注目を集めています。
心理的安全性は言葉の印象から、「優しく、和やか」のようなイメージを抱きがちですが、「たとえ厳しい意見であっても伝え合うことができる」というのが正確な理解です。
医療現場で心理的安全性が高まると、離職防止、次世代教育、医療安全やスタッフのメンタルヘルス向上など、さまざまなメリットがあるといわれています。
本書は、そんな心理的安全性の基礎知識や医療現場での実践方法について、公認心理師・キャリアカウンセラーの著者がわかりやすく解説した入門書です。
院内研修の題材、職場のマネジメント・自己研鑽に、本書をぜひご活用ください!

編集者から読者へのメッセージ

本書は企画前にプレセミナーを行い、現場の医療職のリアルな声を反映した丁寧な本づくりを心掛けました。アンケートやヒアリングの中で、現場の方から伺った切実なお悩みの数々を、心理的安全性によって解消できれば……という思いで、今日まで編集作業に携わってきました。
著者の大村先生をはじめ、デザイナー、イラストレーター、編集部など関係者が力を出し合い、まさに心理的安全性の高いチーム一丸となって出来上がった一冊です。
心理的安全性を高めるには、特別な道具や設備は必要なく、コストもかかりません。
一日でも早く、少しでも多くの医療現場で心理的安全性を高めるための取り組みが始まり、本書がそのための一助になれば幸いです。

主な目次

プロローグ:漫画「ゆきえさんの日常」
第1章 これだけは知っておきたい心理的安全性の基本
第2章 医療現場と心理的安全性
第3章 心理的安全性を高めるコミュニケーションスキル
第4章 自分の心地よさを保つためのセルフマネジメント
第5章 リーダーが心がけたい職場マネジメントのコツ
第6章 より働きやすい医療現場を目指して~エンゲージメントの高い職場づくり
第7章 事例でわかる心理的安全性の高い関係性を築く実践スキル

著者情報

大村美樹子(おおむら・みきこ)
公認心理師、国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー
大妻女子大学非常勤講師
株式会社アイビー・リレーションズ代表取締役
修士(実践人間科学;早稲田大学)
早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員
富士通株式会社を経て、2010年より現職。官公庁、自治体、民間企業、医療機関、教育機関などで臨床心理学に基づいた働く人のための講演、研修、コンサルティングなどを行う。
著書に『よくわかる!心理的安全性入門』(スタンダーズ)、『メディカルスタッフ必携 マナー・コミュニケーションスキル帳』(共著、Gakken)など。月刊誌『ケアマネジャー』(中央法規)にて2023年10月号より「“心理的安全性” の高め方」を連載中。