第11回 カラの中がそれほどよいのか
近ごろのつきあいベタをみていると、思い通りに動かせるパソコンいじりのほうが人づきあいより楽しいとか、自分が積極的に出ていって、もしもうまくいかなかったらみっともないのでイヤだとばかりに、カラの中にとじこもってしまう。企業でお仕着せられた人間関係にあった人ほどこの傾向が強い。
たしかに、自分だけの狭い世界で満足してタコツボ人生を過ごすのもひとつの生き方かもしれないが、人は一人では生きていけないのだから、よい人と出会う機会が増える喜びを味わえるように、心のあり方を少し変えてみたらどうか。
たしかに、自分だけの狭い世界で満足してタコツボ人生を過ごすのもひとつの生き方かもしれないが、人は一人では生きていけないのだから、よい人と出会う機会が増える喜びを味わえるように、心のあり方を少し変えてみたらどうか。
一歩踏み出すささやかな勇気を
戦国武将のことばに「金銭を失っても失うものは小さく、信用を失うと失うものは大きく、勇気を失うとすべてを失う」という名言がある。
よい人と出会うチャンスにしても、待っていて与えられるものではなく、みずから仕掛けていく勇気があって得られるのだ。思い切って行動を起こしてみたら、すばらしい出会いに恵まれるかもしれない。
だが、優柔不断のままになにも行動しなかったら、なんの発展もなく悔いが残るだけだ。どんなことでもやらないで後悔するよりもやってみたほうがよっぽどいいと考えて、その通り実践していく人は充実した人生を送れる人である。
カラの中に閉じこもっていないで一歩踏み出していって、もっと大胆にもっと率直に自分を語る勇気をもってほしい。
よい人と出会うチャンスにしても、待っていて与えられるものではなく、みずから仕掛けていく勇気があって得られるのだ。思い切って行動を起こしてみたら、すばらしい出会いに恵まれるかもしれない。
だが、優柔不断のままになにも行動しなかったら、なんの発展もなく悔いが残るだけだ。どんなことでもやらないで後悔するよりもやってみたほうがよっぽどいいと考えて、その通り実践していく人は充実した人生を送れる人である。
カラの中に閉じこもっていないで一歩踏み出していって、もっと大胆にもっと率直に自分を語る勇気をもってほしい。
バガボンド(風来坊)のすすめ
人間の一生は旅の連続であるように思える。だから、旅する心があれば、まわりの事象や人間に興味をもって好奇心が湧いてくるもので、自分を退屈させない生活技術を身につけるようになっていく。
したがって、旅する心をもつ人はつねにおのれの人生に変化があることを歓迎しており、その考え方は柔軟であり、すべてに対して前向きに取り組んでいく姿勢がある。
つまり、日々新たな旅立ちをしており、日々新たな目的地を見い出していくような毎日である。それはあたかも、行き着くべき目的地のないさすらいの旅であるかのようだ。
このさすらいの心をもつ旅人=バガボンドが身につけている強みは、人生に退屈しないという心の仕掛けである。その心さえ持てれば、人生そのものが半ば成功しているようなものだ。
なぜなら、日々新鮮な驚きと刺激を味わえて、その状態を生ある限り続けていければ、人生の最高の境地に達することができるからである。
したがって、旅する心をもつ人はつねにおのれの人生に変化があることを歓迎しており、その考え方は柔軟であり、すべてに対して前向きに取り組んでいく姿勢がある。
つまり、日々新たな旅立ちをしており、日々新たな目的地を見い出していくような毎日である。それはあたかも、行き着くべき目的地のないさすらいの旅であるかのようだ。
このさすらいの心をもつ旅人=バガボンドが身につけている強みは、人生に退屈しないという心の仕掛けである。その心さえ持てれば、人生そのものが半ば成功しているようなものだ。
なぜなら、日々新鮮な驚きと刺激を味わえて、その状態を生ある限り続けていければ、人生の最高の境地に達することができるからである。
- 新刊情報
-
青木匡光先生の新刊が刊行されました。
『青木流 人づきあいの極意』〈新書判・定価(本体905円+税)・KKロングセラーズ〉
本コーナーの連載とも共通する“人づきあいの極意”が、青木先生ならではの軽妙酒脱な言い回しで展開される、爽快な読後感が得られる一冊です。ぜひご一読を。