第2回 自分サロンのススメ
―サロン文化を楽しむコツ―
人生を楽しむための、出会いづくり
あなたが主役を演ずる「人生舞台」では、いい相手役の存在が必要だ。相手役が、あなたの“人生応援団”として、豊かな人生を実現させる心強い人間財産になっていく。そして、人間財産との出会いの素晴らしさを心に刻みながら、人生を楽しんでいく舞台が「サロン」なのである。
したがって、これからはサロン文化を楽しむコツを身につけていくことだ。
したがって、これからはサロン文化を楽しむコツを身につけていくことだ。
自分流のサロンで、快い刺激を
あなたが人間財産をさらに増やしたいのであれば、「一村一品運動」をもじって、一人ひとりが「自分サロン」づくりを試みてみたらどうだろうか。ホームパーティあるいは縄のれん方式で、あなた流のやり方により出会いを演出してみせるのだ。
筆者の場合は、オフィスをサロン風にして、「ヒューマンハーバー(人間の港)」を30数年前に開港している。日々、さまざまな分野の人たちがハーバーに寄港したり、サロンが催されたりしているが、そのおかげで毎日イキイキした人生を送っている。それは、ハーバーに寄港する人たちから、元気の出るテレパシーをたっぷり浴びせられているからだと思う。魅力的な人物からにじみでてくる波動という快いムードが、筆者によい刺激を与えてくれるので、おのずと精神が高揚して、やる気が生じてくるのだ。
筆者の場合は、オフィスをサロン風にして、「ヒューマンハーバー(人間の港)」を30数年前に開港している。日々、さまざまな分野の人たちがハーバーに寄港したり、サロンが催されたりしているが、そのおかげで毎日イキイキした人生を送っている。それは、ハーバーに寄港する人たちから、元気の出るテレパシーをたっぷり浴びせられているからだと思う。魅力的な人物からにじみでてくる波動という快いムードが、筆者によい刺激を与えてくれるので、おのずと精神が高揚して、やる気が生じてくるのだ。
熟年ひきこもりに陥らないために
その一方で、人生のイヤな部分に対する“抗体センス”が身についていく。日常の生活行動において生じてくるさまざまな悩みのタネに対して、まったく無防備である人が意外と多い。とりわけ、いずれ直面する孤独感を癒すための対策が不十分である。
退職後、数年間は好きなことに熱中してはみるものの、加齢で体力・気力が衰えはじめるにつれて距離を置く。加えてビジネス絡みの人間関係しか構築してこなかった“人貧乏”のツケが回ってきて、人づきあいが億劫になったりで、熟年ひきこもりに陥りがちだ。
そんなジレンマから脱皮できるのが仲間とのふれあいである。波長の合う人、自分にない持ち味をもつ人、何かの分野で成功している意欲人間を集めて「自分サロン」を立ち上げることは、今からでも遅すぎることは決してない。
退職後、数年間は好きなことに熱中してはみるものの、加齢で体力・気力が衰えはじめるにつれて距離を置く。加えてビジネス絡みの人間関係しか構築してこなかった“人貧乏”のツケが回ってきて、人づきあいが億劫になったりで、熟年ひきこもりに陥りがちだ。
そんなジレンマから脱皮できるのが仲間とのふれあいである。波長の合う人、自分にない持ち味をもつ人、何かの分野で成功している意欲人間を集めて「自分サロン」を立ち上げることは、今からでも遅すぎることは決してない。
新しい人生への一歩を踏み出そう
自分の好きなこと得意なことを軸にして、何かの縁につながる人に声をかけてみるのだ。とかく定年後も、それなりの人でなければ、といって面子にこだわるお仁もいるが、これまでの生き方を変えていくことが大切であって、これからの人生を共に歩むことのできる新しい仲間づくりを心がけながら、自立へ向けて旅立つ勇気を出してほしいと思うのである。
- 著者である青木匡光さんのお話がラジオでお聴きになれます。
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「NHKラジオ深夜便 こころの時代」
◆タイトル :「熟年時代のしん友づくり」
◆放送予定日:平成20年4月6日(日)・7日(月)午前4時台 両日とも40分間
※前回、放送された「不況の中の人間関係」(平成15年1月19日〜20日放送)は、反響も大きく、CD化もされました。この機会に、ぜひ、お聴きいただければと思います。