学習方法について

　ご質問ありがとうございます。
　ケアマネジャー試験は、【介護支援分野】【保健医療サービスの知識等】【福祉サービスの知識等】の3つの分野に分かれており、保有する基礎資格により、解答免除の範囲が設定されています。
　例えば、介護福祉士の方は【福祉サービスの知識】が免除となり、看護師の方は【保健医療サービスの知識等】の基礎（15問）が免除となります。
　ただ、【介護支援分野】は全員が受験する出題区分であるため、“苦手だから”といって避けて通れない抜け道のない科目といえます。
　また、制度論と呼ばれることもあるように、【介護支援分野】は“介護保険制度”の理解を問うものです。“制度”と名前につくことで拒絶反応を起こしてしまう方もいるようですが、ケアマネジャーとして職務に就くと、当然、介護保険制度を理解したうえで、利用者やそのご家族に最適なプランを作成し、継続的に支援していくことが求められます。保険者である市町村の役割をはじめ、都道府県・国、国保連の役割等、きちんと整理しておくことは、そのうえで、大きな力となるはずです。
　とはいっても、正直、勉強という形で向き合うと、なかなか集中力も続かず、知識も定着しないものです。『六訂 介護支援専門員基本テキスト』は敷居が高いという方には、弊社からは『ケアマネジャー試験対策講座2011 DVD＜介護支援分野＞』『ケアマネジャー試験ワークブック2012』（8月発行）といった、「基本テキスト」の内容をかみ砕いた教材も発行されています。また、『ケアマネジャー試験模擬問題集2012』『ケアマネジャー試験過去問選択肢別パーフェクトガイド2012』といった問題集で、実践力を養うこともできます。一つひとつ項目ごとに、着実に理解をしていくようにすると、他の項目と関連している内容も少なくなく、数珠つなぎで理解が促されると思います。最初は、なじみの薄い専門用語等も多くてたいへんかもしれませんが、徐々に理解が深まってくると、パズルのピースのように、横断的に項目間の理解が埋まっていくかと思います。
　弊社では、前述の書籍のほか、ケアマネ受験対策講座も開催しています。
　ホームページ等で詳細をチェックしていただき、是非ご参加いただければと思います。