勉強方法について

　ご質問ありがとうございます。
　昨年（平成23年）の試験では、ケアマネジャーの資格試験がスタートしてから初めて合格率が20％を切りました。合格基準点をみると、保健医療サービス分野の合格点が、例年より低くなっていましたので、保健医療サービス分野の得点が明暗を分けたといっても過言ではないでしょう。また、保健医療サービスの勉強方法については、たくさんの方よりご質問が寄せられており、関心の高さが伺えます。
　正直に言えば、「これをすれば、確実に得点ＵＰ！」という勉強方法は残念ながら、けあサポ編集部でも見つかっておりません・・・。が、試験合格者からのお話をうかがうと、
　・自分の身近な利用者さんの症状と関連づけて覚え、苦手意識をなくしました。
　・苦手な医学知識は、病気・症状→介護技術→薬剤・在宅医療管理→・・・・と関連づけて覚えようととにかくテキストに書き込みをしました。
　など、ポイントは「関連づける」でした。実際の試験において「褥瘡」をテーマにした出題をとってみても、栄養管理、介護、訪問看護のサービス等、さまざまな角度からの選択肢がラインナップされていますので、テキストを項目ごとに読むだけでなく、横断的に理解することが重要といえます。また、昨年はテキストには載っていない「肺炎球菌ワクチン」に関する出題もありましたから、日々、新聞やニュースにアンテナを張ることも重要ですね。
　弊社では、保健医療サービスが苦手な方向けに、『ケアマネジャー試験　「保健医療サービス」苦手克服トレーニング2012』を５月に、また８月には大阪と東京で保健医療サービス分野を対象の講義も企画しておりますので、ぜひホームページでご確認ください。