【毎日更新】社会保障制度の用語 7月2日

2025/07/02

押さえておきたい社会保障制度の用語を毎日チェック!

相談援助の現場で欠かすことができない社会保障制度の知識。

時には、見慣れない用語に戸惑うこともあるかもしれません。

 

ここでは、社会保障制度に関する重要なキーワードを厳選して毎日1語ずつ紹介!

毎日少しずつ知識を積み重ね、現場での実践に活かしましょう!

 

 

被保護者への医療

 被保護者は、生活保護法に基づく「医療扶助」で医療を受けることとなります。医療扶助には、原則として自己負担はありません。そのかわり、緊急等やむを得ない場合を除いて、受診できる医療機関が「生活保護法指定医療機関」に限定されたり、保険外併用療養が利用できないなどの制約があります。
 また、医療扶助で医療を受けるには、まず受診に先立って福祉事務所で「支給決定」を受け、その証である「医療券」を発行してもらう必要があります(2024年3月以降はマイナンバーを活用したオンライン資格確認の運用が始まり、医療券も紙から電子への移行が進んでいます)。


 


 


今日のキーワード

 

医療扶助の申請と決定

受診に先立って「医療の要否確認→支給決定」の手続きが必要

 

 医療扶助で医療を受けるには、制度上、(1)被保護者が医療扶助を申請し、(2)「医療が必要な状態であるかどうか」を生活保護法指定医療機関が確認し(「医療要否意見書」に所見を記入)、(3)その結果を受けて福祉事務所が検討のうえ医療扶助を決定または却下し、決定の場合は被保護者に「医療券」が交付され(システムに登録)、(4)被保護者はこの医療券をもって受診する(マイナンバーカードで受診)――という流れを経る必要があります。ただ、福祉事務所によって、これらの順序や書類の流れに違いがあります。

 

 

 


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 本記事は、「これだけは押さえておきたい! 社会保障制度の用語事典 ケアマネ・相談援助職必携」をもとに作成しています。社会保障制度について詳しく知りたい方は、ぜひ書籍もご活用ください。