動画でわかる! TEACCHプログラムに基づく 「自立課題」の作り方と実践のポイント 第17回

2026/05/11

優勝は誰?(ファイリング課題)

※画像をクリックすると解説動画が見られます

「自立課題」は、TEACCHプログラムの実践手法の一つで、特別支援学校や福祉施設において自閉症や知的障害のある方々の日課・プログラムの軸となるものです。本連載では、身近で手軽な素材を使った自立課題を紹介します。


【執筆】
林大輔
社会福祉法人大府福祉会 たくと大府 施設長
社会福祉士、公認心理師
TEACCHプログラム研究会愛知支部代表
自閉症・行動障害をもつ方々を支援する現場の最前線で日々実践に携わる。これまでに製作した自立課題の数は600点以上。

 


目的・こんな人

〇奥行きという概念を意識してもらうために
〇国の名前を覚えるために

 

ここに注目

〇奥から手前にせまる迫力を感じてもらいます。
〇人の重なりでどちらが前にいるかを意識してもらいます。

 

やり方

ランナーがゴールテープめがけて走っています。どのランナーが一番にゴールするかを見極めて、そのゼッケンに書かれた国名を選びます。

 

ゴール

一番になりそうなランナーを正しく見極めて、その国名を貼り付けることができたらゴールとなります。

 

視覚的構造化を盛り込む作り方

視覚的指示

優勝は?(一番は?)という文字での指示がある。

 

視覚的明瞭化

ランナーの大きさや重なりをはっきりさせている。

 

視覚的組織化

明確に1位のランナーがわかるようになっている。

 

作り方のポイント・ヒント

大きさや重なりが不十分だと、誰が一番かの見分けがつきにくくなります。ハッキリ違いをつけて作りましょう。


もっと自立課題を知りたい方は

中央法規出版からは以下の書籍を刊行しています。

 

TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集
身近な材料を活かす95例

2019年3月発行
諏訪利明=監修/林 大輔=著
» 詳細

TEACCHプログラムに基づく 自閉症・知的障害児・者のための自立課題アイデア集 第2集
目的別に選べる102例

2023年4月発行
諏訪利明=監修/林 大輔=著
» 詳細