動画でわかる! TEACCHプログラムに基づく 「自立課題」の作り方と実践のポイント 第5回
2025/04/10

靴下をそろえよう!(マグネット課題)
※画像をクリックすると解説動画が見られます
「自立課題」は、TEACCHプログラムの実践手法の一つで、特別支援学校や福祉施設において自閉症や知的障害のある方々の日課・プログラムの軸となるものです。本連載では、身近で手軽な素材を使った自立課題を紹介します。
【執筆】 |
こんな人に
〇靴下の組み合わせを気にしない人
〇イラストの細かい違いに気づける人
ここに注目
〇靴下には組み合わせがあるという意識づけをするねらいがあります
〇常にセットで保管するという習慣をつけることもねらいです
やり方
マグネットボード上に片方の靴下のイラストがあります。同じ柄の靴下を見つけてシルエットの上に貼り付けます。
ゴール
同じ柄の靴下を正しくすべて貼り付けることができたらゴールとなります。
視覚的構造化を盛り込む作り方
視覚的指示
シルエットの形もヒントになっています。
視覚的明瞭化
靴下の柄が判別しやすいものになっています。
視覚的組織化
シルエットの上にぴったり収まるサイズになっています。
作り方のポイント
靴下をセットで扱う意識が持てるように、ペアで隣同士に貼れるようになっています。
次回予告
次回は、「どっちの勝ち?(ファイリング課題)」を紹介します。
もっと自立課題を知りたい方は
中央法規出版からは以下の書籍を刊行しています。