◎介護福祉士 わたしの合格体験記(第2回)
2025.06.30

介護福祉士国家試験の受験体験談をご紹介!今回は夏休みの勉強について!

ののさん
現在の職業:美容部員
受験時の職業:大学生
第37回試験受験⇒合格!(受験回数:1回)
合格へのカギ
・1日でも早く勉強を始める!
・最後まで諦めない!(大学の模試では一度も合格点をとれませんでしたが、本番では無事受かりました)
今の職業を選んだ理由
介護福祉士の資格はとりましたが、福祉関係の分野には進まず、美容部員として働いています。 でも今の仕事を選んだ理由には、介護福祉士の受験生活がかかわっています。 実習中に出会った利用者様たちが「年をとると化粧をするのにも色々と困ることがあって…」とおっしゃっていたのを聞いたことがきっかけなんです。
年齢や障害に関係なくオシャレを楽しめるような世の中にしたいと思って、美容分野の仕事について調べ始め、最終的にこの職業につきました。
お年寄りの方や障害のある方が来店されることも多いので、大学で学んだ知識を活かせる場面もけっこうあります。
いつから勉強を始めましたか?
受験前年の4月からです。正直、もう少し早くから取り組んでおけばよかったと反省しています…(笑)
夏休みはどんな勉強をしましたか?
勉強時間
集中力が長続きしないタイプだったので、午前なら午前、午後なら午後と、短時間でガッツリ集中して勉強していました。あとは移動時間も使っていました。
一日じっくり時間をかけてというよりは、夏休みでも普段と変わらず、集中できる時間に勉強するという生活でしたね。なので、1~3年生のときよりはペースを落としましたが、午前中勉強して午後はバイトに行くという日もありました。
勉強場所
家にいるとだらけてしまうので、毎日大学か図書館に行くようにしていました。大学には、ゼミの仲間の半分ちょっとくらいはいつも来ていましたね。
特に力を入れたこと
受験生活の最初から最後まで「社会の理解」が苦手だったので、夏休みももちろん「社会の理解」にいちばん時間をかけました。「障害の理解」も苦手だったので、勉強時間全体のうち70%くらいはこの2科目に使っていたんじゃないかと思います。
逆に実習などで実際に体験をして学べる「生活支援技術」や「医療的ケア」は得意だったので、「社会の理解」でしんどくなったときの息抜きにしていました。
勉強方法としては、
午前中に過去問を解く
→分からなかったところ、できなかったところをとにかく何度も書いて覚える
→夜、暗記できているかもう一度問題を解いて確かめる
というのを徹底しました。
個人的には、きれいにまとめるより、雑でもくり返し書くほうが記憶に残りやすかったです。


勉強で使ったのは本だと『
介護福祉士国家試験過去問解説集
』(中央法規)、アプリは「介護福祉士過去問試験対策アプリ【ケアスタディ】」(クーリエ)、あとは大学で契約していた赤マル福祉のサイトです。
『過去問解説集』は解説が充実しているので、これを読むだけで必要な知識が身につきますし、自分が理解できているところとそうでないところがしっかり分かります。
解説を読んでも分からない部分だけ、ネットで検索して調べていました。
過去問は6年分くらい解きましたが、古いものだと法律や制度の内容が今と違っていて混乱することがあったので、そこは注意が必要かなと思います。
ちなみに私は法改正の年度とその内容の組合せを覚えるのが特に苦手で、ごちゃごちゃになってしまっていたので、それだけでも早くから取り組んでおけば、最後まで焦ることはなかったのではないかと思っています…
苦手分野は後に回さず、今日からすぐに始めましょう!
夏休みのすごし方のアドバイス
私は夏休みだからといっていつもより張り切りすぎたり、逆に休みすぎたりということをせず、普段どおり変わらずにすごしていました。
蒸し暑いときに無理して頑張りすぎるとあとでしんどくなるので、健康第一に!
大学で実施していた月1回の模擬試験では、直前までずっと80点(合格点)に届かず70点台をさまよい続けていましたが、最終的には合格できました。
皆さんも、当日試験が終わるまで絶対に諦めないでください!