その他

　「資格をもっていると有利」というのは、日常よく耳にする言葉ですよね。迷われているのもよくわかります。ただ一般の企業で有利かというとそれはわかりません。精神保健福祉士を志望する学生の多くは福祉職を希望しているか、進路は一般企業であっても学問として精神保健福祉を学びたいという二者に分かれます。精神保健福祉士の受験資格には、法的にとらなければいけない科目が多く、また実習もあり、３、４年生のほとんどは専門的な勉強になってきます。福祉を学びたいという想いが強い方はよいと思いますが、福祉に限らず多くのことを学びたいという人には制約がかかる可能性もあります。また、PSWを取得することが就職の条件となっているのは多くの場合、精神科を有する病院、福祉職公務員、福祉施設職員です。この方面にすすみたい方には、必須の資格であると言えるでしょう。
　また、通信教育でも学べるのですが、身近に同じ目標に向かう仲間や指導してくださる教員がいるという点、勉強に集中する時間が社会人よりも多いという点、受験勉強に限らず対人援助を肌で学べるという点で、将来的にも必ずとりたい資格であれば、在学中の取得を強くおすすめします。