住宅改修費の支給

　からだの状態に合わせて自宅を改修する際、費用面でのサポートが受けられます。

　からだの状態に合わせて自宅を改修する際（手すりの取付けなど）、その費用の一部が支給されるサービスです。

　お住まいの市町村から「要介護」と認定されていることが必要です。

　まずケアマネジャーに相談しましょう。具体的に何ができなくて、どこを改修したいのか（たとえば、和式トイレだと立ったり座ったりすることが大変なので、洋式トイレにしたいなど）を伝えます。その後、工務店の人に設計図などを作成してもらい、改修します。

　介護保険で行える改修は６つの種目です。


（１）手すりの取付け
（２）段差の解消
（３）転倒を防止したり、移動をスムーズにしたりするための床または通路の材料の変更
（４）引き戸などへの扉の取替え
（５）洋式便器などへの便器の取替え
（６）そのほか（１）〜（５）までの住宅改修に必要となる住宅改修

　改修にかかった費用の９割が支給されます。その費用は総額20万円まで（自分で負担する額は２万円まで）で、１回限りです。
　ただし、（１）「介護の必要の程度」が非常に上がった場合（たとえば、要介護１の人が要介護４または要介護５になった場合など）、（２）引っ越した場合、については再度、利用できます（（１）の利用は１回限りです）。
　なお、住宅改修費は、住宅改修を実施後、市町村に申請して支給されます。このような仕組みを「償還払い」といいます。