介護技術
腰痛がある人の介護の仕方を教えてください
頚椎ヘルニアの要介護者の介護について教えてください。手足や体に痛みと痺れがあり寝たきりです。オムツ交換・着替え・入浴時など、介助するときに体を動かすと痛みを感じています。痛みを軽減してあげるコツや工夫はできないでしょうか? 80歳で手術はしましたがまたひどくなり、今後手術の予定はありません。
すすむさん(男性)より
介護者は力を抜いて介助することが大切です。また、衣服なども工夫してみましょう
すすむさん、ご日々の家庭介護お疲れ様です。
さて、腰痛のある人の介護には、いくつかの注意点があります。
さて、腰痛のある人の介護には、いくつかの注意点があります。
(1)介助者の注意点
移動介助の際には、(極力)力を抜いて介助することが大切です。介助者の多くは、腕や手先に力を入れて行うために、その力(力み)が相手(お年寄り)に伝わってしまうのです。力が伝わった箇所に痛みが伴うとともに、お年寄りは痛みや不安から身体全体に力を入れてしまい、痛みが増してしまいます。
移動介助の際には、(極力)力を抜いて介助することが大切です。介助者の多くは、腕や手先に力を入れて行うために、その力(力み)が相手(お年寄り)に伝わってしまうのです。力が伝わった箇所に痛みが伴うとともに、お年寄りは痛みや不安から身体全体に力を入れてしまい、痛みが増してしまいます。
(2)「頚椎部分」の介助場面の注意点
頚椎(首)に痛みがある場合、「起きる」際にはどうしても頭部が後方に反り返ってしまいます。頭部の重さや重力の関係から致し方ないことではあります。「ベッドから起きる」際には、介助者の構え方は、(介助者の)二の腕に相手(お年寄り)の首を乗せるように支えます。首が固定されることで、頚椎から脊椎等にかかる負担や衝撃を軽減することができます。
頚椎(首)に痛みがある場合、「起きる」際にはどうしても頭部が後方に反り返ってしまいます。頭部の重さや重力の関係から致し方ないことではあります。「ベッドから起きる」際には、介助者の構え方は、(介助者の)二の腕に相手(お年寄り)の首を乗せるように支えます。首が固定されることで、頚椎から脊椎等にかかる負担や衝撃を軽減することができます。
(3)その他
すでにやっていらっしゃるかもしれませんが、排泄介助等、ベッド上での介助する場合には、(その方の好みにも配慮すべきですが)浴衣を着用するなど、相手(お年寄り)の動きが最小限になるような工夫などをしてみるのも一案です。
なお、今回のご質問は詳細な事情が不明でしたので、一般的な回答をさせていただきました。腰痛は個人の状態により対応が変わってくるので、主治医や理学療法士などに相談することをおすすめします。
ご家族が毎日休みなく行う介護には頭の下がる思いです。なにぶん介助者の健康が重要な要素になりますので、お身体には気をつけてください。
回答者:貝塚ケアサービス研究所・貝塚誠一郎
すでにやっていらっしゃるかもしれませんが、排泄介助等、ベッド上での介助する場合には、(その方の好みにも配慮すべきですが)浴衣を着用するなど、相手(お年寄り)の動きが最小限になるような工夫などをしてみるのも一案です。
なお、今回のご質問は詳細な事情が不明でしたので、一般的な回答をさせていただきました。腰痛は個人の状態により対応が変わってくるので、主治医や理学療法士などに相談することをおすすめします。
ご家族が毎日休みなく行う介護には頭の下がる思いです。なにぶん介助者の健康が重要な要素になりますので、お身体には気をつけてください。
回答者:貝塚ケアサービス研究所・貝塚誠一郎