心と身体
床ずれ(じょくそう)ができてしまったようなのですが。
先週、寝たきりの義父のおむつ交換をしていたとき、お尻の上のあたりが赤くなっているのを見つけました。はじめは虫に刺されたのかな、と思いましたが、1週間たっても治る様子がありません。本人も気にしていないので、そのままでも大丈夫かと思いましたが、もしかしたら床ずれでしょうか?
こいのぼりさん〈女性〉より
素人判断は禁物です! まずは医師の診断を受けましょう。
こいのぼりさん、はじめまして。介護のソムリエ、まっとです。よろしくお願いします。
もし、お義父様に床ずれの可能性があると思ったら、なるべく早く病院(内科、皮膚科)で診断してもらいましょう。まずは、かかりつけの医師や訪問看護師に相談してみてもいいかもしれません。
もし、お義父様に床ずれの可能性があると思ったら、なるべく早く病院(内科、皮膚科)で診断してもらいましょう。まずは、かかりつけの医師や訪問看護師に相談してみてもいいかもしれません。
床ずれとは
寝たきりの生活が長く続いたりすると、体重のかかる部分が持続的に圧迫されます。すると、その部分で血のめぐりが悪くなり、皮膚の組織が壊れて、床ずれ(じょくそう)が起こります。
床ずれのできやすい部分は、寝ているときに床面に接している「お尻、腰、背中、肩、かかと」などです。皮膚がずっと赤くなっていたり、水ぶくれができていたりしたときは床ずれかも知れませんので要注意です。赤くなっている患部のマッサージや水ぶくれを破ることはやめましょう。
床ずれができると、通常は痛みやかゆみを感じますが、マヒがあると感じないこともあります。
床ずれは、ぬり薬や創傷被覆材(傷口を覆う貼り薬)を使って治療することが多いですが、症状が進行してしまうと外科的な手術が必要になってしまうこともあります。
寝たきりの生活が長く続いたりすると、体重のかかる部分が持続的に圧迫されます。すると、その部分で血のめぐりが悪くなり、皮膚の組織が壊れて、床ずれ(じょくそう)が起こります。
床ずれのできやすい部分は、寝ているときに床面に接している「お尻、腰、背中、肩、かかと」などです。皮膚がずっと赤くなっていたり、水ぶくれができていたりしたときは床ずれかも知れませんので要注意です。赤くなっている患部のマッサージや水ぶくれを破ることはやめましょう。
床ずれができると、通常は痛みやかゆみを感じますが、マヒがあると感じないこともあります。
床ずれは、ぬり薬や創傷被覆材(傷口を覆う貼り薬)を使って治療することが多いですが、症状が進行してしまうと外科的な手術が必要になってしまうこともあります。
床ずれを防ぐために
床ずれの予防には、(1)圧迫を避ける、(2)摩擦を減らす、(3)皮膚を清潔にする、(4)栄養をしっかりとる、ことです。
圧迫を避けるためには、寝返りを打つことです。自分で寝返りが打てない方の場合、体の向きをこまめに変えてあげるようにしましょう(体位変換といいます)。体位変換のやり方については、ホームヘルパーや訪問看護師に相談してみましょう。
その他、低反発マットなどの床ずれ予防に効果的な介護用品もあります。介護用品については、訪問看護師やケアマネジャーに相談してみてください。なお、床ずれ予防用具は介護保険の対象ですので、1割の自己負担で利用できます。
床ずれは進むと治りづらいので、早め早めの治療が大切です。また、これから暑い夏を迎えると、患部も蒸れやすく、介護の負担が増えることも多いです。体調を崩さないように、介護するこいのぼりさん自身の健康管理も大切にしてください。
床ずれの予防には、(1)圧迫を避ける、(2)摩擦を減らす、(3)皮膚を清潔にする、(4)栄養をしっかりとる、ことです。
圧迫を避けるためには、寝返りを打つことです。自分で寝返りが打てない方の場合、体の向きをこまめに変えてあげるようにしましょう(体位変換といいます)。体位変換のやり方については、ホームヘルパーや訪問看護師に相談してみましょう。
その他、低反発マットなどの床ずれ予防に効果的な介護用品もあります。介護用品については、訪問看護師やケアマネジャーに相談してみてください。なお、床ずれ予防用具は介護保険の対象ですので、1割の自己負担で利用できます。
床ずれは進むと治りづらいので、早め早めの治療が大切です。また、これから暑い夏を迎えると、患部も蒸れやすく、介護の負担が増えることも多いです。体調を崩さないように、介護するこいのぼりさん自身の健康管理も大切にしてください。