3 自宅から出かけて利用するサービス(通所系サービス)
通所介護(デイサービス)、認知症対応型通所介護(認知症対応型デイサービス)
日中ずっと居室にこもっているのではなく、他の人とも交流をもつことは、高齢者にとってもよい気分転換となります。また、家族にとっても、介護から離れる時間がもてることは、長い介護生活を送るうえで大切です。
こうしたことを目的として、日中、自宅から出向き、思いおもいに過ごすことができるサービス(通所介護)が生まれました。
こうしたことを目的として、日中、自宅から出向き、思いおもいに過ごすことができるサービス(通所介護)が生まれました。
通所介護、認知症対応型通所介護ってなんですか?
老人デイサービスセンターなどに出かけ、そこで受けることができる、(1)入浴、食事などの介護、(2)生活などに関する相談と助言、(3)健康状態の確認、(4)日常生活上の世話、(5)機能訓練をいいます。
「認知症対応型通所介護」は認知症のある人が対象で、かつその事業所のある市町村に住んでいる人でなければ利用できません。
「認知症対応型通所介護」は認知症のある人が対象で、かつその事業所のある市町村に住んでいる人でなければ利用できません。
どんなときに利用できるの?
まず、お住まいの市町村から「要介護」と認定されていること、そして、「居宅サービス計画(ケアプラン)」が作成されていることが必要です。
どんなサービスが受けられるの?
集団で行われるレクリエーションや創作活動などの機能訓練が一般的で(これを「アクティビティ」といいます)、これに食事や入浴がつく場合もあります。
また、次のサービスに取り組んでいる事業所もあります。
(1)個別機能訓練
利用者一人ひとりに応じた計画(個別機能訓練計画)を立て、これに基づいて機能訓練を行います。
(2)栄養改善サービス
痩せすぎている(BMIが標準より大きく下回っている)、体重の減少がある、栄養面や食生活上に問題があるなどの場合(低栄養状態)、もしくはその心配のある場合に、その改善を目的として個別に実施される栄養食事相談などの栄養管理です。
(3)口腔機能向上サービス
口のなかに衛生的な問題がある、または食べ物をかむ・飲み込むなどの機能に問題のある場合、もしくはその心配のある場合に、その機能の向上を目的とし個別に実施される口の中の清掃やその指導、食べ物をかむ・飲み込む訓練やその指導です。
また、「認知症対応型通所介護」は、事業所の形態によって、(1)単独型、(2)併設型、(3)共用型に分けられます。
(1)単独型
その事業所が特別養護老人ホームなどに併設されていない場合(定員は12人以下とされています)
(2)併設型
その事業所が特別養護老人ホームなどに併設されている場合(定員は12人以下とされています)
(3)共用型
認知症対応型共同生活事業所(認知症高齢者グループホーム)の居間または食堂などを利用して、グループホーム入居者といっしょに過ごす場合をいいます(利用定員は3人以下とされています)。
また、次のサービスに取り組んでいる事業所もあります。
(1)個別機能訓練
利用者一人ひとりに応じた計画(個別機能訓練計画)を立て、これに基づいて機能訓練を行います。
(2)栄養改善サービス
痩せすぎている(BMIが標準より大きく下回っている)、体重の減少がある、栄養面や食生活上に問題があるなどの場合(低栄養状態)、もしくはその心配のある場合に、その改善を目的として個別に実施される栄養食事相談などの栄養管理です。
(3)口腔機能向上サービス
口のなかに衛生的な問題がある、または食べ物をかむ・飲み込むなどの機能に問題のある場合、もしくはその心配のある場合に、その機能の向上を目的とし個別に実施される口の中の清掃やその指導、食べ物をかむ・飲み込む訓練やその指導です。
また、「認知症対応型通所介護」は、事業所の形態によって、(1)単独型、(2)併設型、(3)共用型に分けられます。
(1)単独型
その事業所が特別養護老人ホームなどに併設されていない場合(定員は12人以下とされています)
(2)併設型
その事業所が特別養護老人ホームなどに併設されている場合(定員は12人以下とされています)
(3)共用型
認知症対応型共同生活事業所(認知症高齢者グループホーム)の居間または食堂などを利用して、グループホーム入居者といっしょに過ごす場合をいいます(利用定員は3人以下とされています)。
このほか、平成18年に新たにつくられた「療養通所介護」というサービスもあります。これは難病などを患っていて、より多くの介護を必要としたり、がんの末期であったりするために、常に看護師の見守りが必要となる人を対象とするサービスです。
◆ワンポイント◆ 「療養通所介護」とは?
介護保険サービスの一つ「通所介護」に含まれる通所サービスのこと。
難病やがん末期の要介護者などに対して、医療機関や訪問看護ステーション等と連携して行われます。
定期的に療養通所介護事業所を訪れ、食事や入浴などのケアや、リハビリテーションなどを受けることができます。
看護師による見守りのため、少人数でのサービスが特徴です。
利用料は、利用時間によって異なります。
難病やがん末期の要介護者などに対して、医療機関や訪問看護ステーション等と連携して行われます。
定期的に療養通所介護事業所を訪れ、食事や入浴などのケアや、リハビリテーションなどを受けることができます。
看護師による見守りのため、少人数でのサービスが特徴です。
利用料は、利用時間によって異なります。
利用の手順(どうやって利用するの?)
介護支援専門員(ケアマネジャー)と相談のうえ、通所介護(認知症対応型通所介護)を提供する事業所を決定します。その後、事業者と直接、契約を結び(契約にあたっては、「契約の際に注意したいこと」をご覧下さい)、サービスが開始されます。
さらに、通所介護(認知症対応型通所介護)を提供するにあたって必要となる計画(居宅サービス計画(ケアプラン)とは異なります)がつくられ、その「計画」に基づいて、実際のサービスがスタートします。
さらに、通所介護(認知症対応型通所介護)を提供するにあたって必要となる計画(居宅サービス計画(ケアプラン)とは異なります)がつくられ、その「計画」に基づいて、実際のサービスがスタートします。
利用料は?
・通所介護:事業所の規模、利用時間や要介護度によって異なります。
・認知症対応型通所介護:事業所の形態、利用時間及び要介護度によって異なります。
また、食費(材料費と調理にかかる費用)が必要です。これらの額は施設によって異なります。なお、利用者が「ご飯」をご自宅から持参して「おかず」のみを事業所が用意する、利用者がお弁当を持参することができる場合もあります(事業所によって異なりますので、詳細はお尋ね下さい)。
・認知症対応型通所介護:事業所の形態、利用時間及び要介護度によって異なります。
また、食費(材料費と調理にかかる費用)が必要です。これらの額は施設によって異なります。なお、利用者が「ご飯」をご自宅から持参して「おかず」のみを事業所が用意する、利用者がお弁当を持参することができる場合もあります(事業所によって異なりますので、詳細はお尋ね下さい)。
Ex.)利用料のめやす(要介護3の利用者で東京都特別区在住の場合)■通所介護
なお、利用料を決める「時間」は、実際にかかった時間ではなく、事前に立てられた計画にもとづくものです。
前年度1月あたりの平均利用延人数が300人以内の事業所 | 3時間以上4時間未満 | 570単位(608円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 778単位(830円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 1055単位(1126円)/回 | |
前年度1月あたりの平均利用延人数が301人〜750人以内の事業所 | 3時間以上4時間未満 | 493単位(526円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 668単位(713円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 901単位(962円)/回 | |
前年度1月あたりの平均利用延人数が751人〜900人以内の事業所 | 3時間以上4時間未満 | 485単位(517円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 657単位(701円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 886単位(946円)/回 | |
前年度1月あたりの平均利用延人数が900人を超える事業所 | 3時間以上4時間未満 | 472単位(504円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 639単位(682円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 862単位(920円)/回 | 通所療養介護 | 3時間以上6時間未満 | 1000単位(1068円)/回 |
6時間以上8時間未満 | 1500単位(1602円)/回 |
単独型 | 3時間以上4時間未満 | 630単位(682円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 864単位(935円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 1175単位(1272円)/回 | |
併設型 | 3時間以上4時間未満 | 570単位(617円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 778単位(842円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 1055単位(1142円)/回 | 共用型 | 3時間以上4時間未満 | 252単位(272円)/回 |
4時間以上6時間未満 | 360単位(389円)/回 | |
6時間以上8時間未満 | 503単位(544円)/回 |
- 認知症対応型サービスをもっと知りたい人のために
- けあサポ'S EYE「認知症の人を支える場」