第20回介護福祉士国家試験 問題正答番号
社会福祉援助技術(演習を含む)・8問
・合否の判定や設問内容についてのお問い合わせには応じかねますのでご了承願います。
|社会福祉概論(8問)|老人福祉論(10問)|障害者福祉論(4問)|リハビリテーション論(4問)|レクリエーション活動援助法(6問)|老人・障害者の心理(8問)|家政学概論(8問)|医学一般(12問)|精神保健(4問)|介護概論(8問)|介護技術(11問)|介護技術(事例)(9問)|形態別介護技術(11問)|形態別介護技術(事例)(9問)|
|社会福祉概論(8問)|老人福祉論(10問)|障害者福祉論(4問)|リハビリテーション論(4問)|レクリエーション活動援助法(6問)|老人・障害者の心理(8問)|家政学概論(8問)|医学一般(12問)|精神保健(4問)|介護概論(8問)|介護技術(11問)|介護技術(事例)(9問)|形態別介護技術(11問)|形態別介護技術(事例)(9問)|
問題27
社会福祉援助技術の基本に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 日常生活に支障がある利用者に対して,本人に代わって全面的に生活問題を解決する。
B 利用者の身体機能や心理状態ではなく,社会的な環境状況に焦点を当てる。
C 利用者のニーズの充足を図ることによって,生活の質を高める。
D 公平の原則に基づき,画一・平等な内容の支援を行う。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 × ○ ○ ×
4 × × ○ ×
5 × × × ○
【問題27の解答】4
A 日常生活に支障がある利用者に対して,本人に代わって全面的に生活問題を解決する。
B 利用者の身体機能や心理状態ではなく,社会的な環境状況に焦点を当てる。
C 利用者のニーズの充足を図ることによって,生活の質を高める。
D 公平の原則に基づき,画一・平等な内容の支援を行う。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 × ○ ○ ×
4 × × ○ ×
5 × × × ○
【問題27の解答】4
問題28
面接における援助者の行動に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 積極的に聴いている印象を伝えるには,腕組みをする。
2 受容の姿勢では視線をそらさず,利用者の目を凝視する。
3 傾聴の姿勢を示すときには,相づちをうたない。
4 基本的な情報を確認するときには,「閉じた質問」をする。
5 非審判的態度を示すには,援助者の主観や価値観を利用者に伝える。
【問題28の解答】4
1 積極的に聴いている印象を伝えるには,腕組みをする。
2 受容の姿勢では視線をそらさず,利用者の目を凝視する。
3 傾聴の姿勢を示すときには,相づちをうたない。
4 基本的な情報を確認するときには,「閉じた質問」をする。
5 非審判的態度を示すには,援助者の主観や価値観を利用者に伝える。
【問題28の解答】4
問題29
集団援助技術の基本的知識に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 グループワークでは,グループを媒体として個人を支援する。
2 プログラムの計画作りは,グループのメンバーと援助者との共同作業である。
3 グループの成長を促進するために,援助者は自らを特定の役割に固定する。
4 援助者は,グループの中で生まれた「集団規範」を手段として活用できる。
5 グループには自然発生的なものもあれば,人為的なものもある。
【問題29の解答】3
1 グループワークでは,グループを媒体として個人を支援する。
2 プログラムの計画作りは,グループのメンバーと援助者との共同作業である。
3 グループの成長を促進するために,援助者は自らを特定の役割に固定する。
4 援助者は,グループの中で生まれた「集団規範」を手段として活用できる。
5 グループには自然発生的なものもあれば,人為的なものもある。
【問題29の解答】3
問題30
社会福祉援助技術の用語に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 提供機関間の連携を図り連絡・調整することを,コーディネーションという。
2 援助者が主導的に決定できる援助関係を,ラポールという。
3 利用者側に立った利用者の権利などの擁護活動を,アドボカシーという。
4 援助者が地域に出向き面接や援助をすることを,アウトリーチという。
5 利用者が援助を活用して問題解決に向かう能力を,ワーカビリティという。
【問題30の解答】2
1 提供機関間の連携を図り連絡・調整することを,コーディネーションという。
2 援助者が主導的に決定できる援助関係を,ラポールという。
3 利用者側に立った利用者の権利などの擁護活動を,アドボカシーという。
4 援助者が地域に出向き面接や援助をすることを,アウトリーチという。
5 利用者が援助を活用して問題解決に向かう能力を,ワーカビリティという。
【問題30の解答】2
問題31
ケアマネジメントの過程に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A アセスメントは,利用者の主訴から得られた情報に限定して行う。
B ケアプランは,利用者の参加を得て作成する。
C ケアプランは,必要に応じて変更されるものなので,文書化することは避けた方がよい。
D 心身機能面での大きな変化が予測される利用者に対しては,特にきめ細かなモニタリングを実施する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × × ○
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × × ○
【問題31の解答】4
A アセスメントは,利用者の主訴から得られた情報に限定して行う。
B ケアプランは,利用者の参加を得て作成する。
C ケアプランは,必要に応じて変更されるものなので,文書化することは避けた方がよい。
D 心身機能面での大きな変化が予測される利用者に対しては,特にきめ細かなモニタリングを実施する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × × ○
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × × ○
【問題31の解答】4
事例問題
次の事例を読んで,問題32から問題34までについて答えなさい。
〔事 例〕
一人暮らしのEさん(78歳)は,夫と5年前に死別した。指定介護老人福祉施設(以下「施設」という)に入所して3年目。ここ数年,ますます体力が弱まってきた。2か月程前,散歩中に転んで左大腿(たい)骨頚(けい)部を骨折して入院し,人工骨頭の置換術を受けた。手術後のリハビリテーション(以下「リハビリ」という)を受け,病院から退院に向けて施設に外泊中のEさんは,車いすで施設内を移動しながら,しきりに介護職員に今後の生活の不安を訴えていた。「リハビリをいくらやっても,自分の思うようには歩けない。リハビリの先生の力不足に違いない。これからはこのままずっと車いすが必要になって,最悪の場合は,寝たきりになるかもしれない。そんな状態になっては,介護の手もかかるし,皆さんに申し訳ない。私は,歩けなくなったら,何もできないし,生きていても仕方ない」とEさんは話しながら,涙して,とても落ち込んでいる様子であった。
その後Eさんは,退院して施設に戻った。
次の事例を読んで,問題32から問題34までについて答えなさい。
〔事 例〕
一人暮らしのEさん(78歳)は,夫と5年前に死別した。指定介護老人福祉施設(以下「施設」という)に入所して3年目。ここ数年,ますます体力が弱まってきた。2か月程前,散歩中に転んで左大腿(たい)骨頚(けい)部を骨折して入院し,人工骨頭の置換術を受けた。手術後のリハビリテーション(以下「リハビリ」という)を受け,病院から退院に向けて施設に外泊中のEさんは,車いすで施設内を移動しながら,しきりに介護職員に今後の生活の不安を訴えていた。「リハビリをいくらやっても,自分の思うようには歩けない。リハビリの先生の力不足に違いない。これからはこのままずっと車いすが必要になって,最悪の場合は,寝たきりになるかもしれない。そんな状態になっては,介護の手もかかるし,皆さんに申し訳ない。私は,歩けなくなったら,何もできないし,生きていても仕方ない」とEさんは話しながら,涙して,とても落ち込んでいる様子であった。
その後Eさんは,退院して施設に戻った。
問題32
病院から外泊中のEさんは,以下の障害受容の過程におけるどの段階と考えられるか,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 ショック期
2 否認期
3 混乱期
4 解決への努力期
5 受容期
【問題32の解答】3
1 ショック期
2 否認期
3 混乱期
4 解決への努力期
5 受容期
【問題32の解答】3
問題33
病院から外泊中のEさんの訴えへの施設介護職員による対応として,次の記述のうち,適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 「もう少しお話をお聞きしましょう」と声をかけて,じっくりと話を聴く。
B 「いろいろなことがご心配なのですね」と言葉を返す。
C 「おからだの不自由さをやっと受け入れられたのですね」と優しく言う。
D 「骨折の原因を思い出してください」と言う。
(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D
【問題33の解答】1
A 「もう少しお話をお聞きしましょう」と声をかけて,じっくりと話を聴く。
B 「いろいろなことがご心配なのですね」と言葉を返す。
C 「おからだの不自由さをやっと受け入れられたのですね」と優しく言う。
D 「骨折の原因を思い出してください」と言う。
(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D
【問題33の解答】1
問題34
Eさんが退院した後の施設介護職員による対応として,次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A Eさんの抱いている希望や期待に対して支持的にかかわる。
B 同じような骨折体験をした人達との交流を勧める。
C 現在の生活状態について話し合う。
D 外出や旅行などを主導的に計画し,Eさんに実行してもらう。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
【問題34の解答】1
A Eさんの抱いている希望や期待に対して支持的にかかわる。
B 同じような骨折体験をした人達との交流を勧める。
C 現在の生活状態について話し合う。
D 外出や旅行などを主導的に計画し,Eさんに実行してもらう。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
【問題34の解答】1