10/13の本番まであと1か月あまり。
忙しい日々のなかで、どんなふうに環境づくりをし、どのように勉強を進めていけばよいのか。
本番当日の心がけまでサポートしていきます。
第3回 スキマ時間を活用しよう!
前回は、勉強する環境を整えることの重要性を考えました。
今回は、環境ではなく、勉強する「あなた」自身の「心」、すなわち「やる気」をコントロールすることの重要性について考えてみようと思います。
スキマ時間の活用をもとに、やる気にスイッチを入れる方法を考えたいと思います。
今回は、環境ではなく、勉強する「あなた」自身の「心」、すなわち「やる気」をコントロールすることの重要性について考えてみようと思います。
スキマ時間の活用をもとに、やる気にスイッチを入れる方法を考えたいと思います。
スキマ時間を見つけよう!
私たちはどうしても「勉強の時間」というと、1時間とか2時間といったまとまった時間を考えがちです。しかし、短時間でもコンスタントに脳にインプットしていけば、大きな効果があると言われています。
日々の暮らしの中には、1時間までは割けなくても、ちょっと注意を向ければ10分程度の空き時間は見つけることができるでしょう。
例えば、あなたの通勤手段が公共交通機関の場合、駅やバス停で待っている時間や乗車後の移動時間はどのくらいありますか? また、用事と用事の間に「スキマ時間」ができることはないでしょうか? そうした時間は、あまりにも日常的なため、ふだんは私たちの意識にのぼることはありません。でも、試験を1か月後に控えたこの時期、そうした「スキマ時間」が大きな味方になってくれるのです。
ふだんの生活を振り返り、10分単位で勉強に使用できる時間が埋もれていないかを確認してみましょう。
日々の暮らしの中には、1時間までは割けなくても、ちょっと注意を向ければ10分程度の空き時間は見つけることができるでしょう。
例えば、あなたの通勤手段が公共交通機関の場合、駅やバス停で待っている時間や乗車後の移動時間はどのくらいありますか? また、用事と用事の間に「スキマ時間」ができることはないでしょうか? そうした時間は、あまりにも日常的なため、ふだんは私たちの意識にのぼることはありません。でも、試験を1か月後に控えたこの時期、そうした「スキマ時間」が大きな味方になってくれるのです。
ふだんの生活を振り返り、10分単位で勉強に使用できる時間が埋もれていないかを確認してみましょう。
10分単位でできる勉強内容には、以下のようなものがあります。あらかじめ用意しておき、空いた時間を活用して取り組みましょう。
10分で行う勉強の例
- (1)前回ご紹介したとおり、本番で問題を解く時間は1問2分です。よって10分で問題を5問解いてみる。
- 時間の感覚を体感し、回答感覚をつかむ上で有効です。
- (2)先に解いた5問について、解答を見ながら再確認する。
- 答えと解答を同時に見て、正しく必要な情報をインプットします。
- (3)自分の苦手な分野(例えば生活保護と介護保険の関係、第2号被保険者の申請に必要な16種類の特定疾病、介護保険財政など)の用語や仕組みを参考書やテキストの該当部分をコピーしておき、いつでも見られるようにしておく。
- テキストや参考書のモバイル化(コンパクト・軽量化)を図りましょう。
10分単位でできる勉強法
忙しい皆さんが日常生活の中でスキマ時間をとりやすいのは、通勤時間とトイレや入浴の最中でしょう。次にそれぞれの場面で実践できる勉強法の一例をご紹介します。
通勤時間
- (1)車で通勤の方は、声が出せる環境にあるので、用語等を声に出して説明してみる。
- (2)電車で通勤の方は、先に示したように参考書やテキストのモバイル化を図り、移動時間に学習できる体制を作る。
- (3)徒歩で通勤の方は、単語帳の表に一問、裏に一答を記載したものを持ち歩き、一問一答を試みる。
トイレ・入浴
- (1)視線に入る所に、テキストや参考書の重要な部分を複写し貼り付ける
- (2)一問一答を作り貼り付けて、常に問題と答えを同時に見られるようにしておく
気持ちが乗らない時も、気軽に1問解いてみよう!
さて、いくら時間を捻出しても、気持ちが乗ってこない、「やる気」が出ないと効果はありません。
モチベーション、すなわち「やる気」は脳内で作られます。よって、何らかの刺激を脳に入れないと「やる気」は発動しません。
この原理を応用し、気持ちが乗らない時にも、「とりあえず1問だけ解いてみよう。それで今日の勉強は終わり」くらいの気軽な気持ちで始めることをお勧めします。
その1問を解き始めることで脳へ刺激が送られ、しばらくすると「やる気」が発動し、少しずつ調子に乗って集中できるようになります。
こうした現象は、心理学者クレペリンによって発見され、「作業興奮」と名づけられています。
皆さんも、最初は気乗りしなかったことでも、始めてからしばらく経つと少しずつ調子が出てきて、いつの間にか集中して取り組んでいた、という経験があるのではないでしょうか? それが作業興奮です。
独りで学習しなければならない環境にあって、いつもいつもモチベーションを持続させることは難しことです。だからといって、何もしないでモヤモヤするのではなく、「脳に刺激を入れる」ことを意識し、簡単な内容でかまわないので、「まずは始めてみる」ことを心がけてみましょう。
その効果は絶大です。作業興奮が工夫して捻出した時間を輝かしいものにさせること請け合いです。
頑張ってください!
モチベーション、すなわち「やる気」は脳内で作られます。よって、何らかの刺激を脳に入れないと「やる気」は発動しません。
この原理を応用し、気持ちが乗らない時にも、「とりあえず1問だけ解いてみよう。それで今日の勉強は終わり」くらいの気軽な気持ちで始めることをお勧めします。
その1問を解き始めることで脳へ刺激が送られ、しばらくすると「やる気」が発動し、少しずつ調子に乗って集中できるようになります。
こうした現象は、心理学者クレペリンによって発見され、「作業興奮」と名づけられています。
皆さんも、最初は気乗りしなかったことでも、始めてからしばらく経つと少しずつ調子が出てきて、いつの間にか集中して取り組んでいた、という経験があるのではないでしょうか? それが作業興奮です。
独りで学習しなければならない環境にあって、いつもいつもモチベーションを持続させることは難しことです。だからといって、何もしないでモヤモヤするのではなく、「脳に刺激を入れる」ことを意識し、簡単な内容でかまわないので、「まずは始めてみる」ことを心がけてみましょう。
その効果は絶大です。作業興奮が工夫して捻出した時間を輝かしいものにさせること請け合いです。
頑張ってください!