2 自宅で利用するサービス(訪問系サービス)
訪問入浴介護
入浴は、身体の清潔を保つだけでなく、疲れを癒してくれたり、気分をリラックスさせてくれたり、精神的にもよい影響を与えてくれるものです。特に、日本人にとっては、日常生活にしっかりと根づいている習慣といえるでしょう。しかし一方で、日常生活に不便が生じてきたとき、入浴の介助はご家族や介護者にとって大変な負担になりがちです。そんなときに利用したいのが訪問入浴介護です。訪問入浴介護は、ご自宅にある浴槽を使った入浴が難しくなったとき、大きな組み立て式の浴槽を車で運び、看護師(准看護師)と介護職員の介助・見守りのもと、ご自宅でゆっくりとお湯に浸かっていただくサービスです。
どんなときに利用できるの?
まず、お住まいの市町村から「要介護」と認定されていること、そして居宅サービス計画(ケアプラン)が作成されていること、が必要です。
利用の手順(どうやって利用するの?)
介護支援専門員(ケアマネジャー)と相談のうえ、訪問入浴介護を提供する事業所を決定します。その後、事業者と直接、契約を結び(契約にあたっては、「契約の際に注意したいこと」をご覧下さい)、サービスが開始されます。
利用料は?
1回あたりの定額です。
Ex.)利用料のめやす(東京都特別区の場合)
1,250単位(1,381円)/回
Ex.)利用料のめやす(東京都特別区の場合)
1,250単位(1,381円)/回
どこで行われるの?
ご自宅の居間など、3平方メートルくらいのスペースを確保し、特殊な浴槽を運び込んで行います。
訪問入浴介護の専用車の中には、組み立て式の浴槽の他、お風呂で使用する水を運ぶタンクや、お湯を沸かすボイラーなどが備え付けられています。ご自宅に浴槽を設置し、車からホースでお湯を注ぎ込んで入浴の準備をすることができます。
訪問入浴介護の専用車の中には、組み立て式の浴槽の他、お風呂で使用する水を運ぶタンクや、お湯を沸かすボイラーなどが備え付けられています。ご自宅に浴槽を設置し、車からホースでお湯を注ぎ込んで入浴の準備をすることができます。
どんな人が利用するの?
例えば、寝たきりのために入浴が難しい方、在宅療養中で通常の入浴が難しい方、自宅の浴槽が手狭などの理由で入浴介助も難しい方、などが挙げられます。
訪問入浴介護では、看護師(准看護師)が同行し、血圧測定を行い、体調をチェックするので安心して入浴することができます。
訪問入浴介護では、看護師(准看護師)が同行し、血圧測定を行い、体調をチェックするので安心して入浴することができます。