1 介護保険制度の仕組み
契約の際に注意したいこと
実際にサービスを利用する場合、利用者と事業者とが直接、契約を結ぶことになります。
契約にあたっては、契約書のほかに「重要事項説明書」などによって、事業者から説明があるはずですから、内容をよく読んで契約して下さい。納得できない事柄や疑問点がある場合には必ず確認して下さい。
契約にあたっては、契約書のほかに「重要事項説明書」などによって、事業者から説明があるはずですから、内容をよく読んで契約して下さい。納得できない事柄や疑問点がある場合には必ず確認して下さい。
契約の際にチェックしたいこと(例)
○介護保険でできることと、できないこと
○契約の期間
○利用料とその計算の方法(自己負担となる費目とその額)
○サービス内容の変更やキャンセルをする場合の方法と料金
○契約を解除する場合の条件など
○損害賠償の有無と内容、条件など
○苦情、相談などの方法、窓口
○秘密保持の具体的な取組み
○介護保険でできることと、できないこと
○契約の期間
○利用料とその計算の方法(自己負担となる費目とその額)
○サービス内容の変更やキャンセルをする場合の方法と料金
○契約を解除する場合の条件など
○損害賠償の有無と内容、条件など
○苦情、相談などの方法、窓口
○秘密保持の具体的な取組み
◆ワンポイント◆ サービスに不満や疑問がある場合は? 提供されるサービスなどに不満や苦情、疑問などがある場合には、遠慮をせずに事業者(直接のサービスの担当者やその責任者、相談窓口)に相談しましょう。その際は、一方的な非難などにならないよう、自分の気持ちや事実を整理し、文章にまとめておくとよいかもしれません。 なお、事業者とのやりとりで解決できなければ、ケアマネジャーか市町村の相談窓口に問い合わせましょう。 また、都道府県にある「国民健康保険団体連合会」でも相談に応じています。 |
介護保険以外のサービスも
さまざまなサポートがあれば、高齢者はより安心して生活できるようになります。しかし、そのすべてが介護保険のサービスでまかなわれているわけではありません。
そのため、市町村によっては、次のようなサービスを準備しています。なお、具体的にどのようなサービスがあるのか、そして利用できる条件や利用料などもさまざまです。
また、介護保険では対象とならないこともあるサービス(たとえば買い物や掃除・洗濯などの家事や「利用できるサービス量の上限」を超えるサービス)を民間の企業などが提供している場合もあります。このようなサービスを上手に使うのも、ご自宅での生活を続けるうえでは大切になってきます。いずれの場合もまずはケアマネジャーに相談して下さい。
なお、まだまだ元気で、大げさな“サービス”までは必要ないものの、たとえば、ごみ出しや電球の取替えなどのちょっとした手助けがあれば助かるのになということもあるでしょう。このような、日常生活にかかわる、いわゆる“かゆいところに手が届く”ようなきめ細かいサービスは、地域の社会福祉協議会やシルバー人材センター、ボランティア団体などが提供している場合もあります。
このようなサービス(というより、“手助け”や“助け合い”と表現した方がよいかもしれません)は、現在では難しくなったといわれる地域での結びつきや交流を促すきっかけとなるかもしれません。やはりお住まいの市町村か、もしくは「社会福祉協議会」に尋ねてみて下さい。
そのため、市町村によっては、次のようなサービスを準備しています。なお、具体的にどのようなサービスがあるのか、そして利用できる条件や利用料などもさまざまです。
・日常生活用具(電磁調理器、シルバーカーなど)の給付
・補聴器や杖の支給
・訪問理美容サービス
・紙おむつの支給
・寝具の乾燥消毒
・福祉電話のレンタル
・緊急通報装置のレンタル
・はり・きゅう・マッサージなどの費用の助成
・配食サービス(食事づくりが難しくなった高齢者に食事を届けます)
このほか、住宅改修にかかった費用について、介護保険で給付される金額に上乗せをして助成したり、その資金を融資したりするなどのサービスがある場合もあります。
また、介護を必要とする高齢者のいる家族に対して、介護技術を教える教室を開催したり、その負担を少なくするためにボランティアを派遣したりというサービスがある場合もあります。
・補聴器や杖の支給
・訪問理美容サービス
・紙おむつの支給
・寝具の乾燥消毒
・福祉電話のレンタル
・緊急通報装置のレンタル
・はり・きゅう・マッサージなどの費用の助成
・配食サービス(食事づくりが難しくなった高齢者に食事を届けます)
このほか、住宅改修にかかった費用について、介護保険で給付される金額に上乗せをして助成したり、その資金を融資したりするなどのサービスがある場合もあります。
また、介護を必要とする高齢者のいる家族に対して、介護技術を教える教室を開催したり、その負担を少なくするためにボランティアを派遣したりというサービスがある場合もあります。
また、介護保険では対象とならないこともあるサービス(たとえば買い物や掃除・洗濯などの家事や「利用できるサービス量の上限」を超えるサービス)を民間の企業などが提供している場合もあります。このようなサービスを上手に使うのも、ご自宅での生活を続けるうえでは大切になってきます。いずれの場合もまずはケアマネジャーに相談して下さい。
なお、まだまだ元気で、大げさな“サービス”までは必要ないものの、たとえば、ごみ出しや電球の取替えなどのちょっとした手助けがあれば助かるのになということもあるでしょう。このような、日常生活にかかわる、いわゆる“かゆいところに手が届く”ようなきめ細かいサービスは、地域の社会福祉協議会やシルバー人材センター、ボランティア団体などが提供している場合もあります。
このようなサービス(というより、“手助け”や“助け合い”と表現した方がよいかもしれません)は、現在では難しくなったといわれる地域での結びつきや交流を促すきっかけとなるかもしれません。やはりお住まいの市町村か、もしくは「社会福祉協議会」に尋ねてみて下さい。