13万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第61回 松田洋輔さん
特別養護老人ホーム旭川敬老園
介護職員
松田さんが使った参考書
介護福祉士国家試験模擬問題集
中央法規出版
中央法規出版
介護福祉士国家試験受験ワークブック(上)
中央法規出版
中央法規出版
介護福祉士国家試験受験ワークブック(下)
中央法規出版
中央法規出版
松田さんの合格までの道のり
◎松田さんの必勝三か条
- ●自分に合った勉強方法を見つける
- ●職場は「学びの場」
- ●焦りは禁物
母親の何気ない一言がきっかけに
松田洋輔さんは、特養に勤務して4年目を迎える介護職員です。この仕事のいちばんのやりがいは、「利用者さんの満面の笑みを見ることができたとき」に感じるという松田さんは、家に帰れば優しいパパの役目も果たしています。
そんな松田さんは、「介護の仕事、してみたら?」という母親の何気ない一言をきっかけに、この業界に飛び込みました。介護の仕事にやりがいを感じていたものの、日々、利用者さんとかかわるなかで、自分自身の知識や技術の足りなさを痛感することも多かったといいます。そのような状況のなか、3年間の実務経験を経た昨年、「介護のプロとして、これからも利用者さんとかかわっていきたい」という思いで国家試験に挑戦することにしました。
そんな松田さんは、「介護の仕事、してみたら?」という母親の何気ない一言をきっかけに、この業界に飛び込みました。介護の仕事にやりがいを感じていたものの、日々、利用者さんとかかわるなかで、自分自身の知識や技術の足りなさを痛感することも多かったといいます。そのような状況のなか、3年間の実務経験を経た昨年、「介護のプロとして、これからも利用者さんとかかわっていきたい」という思いで国家試験に挑戦することにしました。
自分に合った勉強法を見極める
受験を決意したのは、試験のちょうど1年前でした。ただ、「もともと勉強が好きなほうではなく、長期間にわたる試験勉強は向いていない」と判断した松田さんは、短期集中で進める計画を立て、実際には9月頃から勉強をスタートしました。その頃は週に1回30分ほど「模擬問題集」を解いていたそうです。10月になると、仕事の日は帰宅後に30分ほど、休日には2時間ほど机に向かいました。
また、松田さんは、たくさんの参考書に取り組むのではなく、「ワークブック」と「模擬問題集」に絞って、徹底的に理解する方法を選びました。「模擬問題集」で間違えた問題やわからない用語などは「ワークブック」で調べたり、学んだ内容を利用者さんとのかかわりに活かしたりもしました。さらに、仕事の合間に上司や先輩に質問するなど、「職場で利用者さんとかかわりながら学ばせてもらっていた」といいます。「現場こそ学びの場」との言葉どおり、利用者さんとのかかわりのなかで確かな知識を身に付けていきました。
また、松田さんは、たくさんの参考書に取り組むのではなく、「ワークブック」と「模擬問題集」に絞って、徹底的に理解する方法を選びました。「模擬問題集」で間違えた問題やわからない用語などは「ワークブック」で調べたり、学んだ内容を利用者さんとのかかわりに活かしたりもしました。さらに、仕事の合間に上司や先輩に質問するなど、「職場で利用者さんとかかわりながら学ばせてもらっていた」といいます。「現場こそ学びの場」との言葉どおり、利用者さんとのかかわりのなかで確かな知識を身に付けていきました。
家族の理解が「合格」の支えに
熱心な介護職員というだけでなく、「パパ」の顔も持つ松田さんは、受験勉強中のいちばんの苦労を「勉強と家庭との両立だった」といいます。まだお子さんが小さいこともあって、勉強のための時間や場所を確保するのにとても苦労したそうです。仕事のある日は、なかなか机に向かう時間を確保できなかったので、休日にお子さんを奥さんに見てもらい、「そのおかげで集中して勉強することができた」と、ご家族にとても感謝していました。
試験直前はゆとりをもって過ごす
最後に、試験前日、試験当日の過ごし方のポイントをお尋ねしました。まず、試験前日は「早めに寝ること」、そして試験当日は「新しいことを覚えるよりも、これまでに学んできたことの復習をすること」と、アドバイスをいただきました。
冒頭に「必勝三か条」をあげていただきましたが、まさに自分に合った勉強法を見極め、職場を「学びの場」として最大限に活用し、そして学んできたことを信じて、落ち着いて試験に向かう、という松田さんの姿勢を感じることができました。
冒頭に「必勝三か条」をあげていただきましたが、まさに自分に合った勉強法を見極め、職場を「学びの場」として最大限に活用し、そして学んできたことを信じて、落ち着いて試験に向かう、という松田さんの姿勢を感じることができました。