13万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第54回 佐藤一郎さん
小規模多機能型居宅介護 職員
佐藤さんが使った参考書
介護福祉士国家試験過去問解説集
中央法規出版
中央法規出版
介護福祉士国家試験模擬問題集
中央法規出版
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見て覚える! 介護福祉士国試ナビ
中央法規出版
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介護福祉士国家試験 頻出問題要点チェック
中央法規出版
中央法規出版
佐藤さんが合格のために活用したものベスト3
今回ご紹介する合格者は佐藤一郎さんです。…どこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。そう、実は佐藤さんは去年1年間、受験の傍らこのけあサポで「介護福祉士受験日誌」のブログを書いてくれた奇特な人なのです。時に頑張り、時に家庭のイベントに奮闘しながら、受験生の皆さんと一緒に勉強を頑張ってくれた佐藤さんのおもしろおかしい受験の日々は、こちらでご覧になれます。
佐藤さんならではの、しかも今年の受験生にも役立つ合格体験をお聞きしました。
佐藤さんならではの、しかも今年の受験生にも役立つ合格体験をお聞きしました。
「解説集っておもしろい!」
通勤時間にテキストを読むところから勉強をスタートした佐藤さん。でもなかなか読み進められなかったそう。そんなときに、職場の同僚のすすめで参考書を切り替えました。
「とりあえず、何かのご縁と思い、けあサポを運営している中央法規の『過去問解説集』を購入しました。これがまた面白いんです。今まで僕が読み返していたテキストにも【次のうち正しいものはどれ?】といったまとめの問題はありましたが、下には解答があるだけで解説はなかったんですよね。ところが、この本は「正解は2番。1番は○○が誤り。3番は〜」と正解の解説はもちろん、不正解の選択肢に対しても誤りの箇所と、誤った部分の正しい内容まで解説してくれるんです。モヤモヤが残らない親切な本でした。参考書が面白かったので、これで読み進めるペースも少しあがったかな。」
どの参考書を使うかが、勉強を少しでも楽しんでやれるかのポイントになるようです。
「とりあえず、何かのご縁と思い、けあサポを運営している中央法規の『過去問解説集』を購入しました。これがまた面白いんです。今まで僕が読み返していたテキストにも【次のうち正しいものはどれ?】といったまとめの問題はありましたが、下には解答があるだけで解説はなかったんですよね。ところが、この本は「正解は2番。1番は○○が誤り。3番は〜」と正解の解説はもちろん、不正解の選択肢に対しても誤りの箇所と、誤った部分の正しい内容まで解説してくれるんです。モヤモヤが残らない親切な本でした。参考書が面白かったので、これで読み進めるペースも少しあがったかな。」
どの参考書を使うかが、勉強を少しでも楽しんでやれるかのポイントになるようです。
ノートづくりで実力アップ
そして佐藤さんは次なる段階に。
「参考書を律儀に読み進めながらも、自分はそれだけでは頭に留められず、実際に書かないと覚えられないことが分かっているので、後でノートにまとめる際に必要だと思った部分に印をつけながら読みました。
ノートに書く際は、印の部分を単に書き写すのではなく、頭の中で重要だと思う部分を整理しながらまとめる、内容を解釈することを心掛けました。後で読み返した時にポイントだけ抜粋されたオリジナル受験対策ノートの完成です。
「参考書を律儀に読み進めながらも、自分はそれだけでは頭に留められず、実際に書かないと覚えられないことが分かっているので、後でノートにまとめる際に必要だと思った部分に印をつけながら読みました。
ノートに書く際は、印の部分を単に書き写すのではなく、頭の中で重要だと思う部分を整理しながらまとめる、内容を解釈することを心掛けました。後で読み返した時にポイントだけ抜粋されたオリジナル受験対策ノートの完成です。
佐藤さんの作ったノート
試験当日のことも考え、午前の試験科目と午後の科目をマーカーで色分けし、『当日の朝(電車移動中)は黄色マーカーの項目、昼休みには赤マーカーの項目だけ読む』と決め、当日は他の参考書類はまったく持っていきませんでした。
ブログを書くという強制力
合格への原動力を尋ねると、佐藤さんはブログを書いていたときのことを話してくれました。
「ブログを定期的に書いて、勉強の進捗を人に伝えていく、という事自体、かなりの強制力があったと思います。ただ、前半は子どもが生まれたりして、なぜ勉強ができないかという『言い訳ブログ』と化していましたが…。
でも後半はそうも言っていられないという気持ちがありました。11月以降は、休みの日は4時間〜7時間くらい勉強したでしょうか。受験のブログを書くということ自体、あまり多くの人が体験できるものではないでしょうけど、僕にとっては受験勉強の大きな要素になっていたと思います。」
佐藤さんは控えめに言われますが、奥様の妊娠・出産への気遣いと第一子の子育てをしながら勉強を進めた佐藤さんの受験日誌を見ると、『忙しいから勉強ができなかった』は言い訳にならないなと思わせられます。
かつてはイベント会社で働いていた佐藤さんは、自分の性格を考えて介護の世界に足を踏み入れました。今は小規模多機能型居宅介護施設で誇りをもって働き、自宅では素敵なパパです。
「ブログを定期的に書いて、勉強の進捗を人に伝えていく、という事自体、かなりの強制力があったと思います。ただ、前半は子どもが生まれたりして、なぜ勉強ができないかという『言い訳ブログ』と化していましたが…。
でも後半はそうも言っていられないという気持ちがありました。11月以降は、休みの日は4時間〜7時間くらい勉強したでしょうか。受験のブログを書くということ自体、あまり多くの人が体験できるものではないでしょうけど、僕にとっては受験勉強の大きな要素になっていたと思います。」
佐藤さんは控えめに言われますが、奥様の妊娠・出産への気遣いと第一子の子育てをしながら勉強を進めた佐藤さんの受験日誌を見ると、『忙しいから勉強ができなかった』は言い訳にならないなと思わせられます。
かつてはイベント会社で働いていた佐藤さんは、自分の性格を考えて介護の世界に足を踏み入れました。今は小規模多機能型居宅介護施設で誇りをもって働き、自宅では素敵なパパです。
国試ナビで勉強をする愛娘
佐藤さんのようにブログを書かないまでも、受験仲間や友人への「今ここまで勉強進んでいるよ、こんな勉強をしているよ」という中間報告は、皆さんの勉強にも効果的かもしれません。『体面』もモチベーションの一つになると思って、うまく活用してみてはいかがでしょうか。