13万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第53回 道明健二さん
ケアホーム東大井ユニットリーダー
道明さんが使った参考書
U-CANの介護福祉士速習レッスン(上)(下)
U-CAN
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U-CANの介護福祉士過去&予想問題集
U-CAN
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介護福祉士実技試験過去問題集
成美堂出版
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道明さんの合格までの道のり
◎道明さんの必勝三か条
- ●現場での経験を活かす
- ●諦めない
- ●自信をもつ
3月下旬、第25回試験の合格発表がありました。無事合格してこのページから卒業した方もいれば、次回へのリベンジを誓った方もいるかもしれません。
26回試験まではまだ10カ月弱ありますが、今の時期こそ、合格者の体験談を知り、試験と合格へのイメージをつかんでおきたいところです。
25回合格者の道明さんに、試験勉強の取り組み方、そして介護への思いをお聞きしました。
26回試験まではまだ10カ月弱ありますが、今の時期こそ、合格者の体験談を知り、試験と合格へのイメージをつかんでおきたいところです。
25回合格者の道明さんに、試験勉強の取り組み方、そして介護への思いをお聞きしました。
きっかけと筆記試験対策
- 受験のきっかけは何でしたか?
「4年前に介護の仕事を始めたときから、介護福祉士の取得をひとつの目標にしていました。3年経ち、自分の経験と知識を試す良い機会だと思ったこと、また職場でリーダーに昇格したこともあり、さらに強い意識を持って受験を決めました。」
- 筆記試験に向けた勉強は?
「受験申し込みの後、すぐに参考書を買いに行きました。そこから1か月は毎日、夜1時間ぐらい参考書を読みましたが、『試験までまだ時間があるな』とだんだん疎かに…試験3か月前ぐらいになり、同じく受験をする職場の同僚と進捗状況などを話したことで刺激を受け、また毎日2時間ぐらい参考書を読むようになりました。マーカーをひきながら、ひたすら読み込みました。
その後、問題集を3回ほどやりました。医療系の科目は用語も難しく感じましたが、周囲に受験を宣言していたこともあり、施設のナースなどにタイミングをみながら質問して教えてもらい、少しずつ覚えていきました。」
その後、問題集を3回ほどやりました。医療系の科目は用語も難しく感じましたが、周囲に受験を宣言していたこともあり、施設のナースなどにタイミングをみながら質問して教えてもらい、少しずつ覚えていきました。」
緊張の実技試験で、現場経験の重要性を実感
- そして見事筆記試験をクリアした道明さん。実技試験にはどのように取り組んだのでしょう。
「過去問を読み、イメージしながら練習をしました。直前には施設の入居者さんにご協力いただき、練習させていただきました。
受験経験がある人からは、『とにかく実技試験は緊張する』『モデルは若い女性のことも多いから男性は余計に緊張感があるよ』といった試験当日の詳細なアドバイスや情報をもらっていました。そのおかげで、実際の試験でもある程度は「想像通り」でした。
ただ、その会場で実技試験のトップバッターだったこともあり、やはり非常に緊張し、最初に患側と健側を間違った介護をしてしまいました。自分で間違いを宣言し、やり直しをしたのですが、その後はますます頭が真っ白に…。試験が終わった後は、自分がどんな声掛けをしたのかも思い出せず、『ダメかな…』としばらく落ち込んでいました。
が、結果として合格通知が届き、心配してくださっていた入居者さんにも合格の報告をすることができました。
頭が真っ白ななかでもなんとか合格をつかむことができたのは、やはり今までの現場での経験がとても重要だったのだと思います。」
受験経験がある人からは、『とにかく実技試験は緊張する』『モデルは若い女性のことも多いから男性は余計に緊張感があるよ』といった試験当日の詳細なアドバイスや情報をもらっていました。そのおかげで、実際の試験でもある程度は「想像通り」でした。
ただ、その会場で実技試験のトップバッターだったこともあり、やはり非常に緊張し、最初に患側と健側を間違った介護をしてしまいました。自分で間違いを宣言し、やり直しをしたのですが、その後はますます頭が真っ白に…。試験が終わった後は、自分がどんな声掛けをしたのかも思い出せず、『ダメかな…』としばらく落ち込んでいました。
が、結果として合格通知が届き、心配してくださっていた入居者さんにも合格の報告をすることができました。
頭が真っ白ななかでもなんとか合格をつかむことができたのは、やはり今までの現場での経験がとても重要だったのだと思います。」
初めて感じた「やりがい」の力
- 実は、他業種からの転職組の道明さん。今、どんな思いでお仕事をされているのでしょうか。
「もともとはまったく介護とは関係のない業界働いていましたが、ある時知り合いの配食サービスを手伝う機会がありました。お弁当を届けるだけでも、高齢者の方と触れ合うことはそれなりにあります。ただ、寝たきりの方に「ありがとう」と言われても、お弁当を置いていくことしかできないことに不全感を覚えました。「もっと高齢者の生活にかかわり、支えることができたら」と思い、介護の世界に足を踏み入れました。
現在はユニットリーダーとして働いています。少しでも入居者の皆さんに充実した生活を送ってもらえたら、楽しんでもらえたらと考えながら、チームケアをまとめていくことに、かつての仕事では感じたことのないやりがいを感じています。」
この介護への熱い思いが、見事一発合格へと導いたのではないでしょうか。今後も道明さんの、リーダーとしての活躍が期待されます!
現在はユニットリーダーとして働いています。少しでも入居者の皆さんに充実した生活を送ってもらえたら、楽しんでもらえたらと考えながら、チームケアをまとめていくことに、かつての仕事では感じたことのないやりがいを感じています。」
この介護への熱い思いが、見事一発合格へと導いたのではないでしょうか。今後も道明さんの、リーダーとしての活躍が期待されます!