15万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第49回 和田礼子さん
特別養護老人ホーム 文京大塚みどりの郷
和田さんが使った参考書
介護福祉士スピードマスター
TAC出版
TAC出版
詳解 介護福祉士過去5年問題集
成美堂出版
成美堂出版
介護福祉士 実技試験のチェックポイント
中央法規出版
中央法規出版
介護福祉士実技試験過去問題集
成美堂出版
成美堂出版
和田さんの合格までの道のり
◎和田さんの必勝三か条
●問題を解き、自分の実力を知る
●繰り返し解きニガテをつぶす
●本番はとにかく落ち着く
●問題を解き、自分の実力を知る
●繰り返し解きニガテをつぶす
●本番はとにかく落ち着く
栄養士から介護の道へ
もともと、老健で栄養士として働いていたという和田さん。介護の仕事を志したのも、そのときだったそうです。
「栄養士として働いていたときは、食堂でトイレに行きたいという方や、車いすからずれ落ちそうな方を助けることができませんでした。目の前の人を助ける技術を身に着けたいと、ヘルパー1級を取得しました。今の施設で勤務する前は、ヘルパーとして働いていたのですが、その時にも、1対1で話せ、利用者さんとの関係が深まっていくのが目に見えてわかるこの仕事に楽しさを感じました。今後も、介護の仕事を続けていきたいと思っています。そのために介護福祉士は必要な資格と思いました。」
自分の今後のキャリアプランに必要な資格として受験を決めた和田さん。その短期集中型の勉強スタイルについて聞いていきましょう。
「栄養士として働いていたときは、食堂でトイレに行きたいという方や、車いすからずれ落ちそうな方を助けることができませんでした。目の前の人を助ける技術を身に着けたいと、ヘルパー1級を取得しました。今の施設で勤務する前は、ヘルパーとして働いていたのですが、その時にも、1対1で話せ、利用者さんとの関係が深まっていくのが目に見えてわかるこの仕事に楽しさを感じました。今後も、介護の仕事を続けていきたいと思っています。そのために介護福祉士は必要な資格と思いました。」
自分の今後のキャリアプランに必要な資格として受験を決めた和田さん。その短期集中型の勉強スタイルについて聞いていきましょう。
「ニガテ」は書いて覚える
もともと栄養士の経験がある和田さんは、医療や家政、食品は得意分野だったそうです。一方で、法律や歴史などには苦手意識があったとのこと。どうやって苦手を克服したのでしょうか。
「あいまいな部分、分からないところは自分で年表にまとめたり、似たような法律の相違点をまとめた対象表を作ったりしました。それから単語帳も…。職場の先輩から、0点の分野があると落ちると聞いていたので、書き出して覚えることで苦手をつぶしていきました。」
「あいまいな部分、分からないところは自分で年表にまとめたり、似たような法律の相違点をまとめた対象表を作ったりしました。それから単語帳も…。職場の先輩から、0点の分野があると落ちると聞いていたので、書き出して覚えることで苦手をつぶしていきました。」
超短期集中型のコツ
また、和田さん勉強期間は、超直前追い上げ型の約2か月。短い時間で試験範囲が押さえられたのは、もともと栄養士とヘルパー1級の資格を持っていたこと、更に時間の使い方にもコツがあるようです。
「約2か月前からは一問一答の問題集を通勤時間の30分で解きました。また、残り1か月になった頃は休日に3時間ほど過去問題集を解き、わからない点をノートにまとめていきました。自分の苦手を理解することで、そこを重点的に勉強することができると思います。」
効率的な勉強のためには、自分の実力と苦手を把握することが第一歩と言えそうです。
また、試験前日には職場の受験仲間と励まし合い、当日は試験会場の温度差に対応できるよう、脱ぎ着できる服装にしたとのこと。体調管理はもちろんですが、自分が落ち着いて受験できる環境づくりも、合格への近道のひとつと言えますね。
「約2か月前からは一問一答の問題集を通勤時間の30分で解きました。また、残り1か月になった頃は休日に3時間ほど過去問題集を解き、わからない点をノートにまとめていきました。自分の苦手を理解することで、そこを重点的に勉強することができると思います。」
効率的な勉強のためには、自分の実力と苦手を把握することが第一歩と言えそうです。
また、試験前日には職場の受験仲間と励まし合い、当日は試験会場の温度差に対応できるよう、脱ぎ着できる服装にしたとのこと。体調管理はもちろんですが、自分が落ち着いて受験できる環境づくりも、合格への近道のひとつと言えますね。
実技試験に向けて
和田さんは実技についても、試験対策を通して学びたいと思い、実技講習会ではなく、実技試験を選択しています。
「試験対策は本を2冊利用しました。特に相手を見つけて実技の練習をしたりはしなかったのですが、声かけが重要とのアドバイスも聞いたので、毎日の介護のなかでも、利用者さんに意識的に声かけをしていました。本で勉強したことを日々の介護で意識してやっていくうちに、身体に染み付き、本番でも落ち着いてできたと思います。」
「試験対策は本を2冊利用しました。特に相手を見つけて実技の練習をしたりはしなかったのですが、声かけが重要とのアドバイスも聞いたので、毎日の介護のなかでも、利用者さんに意識的に声かけをしていました。本で勉強したことを日々の介護で意識してやっていくうちに、身体に染み付き、本番でも落ち着いてできたと思います。」
介護の仕事の楽しさ
「利用者さんとゆっくり話し、楽しい時間を共有できたときや、利用者さんのことを知ることができたときに仕事のやりがいを感じる」という和田さん。
今の職場で介護職としてもうすぐ丸3年が経つ今も、栄養士からの転身で見出したこの介護の道を歩む気持ちは変わらないと、力強くおっしゃいました。受験を、介護の専門職として働き続けるための1つのプロセスと感じている和田さんの姿勢や勉強法を、ぜひ参考にしてみてください。
今の職場で介護職としてもうすぐ丸3年が経つ今も、栄養士からの転身で見出したこの介護の道を歩む気持ちは変わらないと、力強くおっしゃいました。受験を、介護の専門職として働き続けるための1つのプロセスと感じている和田さんの姿勢や勉強法を、ぜひ参考にしてみてください。