15万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第48回 宮崎絵理さん
介護老人保健施設 恵仁荘
宮崎さんが使った参考書
2012年版 らくらく突破 介護福祉士 試験によくでる問題集
技術評論社
技術評論社
宮崎さんの合格までの道のり
◎宮崎さんの必勝三か条
●毎日の“短期集中”
●ひたすら問題を繰り返す
●勉強期間中でもオン・オフをつける
●毎日の“短期集中”
●ひたすら問題を繰り返す
●勉強期間中でもオン・オフをつける
スポーツ女子・宮崎さん
仕事や家庭との「両立」は、試験勉強にまつわる悩みのなかでもよく出るキーワードです。今回ご紹介する宮崎さんは、さらにそこに“ソフトボール”が入ってきます。
下の写真は、今年7月行われた全日本クラブ女子ソフトボール選手権大会のときの宮崎さんの勇姿です。所属する法人のチームで、3番・ショートで主将を務めているそう。
下の写真は、今年7月行われた全日本クラブ女子ソフトボール選手権大会のときの宮崎さんの勇姿です。所属する法人のチームで、3番・ショートで主将を務めているそう。
スポーツ女子・宮崎さんの合格までの道のりをお聞きしました。
短期集中と繰り返し
「受験を決め、過去問問題集を買ったのは試験の一年前くらいでした。ですが、なかなか手をつけられず、本格的に始めたのは夏頃。そこからは、過去数年分の国試問題が載っている問題集をひたすら繰り返し解きました。間違った問題や自信がない問題のページには付箋を貼り、確実に覚えたら付箋を外すという方法をとりました。最初は問題の意味さえわからないこともありましたが、繰り返していくうちに用語も覚えました。
勉強は、仕事やソフトボールの練習後で、集中力が長くもたないので、寝る前の2〜3時間程度集中してやりました。書くことも苦手なので、声に出しながら何度も問題を解きました。何とか問題集一冊解けるようになり、そのことが自信にもつながりました。」
勉強は、仕事やソフトボールの練習後で、集中力が長くもたないので、寝る前の2〜3時間程度集中してやりました。書くことも苦手なので、声に出しながら何度も問題を解きました。何とか問題集一冊解けるようになり、そのことが自信にもつながりました。」
「勉強は必ず結果が出る」
宮崎さんのエピソードのなかでなんと言っても特徴的なのは、ソフトボールの練習と並行した勉強だったということです。
「現在、職場の女子ソフトボールクラブで主将を任されています。チーム練習も率先して参加しなければならず、その後の勉強は睡魔との戦いで大変でした。
それに、勉強中はいくら勉強しても『受かる』という安心感はすぐには出てこないもの。『これだけやった』『これがでたら大丈夫』など、やってきたこと一つひとつに対して自信を持つことは大事だと思いました。また勉強が苦になったり、辛くなることはありますが、大変ななかで勉強しているのは自分だけではない、一人ではないと思うことも大事だと思います。」
「現在、職場の女子ソフトボールクラブで主将を任されています。チーム練習も率先して参加しなければならず、その後の勉強は睡魔との戦いで大変でした。
それに、勉強中はいくら勉強しても『受かる』という安心感はすぐには出てこないもの。『これだけやった』『これがでたら大丈夫』など、やってきたこと一つひとつに対して自信を持つことは大事だと思いました。また勉強が苦になったり、辛くなることはありますが、大変ななかで勉強しているのは自分だけではない、一人ではないと思うことも大事だと思います。」
合格とチームのその後…
集中と努力によって自信をつけ、また「今日は勉強はおやすみ」と決めた日は切り替えて旅行などで羽を伸ばしたという宮崎さん。見事1回目の受験で合格を勝ち取りました。
そしてもう一方のソフトボールは…。
「チームのみんなのおかげで、今年の全日本クラブ選手権は3位になることができました。
そもそも、今の職場に就職したきっかけの一つがソフトボール。実はもともとは介護の仕事にも興味をもっていませんでした。介護に対して、最初はとまどいもあったのですが、仕事を通し、人とふれあうこと、人が亡くなっていく、介護によって元気になっていく現場に立会い、今後もこの仕事に携わりたいと思うようになりました。そこで今回受験を決めたのです。
そして、スポーツは必ずしも努力が結果に結びつかないことがありますが、勉強は自分がやれば結果が出るものだとも思います。ソフトボールのためにも、“自分でやったことの結果が得られるんだ”という自信をもちたいという思いもあり、試験合格へ強い思いがあったように感じています。」
宮崎さんのスポ根式(?)の勉強法の裏には、福祉の仕事に対する真摯で熱い思いが横たわっているようです。
スポーツが好きな方もそうでない方も、ぜひ短期集中・一本勝負の勉強法を、参考にしてみてください。
そしてもう一方のソフトボールは…。
「チームのみんなのおかげで、今年の全日本クラブ選手権は3位になることができました。
そもそも、今の職場に就職したきっかけの一つがソフトボール。実はもともとは介護の仕事にも興味をもっていませんでした。介護に対して、最初はとまどいもあったのですが、仕事を通し、人とふれあうこと、人が亡くなっていく、介護によって元気になっていく現場に立会い、今後もこの仕事に携わりたいと思うようになりました。そこで今回受験を決めたのです。
そして、スポーツは必ずしも努力が結果に結びつかないことがありますが、勉強は自分がやれば結果が出るものだとも思います。ソフトボールのためにも、“自分でやったことの結果が得られるんだ”という自信をもちたいという思いもあり、試験合格へ強い思いがあったように感じています。」
宮崎さんのスポ根式(?)の勉強法の裏には、福祉の仕事に対する真摯で熱い思いが横たわっているようです。
スポーツが好きな方もそうでない方も、ぜひ短期集中・一本勝負の勉強法を、参考にしてみてください。