15万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第42回 中田みちるさん
中田さんが使った受験参考書等
見て覚える!介護福祉士国試ナビ2012
いとう総研資格取得支援センター=編集
中央法規出版
いとう総研資格取得支援センター=編集
中央法規出版
介護福祉士実技試験過去問題集 ’12年版
成美堂出版
成美堂出版
参考にしたサイト
中田みちるさんの合格までの道のり
◎中田さんの考える必勝三か条
・苦手な分野ほど、発火点までやって得意にする
・自分ノートを作り、ややこしいものは表にする
・新聞やニュースをよく見る
・苦手な分野ほど、発火点までやって得意にする
・自分ノートを作り、ややこしいものは表にする
・新聞やニュースをよく見る
職場から資格取得をすすめられた中田さん。新カリキュラムの1回目となった今回が試験初チャレンジでしたが、見事合格をもぎとりました。
中田さんは、実は介護のお仕事だけでなく、調理のお仕事もしているそう。そしてまた、小学生の男の子をかかえ、育児にも多忙なお母さんです。それらをどう両立して、合格を手にしたのか? 多忙なお母さん必見の、中田さんの合格体験をお聞きしてみます。
参考書と過去問の“ミルフィーユ”
「試験勉強を始めたのは、10月あたりからです。初めは参考書を一冊買ってパラパラと一回読み、その後過去問を解きました。すると、まるで理解できていないことがわかりました。これはまずいと、11月くらいから真剣に取り組みました。過去問を掲載しているサイトなどで過去4年分を繰り返し解きました。わからないところや用語は、その都度調べました。
その後、もう一度参考書へ。一度過去問をやった後に参考書を読むと、しっかり頭に入ります。その後はまた過去問を解いて、習熟度が深まりました。」
あれもこれもと欲張らず、自分の決めた勉強法を繰り返し積み重ねて身に着ける、まるで“ミルフィーユ”のような勉強法が中田さんの合格を後押ししたようです。
その後、もう一度参考書へ。一度過去問をやった後に参考書を読むと、しっかり頭に入ります。その後はまた過去問を解いて、習熟度が深まりました。」
あれもこれもと欲張らず、自分の決めた勉強法を繰り返し積み重ねて身に着ける、まるで“ミルフィーユ”のような勉強法が中田さんの合格を後押ししたようです。
勉強時間の作り方
育児と他の仕事もかかえていた中田さん。どうやって時間をつくり、両立したのでしょうか。
「私が勉強したのは、平日は夜1時間で休日は午前か午後の半日でした。1月に入ってからは、休日は家事や育児の合間に1日中取り組みました。
介護以外の仕事もしていて、その仕事の休憩時間にも勉強をしたかったので、受験することを同僚にも伝えました。すごく応援してくれて、とても心強い存在でした。この人たちのためにも落ちたくないと、必死になりました。
また、独学でやっていると、自分が今どのレベルなのかわからず不安でたまらなかったのですが、覚えたことを家族や職場などで話したりしていました。話したことで、頭に残るのです。
ですが、勉強期間中は、息子が私に甘えられず、代わりに学校の担任に甘えていたらしいです(笑)。ベッタリだったと聞いて、切なくもあり、笑えもしました。」
中田さんの場合は、家族と同僚の理解と応援が心強かったようですね。
「私が勉強したのは、平日は夜1時間で休日は午前か午後の半日でした。1月に入ってからは、休日は家事や育児の合間に1日中取り組みました。
介護以外の仕事もしていて、その仕事の休憩時間にも勉強をしたかったので、受験することを同僚にも伝えました。すごく応援してくれて、とても心強い存在でした。この人たちのためにも落ちたくないと、必死になりました。
また、独学でやっていると、自分が今どのレベルなのかわからず不安でたまらなかったのですが、覚えたことを家族や職場などで話したりしていました。話したことで、頭に残るのです。
ですが、勉強期間中は、息子が私に甘えられず、代わりに学校の担任に甘えていたらしいです(笑)。ベッタリだったと聞いて、切なくもあり、笑えもしました。」
中田さんの場合は、家族と同僚の理解と応援が心強かったようですね。
筆記合格後の実技に向けて
「実技試験対策は、筆記が終わり、合格通知が届いてから慌てて始めました。期間にして2週間くらいでしょうか。
筆記合格の後、同じ事業所で受験していた在宅のヘルパーの方たちと初めて話をしました。そのヘルパー仲間数人で、2日間、施設の用具を借りて実技の特訓しました。おかげで実技も身につき、滅多に顔を合わせない仲間との絆も深まりました。
受験対策の書籍の他には、けあサポの伊東先生の解説がとてもわかりやすく活用しました。試験についての注意事項や励ましの言葉がとても温かくて、それも良かったです。」
筆記合格の後、同じ事業所で受験していた在宅のヘルパーの方たちと初めて話をしました。そのヘルパー仲間数人で、2日間、施設の用具を借りて実技の特訓しました。おかげで実技も身につき、滅多に顔を合わせない仲間との絆も深まりました。
受験対策の書籍の他には、けあサポの伊東先生の解説がとてもわかりやすく活用しました。試験についての注意事項や励ましの言葉がとても温かくて、それも良かったです。」
勉強法は1つの方法を堅実に、でも人の助言に耳を傾ける
中田さんが介護のお仕事でやりがいを感じるのは、利用者さんが「来てくれて良かった」と喜んでくれるとき、とのこと。「私みたいなおばちゃんをこんなに嬉しそうに待っててくれる人なんて、ほかにはいないので(笑)」と、とても謙虚な中田さんですが、ここまでもみてきたように、試験対策は一本筋が通っているようす。
「自分の決めた勉強法は、途中で変えないほうがいいと思います。参考書もこれと決めた1冊をじっくり読み込んだほうがいいですし、実技も誰を参考にするか決めたらひとつのやり方を何度も練習したほうが、本番で緊張しても口や体が勝手に動いてくれます。
試験当日は、チョコレートを持っていくといいとか、こうするといい・これを持っていくといいといった人のアドバイスで聞いたり読んだりしたことはとにかく全部やりました。」
一つの道をコツコツと。そして人のアドバイスにも耳を傾ける。それが当日の試験に自信をもって挑むための基盤になるようですね。
子育てや仕事に追われる皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。
「自分の決めた勉強法は、途中で変えないほうがいいと思います。参考書もこれと決めた1冊をじっくり読み込んだほうがいいですし、実技も誰を参考にするか決めたらひとつのやり方を何度も練習したほうが、本番で緊張しても口や体が勝手に動いてくれます。
試験当日は、チョコレートを持っていくといいとか、こうするといい・これを持っていくといいといった人のアドバイスで聞いたり読んだりしたことはとにかく全部やりました。」
一つの道をコツコツと。そして人のアドバイスにも耳を傾ける。それが当日の試験に自信をもって挑むための基盤になるようですね。
子育てや仕事に追われる皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。