13万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第38回 窪田尚美さん
文京昭和高齢者在宅サービスセンター職員
文京昭和高齢者在宅サービスセンターでは、昨年4月、3名の介護福祉士が誕生しました。正職員5名、嘱託職員5名、計10名の職員なので、かなりの高率です。
うかがうと、介護職員処遇改善交付金事業を活用して、受験料や交通費等は職場で負担してもらえたとのこと。
今回ご登場いただく窪田さんは、介護福祉士資格取得後、引き続き介護支援専門員受講資格試験に挑戦し、無事介護支援専門員実務研修受講試験に合格されました。介護支援専門員として活躍するには、ご承知のように、試験に合格しても、規定の研修を受講しなければなりません。窪田さんは、その研修を勤務扱いにしてもらえたばかりか、公休日である日曜日を避けて研修を受講するようアドバイスを受けるなど、資格取得には職場からの大きなバックアップがあったそうです。
早速、窪田さんの経験談をうかがってみましょう。
うかがうと、介護職員処遇改善交付金事業を活用して、受験料や交通費等は職場で負担してもらえたとのこと。
今回ご登場いただく窪田さんは、介護福祉士資格取得後、引き続き介護支援専門員受講資格試験に挑戦し、無事介護支援専門員実務研修受講試験に合格されました。介護支援専門員として活躍するには、ご承知のように、試験に合格しても、規定の研修を受講しなければなりません。窪田さんは、その研修を勤務扱いにしてもらえたばかりか、公休日である日曜日を避けて研修を受講するようアドバイスを受けるなど、資格取得には職場からの大きなバックアップがあったそうです。
早速、窪田さんの経験談をうかがってみましょう。
※介護職員処遇改善交付金事業について
介護職員処遇改善交付金事業は、交付金対象サービスを提供する東京都内に所在する事業所を運営する事業者(法人(個人を含む。))に対し、介護職員の賃金改善に充当するための交付金を支給すること等により、介護職員の処遇改善を図るものです。
窪田尚美さん
私は、システム業界に4年勤めた後、一念発起して介護業界に身を投じました。
皆さんもよくご承知だと思いますが、システム業界の仕事はかなりハードで、長時間労働も当たり前です。私は女性ということで、どんなに遅くなっても終電で帰るよう指導されていましたが、男性社員はよく泊まり込みで作業していました。
幸い、よい上司に恵まれ、それなりに楽しくお仕事をしていましたが、大学時代にボランティアで福祉に関わったこともあり、福祉の仕事への関心は捨てがたいものがありました。一方で、福祉に関する資格を何も持っていないので、躊躇している自分がありました。
きっかけになったのは、ある在宅介護事業所でした。就職すると、無料で資格が取れる研修に出してくれるというので、私にとっては大変魅力的でした。最終的には、ホームヘルパー1級の資格も取れ、管理者も任されるようになりました。
私はやりがいを感じて日々を過ごしていたのですが、ある日、勤め先の在宅介護事業所が急に事業を取りやめることになってしまいました。途方に暮れていたところ、これまで取引のあった今の職場に採用されて現在に至ります。
試験勉強は、7月から始めました。上林さんと同じく、過去問を繰り返しやり、用語集と平行して勉強しました。
私は、机にじっと座って勉強することが苦手なので、平日は20時から2時間程度、ファーストフード店で粘ってやり込みました。私は、耳元でザワザワしているほうが集中力が長続きするんです。
そばに座った人たちのいろんな話を小耳に挟みながら、結構楽しんだことを思い出します。
というのは、私、テレビのサスペンスドラマが大好きなんです。「事実は小説より奇なり」なんてよくいいますけど、まあ、いろんな人生があるもんだなと思った次第です。
(週休2日なので、定休日である日曜以外の)平日休みの日は、ほぼ1日中、サスペンスドラマの再放送を見て過ごします。それで、サスペンスドラマの放送枠がない18時から20時くらいまで図書館で勉強しました。同居している父から、「お前、今頃、どこに行くんだ?」とよく聞かれたものです。
資格を取ってよかったのは、自分に自信がついたことでしょうか。ホームヘルパー1級という資格では、堂々と名乗れないという気持ちがあったのです。
それから、「介護の仕事なんて・・」などと言っていた父が、介護福祉士の資格を取った頃から、私の仕事を見直してくれるようになってきたことが、何よりも嬉しいことだと思っています。
皆さんもよくご承知だと思いますが、システム業界の仕事はかなりハードで、長時間労働も当たり前です。私は女性ということで、どんなに遅くなっても終電で帰るよう指導されていましたが、男性社員はよく泊まり込みで作業していました。
幸い、よい上司に恵まれ、それなりに楽しくお仕事をしていましたが、大学時代にボランティアで福祉に関わったこともあり、福祉の仕事への関心は捨てがたいものがありました。一方で、福祉に関する資格を何も持っていないので、躊躇している自分がありました。
きっかけになったのは、ある在宅介護事業所でした。就職すると、無料で資格が取れる研修に出してくれるというので、私にとっては大変魅力的でした。最終的には、ホームヘルパー1級の資格も取れ、管理者も任されるようになりました。
私はやりがいを感じて日々を過ごしていたのですが、ある日、勤め先の在宅介護事業所が急に事業を取りやめることになってしまいました。途方に暮れていたところ、これまで取引のあった今の職場に採用されて現在に至ります。
試験勉強は、7月から始めました。上林さんと同じく、過去問を繰り返しやり、用語集と平行して勉強しました。
私は、机にじっと座って勉強することが苦手なので、平日は20時から2時間程度、ファーストフード店で粘ってやり込みました。私は、耳元でザワザワしているほうが集中力が長続きするんです。
そばに座った人たちのいろんな話を小耳に挟みながら、結構楽しんだことを思い出します。
というのは、私、テレビのサスペンスドラマが大好きなんです。「事実は小説より奇なり」なんてよくいいますけど、まあ、いろんな人生があるもんだなと思った次第です。
(週休2日なので、定休日である日曜以外の)平日休みの日は、ほぼ1日中、サスペンスドラマの再放送を見て過ごします。それで、サスペンスドラマの放送枠がない18時から20時くらいまで図書館で勉強しました。同居している父から、「お前、今頃、どこに行くんだ?」とよく聞かれたものです。
資格を取ってよかったのは、自分に自信がついたことでしょうか。ホームヘルパー1級という資格では、堂々と名乗れないという気持ちがあったのです。
それから、「介護の仕事なんて・・」などと言っていた父が、介護福祉士の資格を取った頃から、私の仕事を見直してくれるようになってきたことが、何よりも嬉しいことだと思っています。