13万人を超える受験者の中から晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第2回 田中信子さん
セントケア我孫子
田中さんが使った参考書
介護福祉士国家試験模擬問題集
中央法規出版
中央法規出版
介護福祉士国家試験解説集
中央法規出版
中央法規出版
田中さんの合格までの道のり
利用者との対話が一番の“やりがい”
現在、セントケア我孫子の管理職として働く田中信子さん。業務内容は訪問介護から居宅介護支援、デイサービスまで多岐にわたり、スタッフと利用者の橋渡しとして忙しい日々を送ります。
「毎日が慌しく過ぎていきますが、やはり、利用者の声を直接うかがえることにやりがいを感じますね。相談にいかにきめ細かく対応させていただくかが腕の見せどころだと思いますし、困難な事例との出会いは自分自身が成長できるチャンスでもあります。管理職の立場としては、現場のスタッフを通じていろいろな話を聞けるのも楽しいですね」
そんな田中さんが介護福祉士の資格を取ることを決意したのは、介護職に就いて3年半が過ぎた頃。まずは1冊の問題集から受験勉強が始まります。
「毎日が慌しく過ぎていきますが、やはり、利用者の声を直接うかがえることにやりがいを感じますね。相談にいかにきめ細かく対応させていただくかが腕の見せどころだと思いますし、困難な事例との出会いは自分自身が成長できるチャンスでもあります。管理職の立場としては、現場のスタッフを通じていろいろな話を聞けるのも楽しいですね」
そんな田中さんが介護福祉士の資格を取ることを決意したのは、介護職に就いて3年半が過ぎた頃。まずは1冊の問題集から受験勉強が始まります。
5分、10分を逃さずコツコツと努力
「問題集を1冊購入し、『毎日、必ず5問ずつ解く!』とルール決め。まとまった時間がとれなかったので、訪問介護の移動のときの5分、10分といった空き時間を利用するようにしました。家に帰ったら答え合わせをして、間違っていた問題は解説を熟読し、頭に叩き込みました」
何といっても苦労したのは、時間のやりくり。それでも、ほんのわずかな空き時間も逃さず、コツコツと解き進めていくことで知識が蓄積されていきました。
「仕事との両立は大変でしたが、逆によかったと思えることもありました。時間がないので、仕事に関する余計な愚痴が出ないんですね。仕事は仕事と割り切って集中することで、知識も蓄えられたし、結果的には世界が広がったと思います」
何といっても苦労したのは、時間のやりくり。それでも、ほんのわずかな空き時間も逃さず、コツコツと解き進めていくことで知識が蓄積されていきました。
「仕事との両立は大変でしたが、逆によかったと思えることもありました。時間がないので、仕事に関する余計な愚痴が出ないんですね。仕事は仕事と割り切って集中することで、知識も蓄えられたし、結果的には世界が広がったと思います」
ファミリーレストランで3日間の追い込み!
なかなかまとまった勉強時間がとれず、焦りを感じることもあったという田中さん。
「そんなときは、『必ず合格する!』と自分に言い聞かせるんです。それに、勉強することで、自分のわからないことや苦手なことがクリアになりますよね。今はつらくても、そうすることで絶対ステップアップできるんだ…、って前向きに考えました」
試験直前には、3日間の休みを取って最後の追い込みをかけました。
「朝から夜までファミリーレストランで勉強。食事もすべてそこで摂りました。ファミリーレストランってたいてい小さくBGMが掛かっていますよね? お客さんの話し声もするし、そういう多少の雑音がある環境のほうが、集中力が磨かれるかなって思ったんです」
「そんなときは、『必ず合格する!』と自分に言い聞かせるんです。それに、勉強することで、自分のわからないことや苦手なことがクリアになりますよね。今はつらくても、そうすることで絶対ステップアップできるんだ…、って前向きに考えました」
試験直前には、3日間の休みを取って最後の追い込みをかけました。
「朝から夜までファミリーレストランで勉強。食事もすべてそこで摂りました。ファミリーレストランってたいてい小さくBGMが掛かっていますよね? お客さんの話し声もするし、そういう多少の雑音がある環境のほうが、集中力が磨かれるかなって思ったんです」
試験当日の心細さが、かえって落ち着きを…
そして、ついに試験の日がやってきました。
「当日はとても寒くて、試験会場も遠くて…。一緒の会場で受ける知り合いや同僚がいなかったので、道中は独りで不安でしたね。でもそれまで心細かったせいか、試験が始まるとなぜか落ち着いてきて、しっかり問題に取り組むことができました」
ポストに合格通知が届いているのを目にしたときは、自分をほめたい気分でいっぱいになったという田中さん。困難な状況でも、必ず合格できる!と自分に自信を持って突き進んだこと。そして、「いまやっていることが必ず役に立つんだ」というポジティブな姿勢。そうした強い意志が、合格への道を切り拓いたのでしょう。この体験が必ずや“財産”となって、田中さんの仕事をより豊かなものとしてくれるはずです。
「当日はとても寒くて、試験会場も遠くて…。一緒の会場で受ける知り合いや同僚がいなかったので、道中は独りで不安でしたね。でもそれまで心細かったせいか、試験が始まるとなぜか落ち着いてきて、しっかり問題に取り組むことができました」
ポストに合格通知が届いているのを目にしたときは、自分をほめたい気分でいっぱいになったという田中さん。困難な状況でも、必ず合格できる!と自分に自信を持って突き進んだこと。そして、「いまやっていることが必ず役に立つんだ」というポジティブな姿勢。そうした強い意志が、合格への道を切り拓いたのでしょう。この体験が必ずや“財産”となって、田中さんの仕事をより豊かなものとしてくれるはずです。