今月の特集 フットケアで心も体もリフレッシュ!
第2回 足浴をしてみよう
「頭寒足熱」という言葉がありますが、足元を温かくすることは身体によいこととされています。足浴は足を清潔にし、身体と心を温かくしてくれます。そして眠れない夜には入眠効果も期待できます。
今回は、フットケアの1つである足浴について、その方法を紹介します。
今回は、フットケアの1つである足浴について、その方法を紹介します。
足浴の手順
準備
※市販されている足浴専用の容器を使用(大きめの紙袋でも代用できます)
(2)複数の人が使う場合には、ビニール袋の中にお湯を入れて使い捨てにすることで、感染を防止します。
※紙袋を使用する時には、写真のように新聞紙で補強すると保温効果もあります。ビニール袋にお湯を入れると、簡単に足浴器ができます。
(3)お湯を入れます。
※お湯の温度は38〜40℃、足首から下が浸かる程度に
※アロマオイルを数滴たらすと、リラクゼーション効果が高まります
足浴の流れ
(1)お湯に足を浸します(専用の蓋がある場合は蓋をする)。
(2)爪切りの前ならば、5分ほど浸して爪と角質をやわらかくします。身体を温めたいならば、10〜20分浸しますが、湯温が下がったらさし湯をしましょう。この時には、お湯が直接皮膚にかからないように注意してください。
(3)足の裏をマッサージしながら、汚れをとります。特にくるぶしの周囲や踵の周囲は角質が多いので、ていねいに洗います。
(3)足の裏をマッサージしながら、汚れをとります。特にくるぶしの周囲や踵の周囲は角質が多いので、ていねいに洗います。
(4)タオルで足を拭く
※タオルは足との間に隙間を作らないようにしっかり足のアーチに沿わせて巻きます。タオルを包むように押して水分を吸収します。こすらないで、ていねいにやさしく押し拭きをします。
※タオルは足との間に隙間を作らないようにしっかり足のアーチに沿わせて巻きます。タオルを包むように押して水分を吸収します。こすらないで、ていねいにやさしく押し拭きをします。
※足趾の間にもタオルを通して、しっかりと水気をとります
足浴の効果
なかなか自宅で入浴することが難しいという人であっても、足浴ならば比較的簡単にできます。しかも心臓に負担がかからないので安心です。そして、足浴には睡眠改善、リラクゼーション効果があるという報告もありますので、ぜひ一度、ご家庭でお年寄りと一緒に試してみてください。
コミュニケーションをとるよい機会にもなるはずです。
コミュニケーションをとるよい機会にもなるはずです。
第3回 爪切りの手順とポイント
ご協力いただいた方
関根良子さん
フットケアサロン歩行(ふゆき)
看護師、フットケアワーカー
フットケアサロン歩行(ふゆき)
看護師、フットケアワーカー