自分の可能性
誰でもいい、資格があれば…誰でもいい、経験があれば…誰でもいい。
自分は駒じゃない!そういう気持ちはあると思います。ただ「あなただからお願いしたい、期待したい」という気持ちを経営陣がもって接すると、私はそういったことがやりたいのではないという態度で突っぱねてしまうことがあるそうです。関係性ができていないこともあると思いますが、果たして問題はそれだけなのでしょうか。
そういった経験を数回すると、経営陣の中には恐怖の感情が生じ、感情をあまりもたなくなる人が多くいます(実際、セミナーやコンサルでお会いします)。誰でもいいから、とりあえず運営に支障が出なければいい。経営者、管理者は、部下から慕われたい、部下に喜んで仕事をしてほしいと感じる気持ちがあると思います。部下や同僚から「ついていきます」「尊敬しています」「一緒に仕事ができて光栄です!」と思われて不快に感じる経営陣はいないと思います。
私自身も経営者になるまでは当然わかりませんでした。悪いのは環境。そういった環境を作った経営陣のせいだ!そう感じる時もありました。しかし、実際に自分が経営者になり、間違っていたことが多くあることに気づきました。
チャンスは平等にある 幸福の女神は前髪しかない
そういった好機を逃さないための比喩は多くありますが、実際は身近にあるものだと思います。
言われたことしかしかしない!
自分の範疇しかしない!
それでは自己の成長も少ないのではないでしょうか。言葉では「自分は組織の歯車じゃない!」「自分は駒じゃない」などと言っても、実際の行動は言われたことしかしない。
誰でもいい!あなただから!同じ仕事の内容でも、どう思われたほうがよいか。
人が喜びを感じる時は、人を応援している時、人に貢献できた時だと思います。たとえ「誰がやっても同じ仕事」であったとしても、自分のオリジナリティを出し、工夫することで変わると思います。
何が変わるのか、それは自分の気持ちだと思います。意味を見出せること、誰がやっても同じことを、自分だからできることに変換することです。
小さいことか大きいことかはわかりませんが、自分のためになることは間違いないと思います。
結果は後です。自分らしさを出していくこと、大切にしていくことが、当たり前ですが重要だと思います。
頭数でも輝ける。先日、待ち合わせで待っている時、携帯電話のゲームで将棋をやってみました。久しぶりの将棋でした。将棋では「歩兵」の駒が「金」になるということがあります。
将棋の駒の配列で、王将の両横には「金」があります。最前線の「歩兵」からみれば「金」は花形かもしれません。「歩兵」は一歩しか前進できません。しかし、相手の陣地に入れば「金」に変わることができます。相手の陣地に入っても、自分が「金」に変わることができることに気づけなければ、ずっと「歩兵」のままです。
「金」になれる要素をもちながら、自分にはできない!と勝手に自分自身であきらめては、可能性に芽が出ないと思います。「君は金に変われるんだよ」と周囲に言われても、歩兵自身が「いや、俺には金にはなれないよ」と言っていたら歩兵のままです。そういった自己の可能性、才能に気づいていない人が多くいると思います。
自分自身の可能性。人に気づいてもらうことよりも、自分で認識できる力をもつことが大切だと思います。自分自身を信じる、自分自身に期待できなければ、他者からも認められにくいと思います。もしかしたら、すでに「金」に変われる状況なのかもしれません。
何のために生まれてきたのか。自分自身ができることを精いっぱい行うためだと思います。
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