栗納言(くりなごん)【秋のおやつ】
2009年11月30日 09:00
小豆の最上のものを大納言小豆(だいなごんあずき)といいます。今回のおやつは小豆あんと栗を使った蒸し菓子なので、「栗納言」と名づけてみました。近頃は栗の甘露煮でもいろいろな種類があり、和栗や渋皮付きもあったりと、違った味といろどりを楽しむことができます。どうぞお試しください。
【材料】(14㎝×11cm×4cmの流し缶)
小豆こしあん 200g
上白糖 80g
卵 2個
上新粉 40g
栗甘露煮 100g
【つくりかた】
(1)卵を卵黄、卵白に分けます。
(2)栗の甘露煮の水気を切って、5mm角ぐらいに刻みます。
(3)ボウルに卵黄を入れてほぐし、あんを入れて混ぜ、さらに上白糖を加え、よく混ぜます。
(4)卵白をしっかり泡立てて(3)に加え混ぜ合わせます。
(5)(4)に上新粉を加え、全体を混ぜます。
(6)クッキングシートを敷いた流し缶に(5)を流し入れ、上に刻んだ栗を散らし、蒸気の上がった蒸し器に入れて、30分ほど蒸します。
(7)竹串を刺して、串に生地がつかなければ出来上がりです。
◆ちょっとヒント◆
・栗の代わりに甘納豆を使うと7月3日にご紹介した「抹茶入り蒸し菓子」のようになります。
次回は12月4日(金)更新予定です。いよいよ冬のおやつが始まります。お楽しみに!
コメント
栗納言とて、栗の甘露煮をいと小さく刻みたる・・・いえいえ、もう止めましょう。刻んだ栗を上から載せて蒸すわけですが、製作者側からひとこと反省の弁を。時間がたつと、このトッピングの栗が少々乾いて、案外硬くなっちゃった?という感じになりました。ここはむしろ刻んだ栗を生地に混ぜて、蒸し、冷めてから切り分ける時に切断面を見せるという風にしてもよかったかな、と思いました。全体として蒸し菓子の風味を損なわず、切りたる中に黄なる栗の散りて見ゆるもいとをかし・・・だったりかなぁ~??
そうですね、でもね試作したところ、栗は下に沈むのです。小豆はそういうことはあまりないんだけど。
これは比重の関係で、洋菓子のフルーツケーキのように粉をふるって加えることもしたのですが、沈みました。
小麦粉と上新粉の違いもあるのでしようか・・・?
お菓子作りも物理、化学の領域です。
それと栗を入れて切断面で見せるとなると、栗の量を増やさなければなりません。なかなかうまく見せてくれないんですよ。経済学の領域でもあります。
乾燥しないようには上面にゆるい寒天液を塗れば防げたと思います。
ご指摘ありがとうございます。
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。