今月のおはよう21
介護専門職の総合情報誌『おはよう21』最新号の内容をご紹介します。
もう一度、初歩から学ぶ 施設ケアプランの使い方
『おはよう21』2024年9月号から、特集(もう一度、初歩から学ぶ 施設ケアプランの使い方)の内容を一部ご紹介いたします。
介護現場におけるケアは、施設・在宅を問わず、ケアプランのもとで行われるものです。
しかし、「ケアプランを見たことがない」「ケアプランの記載内容がわからない」という介護職も少なくありません。
今回は、施設ケアプランの本質を理解し、それを現場でどう実践すべきなのか、作成・見直しのために介護職が何をすればよいのかを考えます。
ケアプランを活かすポイント
キャリア別 ケアプラン実践のポイント
初級編【比較的経験の浅い介護職など】
②ケアプランを熟読し、ニーズと目標を把握する
③利用者についての気づきをケアマネジャーと共有する
④ニーズや目標などについて自分なりに見立ててみる
①ケアプランの基本を学び、現場目線で読む
ただ見るだけでは、ケアプランを正しく理解することは難しいでしょう。
まずは、ケアプランを作成することの目的や意義、見方などをきちんと学んだうえで、現場目線でより多くのケアプランを読んでみましょう。
そして、疑問を感じることなどがある場合には、その都度、先輩やケアマネジャーに確認することも大切です。
②ケアプランを熟読し、ニーズと目標を把握する
業務が忙しくても、ケアプランを熟読する時間をつくるようにしましょう。
そして、それを習慣づけることが大切です。
ケアプランの中で特に重要な項目は、第1表の「利用者及び家族の生活に対する意向」「総合的な援助方針」、第2表の「ニーズ(解決すべき課題)」「目標(長期・短期)」です。
これらを意識して読むと、スムーズに利用者の個々のニーズや目標を把握することができます。
③利用者についての気づきをケアマネジャーと共有する
ケアプラン作成前に、原案に目を通してみましょう。
その際に、利用者の生活状況(心身状況など)に関して疑問点や齟齬を見つけた場合、ケアマネジャーに速やかに報告・連絡・相談をします。
自分の気づきを伝えるべきか迷ったり、正しいのか悩むかもしれませんが、必ず伝えるようにしましょう。
④ニーズや目標などについて自分なりに見立ててみる
ケアプランについての基礎的な事柄が理解できたら、自分なりの見解を整理して、利用者のニーズやそれに対する目標が何かを検討してみましょう。
「見立てる」ことのトレーニングを行い、その結果を指導者に示してみましょう。
続きは本誌でご覧いただけます。
- 執筆 阿部充宏
合同会社介護の未来 代表
以上は、『おはよう21』2024年9月号の特集の内容の一部です。このほかにも本誌では、下記のトピックを取り上げ解説しております。ぜひお手に取ってご覧ください。
特集
もう一度、初歩から学ぶ 施設ケアプランの使い方
- 1 現場でありがちな施設ケアプランの現状
- 2 施設ケアプランの目的と介護職の役割
- 3 施設ケアプランのトリセツ
- 4 施設として 介護職として ケアプランを活かすポイント
- 『おはよう21 2024年9月号』
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