相談援助職 必見! 社会保障制度 活用のポイント
第10回 医療保険制度を押さえよう!
2022年8月11日
「一部負担金」の負担割合は?
わが国では、国民はみな公的医療保険制度に加入して、保険料を納めることが義務づけられています。そして、病気やけがを負ったときには、医療費の大部分が保険から給付され、残りの一部を負担することになります。その負担の割合は、年齢によって下記のように定められています。
①小学校就学前までの乳幼児は2 割負担
②小学校就学後〜69 歳は3 割負担
③ 70 ~ 74 歳は2 割負担(現役並みの所得のある人とその家族は3 割負担)
④ 75 歳以上は1 割負担※(同上)
※2022年10月から年収に応じて、負担割合が2割に引き上げられます
②小学校就学後〜69 歳は3 割負担
③ 70 ~ 74 歳は2 割負担(現役並みの所得のある人とその家族は3 割負担)
④ 75 歳以上は1 割負担※(同上)
※2022年10月から年収に応じて、負担割合が2割に引き上げられます
年齢等に応じた3つの保険制
加入する制度は、どのように生計を立てているか、75歳以上か未満かで異なります。
会社や役所に勤めている人
POINT
- ・加入は世帯単位
- ・「給与・賞与×保険料率」で算出された額を事業主と折半して納付
- ・扶養家族(被扶養者)に保険料はかからない
自営業者・個人事業主
無職など
POINT
- ・加入は世帯単位
- ・世帯内の被保険者全員の所得等に応じて算出された額を納付
75歳以上の人
POINT
- ・「個人単位」での加入のため、扶養家族は別途に保険加入が必要
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