相談援助職 必見! 社会保障制度 活用のポイント
第5回 生活福祉資金貸付制度を押さえよう!
2022年6月2日
生活再建を目指し、資金の貸し付けを行う
生活困窮のリスクのある世帯に対して、生活再建の取り組みを支援するために、無理しまたは低利で必要な資金の貸し付けを行います。対象は、①低所得世帯、②障害者世帯、③高齢者世帯です。
資金の種類
- ①総合支援資金
失業等による収入減で生計が維持できない世帯が対象 - ②緊急小口資金
緊急的かつ一時的に生計維持が困難な人が対象。 - ③福祉費
療養や介護サービスの利用、転居・住宅改修、その他一時的に必要な経費について貸し付けを行う。 - ④教育支援資金
高校、大学等への就学に際し、入学金や授業料などの就学経費について貸し付けを行う。 - ⑤不動産担保型生活資金
低所得の高齢者に、いま住んでいる不動産を担保として貸し付けられる生活費等の資金。 - ⑥要保護世帯向け不動産担保型生活資金
要保護の高齢者に、いま住んでいる不動産を担保として貸し付けられる生活費等の資金。
生活福祉資金貸付制度の手続き
①相談
〈相談先〉
②申し込み~契約
市町村社協に必要書類(借入申込書等)を提出
③貸付金交付~返済
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