今月のケアマネジャー
介護専門職の総合情報誌『ケアマネジャー』最新号の内容をご紹介します。
専門職として、
何をどう書くか?
記録の“勘所”がわかる!
『ケアマネジャー』2022年7月号から、特集(“読みやすい”“要点が伝わる” 支援経過記録の書き方 プロに必須の13のポイント)の内容を一部ご紹介いたします。
支援経過記録を書くときの「苦手」や「悩み」をどう克服するか?
そのポイントを、相談援助職の記録の指導経験豊富な著者がわかりやすく解説します。
記録の書き方13のポイント
ベースとなる「伝わる読み物にする」、「必要な要素を含む」という視点から、専門職にふさわしい記録を書くために押さえるべき13のポイントを解説します。
ここでは、そのうちの2つのポイントを取り上げます。残りのポイントは、本誌にて詳しく解説しているので、併せてご活用ください!
読み物として伝わる書き方にする
- #01 コンパクトに書く
聞いた話をそのまま書いたような長い文章は、読み手にポイントが伝わりづらいうえに、プロフェッショナルでない印象を与えがちです。当事者本人だけでなく、家族の発言を記録する際は、その情報が本人の支援に関係する内容なのか、吟味するようにしましょう。
POINT1 利用者や家族の発言は個人情報に配慮してシンプルに
面接の雰囲気や相手の人柄を伝えるために、本人や家族の発言をそのまま書いてしまうことがあります。しかし、台本のように書かれた記録を読んでも、実際その場にいなければ、そのシーンを想像できるとは限りません。また、発言内容をそのまま記録すると、本人以外の不必要な個人情報(病名や職歴など)を書いてしまったり、何を言わんとしているのか伝わりにくくなったりします。
発言内容は要約して記録したほうが、第三者には伝わりやすいでしょう。
POINT2 話の経過はすっきりとまとめて書く
1回の面接のなかで、○○を提案したがうまくいかず、別の△△を提案したが、同席していた家族が反対して、結局もとの○○になった、といった話の流れが生ずることがあります。面接の当事者としては、この流れをそのまま記録したい、と思うかもしれませんが、第三者としては、まとまらない記録は非常に読みづらく、全体像も把握しづらいものです。面接のなかで何が起きたのか、頭の中で一度整理してから記録を書くようにしましょう。また、同じ日に何度も対応が発生したり、複数の関係者と繰り返し連絡した場合も、要旨を整理して記録に残すことを検討しましょう。
☑添削してみよう!
POINT1、2を理解できたか確認してみましょう。
修正例
記録例
八木亜紀子(福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター特任准教授)
以上は、『ケアマネジャー』2022年7月号の特集の内容です。ぜひお手に取ってご覧ください。
特集
“読みやすい” “要点が伝わる”
支援経過記録の書き方 プロに必須の13のポイント
- Part1 ケアマネの記録に共通する“2つの課題”
- Part 2 記録の書き方13のポイント
- Part3 対応が難しいケースの記録
- 『ケアマネジャー 2022年7月号』
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