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今月のケアマネジャー

ケアマネジャー

介護専門職の総合情報誌『ケアマネジャー』最新号の内容をご紹介します。

ケアマネが知っておくべき
マネジメントの重要ワード25

『ケアマネジャー』2025年1月号から、特集(ケアマネが知っておくべき マネジメントの重要ワード25)の内容を一部ご紹介いたします。

チームの持続的な発展のためには、マネジメントスキルが欠かせません。
本特集では、マネジメントに関する25のキーワードを厳選。
ケアマネジャーとして押さえておきたい知識や、明日から使えるスキルを詳しく解説します。


現場で求められる
4つのマネジメント手法とは

ケアマネジャーの業務負担が増すなか、マネジメントの重要性も高まっています。
まずは現場で欠かせないマネジメントの基礎知識を整理しましょう。

マネジメントとは

 マネジメントとは、会社などの組織における「管理」や「経営」のことです。その目的は、組織目標を達成するために、経営資源である「ヒト・モノ・情報・カネ」を管理し、成果を出すことです。
 居宅介護支援事業所であれば、一人ひとりのケアマネジャーがよりよい支援を、より効率的に提供していくために必要な環境を整えることがマネジメントといえるでしょう。具体的には、「定期的な研修の実施」「業務に必要なソフトウェアの提供」「スタッフ間での情報の共有」「適切なコスト管理」などの取り組みが求められます。
 2024(令和6)年度介護報酬改定でケアマネジャー1人あたりの取扱件数が見直されるなど、業務負担が増している今、マネジメントは居宅介護支援の現場ではますます欠かせないスキルです。本特集を通じて、マネジメントにおける重要なキーワードやスキルを学び、事業所の課題解決へとつなげていきましょう

現場で求められる4つのマネジメント

 一言でマネジメントといっても、その対象はさまざまです。人材や組織をマネジメントすることはもちろん、会議を効率的に運営したり、自分自身の思考、感情、行動を管理することもマネジメントに含まれます。そこで、本特集では、マネジメントをその対象に応じて、①人材マネジメント、②組織マネジメント、③ミーティング・マネジメント、④セルフマネジメントの4つに分け、それぞれ解説していきます。

マネジメントを推進するために

 現代では、スタッフそれぞれがフラットな関係を保ちながら主体的に行動することが望ましいマネジメントの姿の1つとされています。リーダーがメンバーと同じ立ち位置で共感を示したり、権限を与えたりすることで、チームの結束力を高め、スタッフのモチベーションを引き出しながら職場を活性化していきましょう。

【Chapter1】
人材マネジメント

 人材マネジメントとは、採用、配置、育成、評価、報酬、モチベーション向上などを通じて、個々の能力を最大限に引き出し、組織の目標達成に向けて人材を効果的に運用していくことをいいます。リーダーがリーダーシップを発揮し、フォロワーがそれをサポートしたり、ティーチングやコーチングを活用して人材を育てたりしていくことが必要です。Chapter 1では、人材マネジメントに関する7つのキーワードを紹介します。

【Chapter2】
組織マネジメント

 組織マネジメントとは、組織構造、組織文化、人事制度などを整備し、組織を効果的・効率的に運営することです。職場内の心理的安全性を高め、スタッフが安心・安全に働けるようにすることも管理者としての大事な役割です。特にケアマネジャーのように、個々の知識や経験に業務の質や内容が依存しやすい職場では、より組織マネジメントの重要性が高いといえます。Chapter 2の内容を押さえ、早期に取り組んでいきましょう。

【Chapter3】
ミーティング・マネジメント

 ミーティング・マネジメントは、会議を効果的かつ効率的に進行するための手法です。会議には多くの時間とコストが費やされますが、必ずしも成果が上がっているとは限りません。ファシリテーター(司会者)を置いて進行管理を行う、オープンクエスチョンやクローズドクエスチョンを使い分けるなどの工夫をして、建設的な会議の運営に取り組みましょう。Chapter 3では、そのために必要なポイントを端的に整理しました。

【Chapter4】
セルフマネジメント

 セルフマネジメントとは、自分の時間、仕事、感情などを管理し、目標達成に向けて効果的・効率的に行動することです。自分自身のメンタルヘルスを維持するため、また利用者によりよい支援を提供するためにも、ストレス管理、自己啓発などに取り組むことが大切です。Chapter 4では、マインドフルネス、アンガーマネジメントなど、セルフマネジメントを実践するうえで押さえておきたい知識をまとめました。

今回の特集では、“マネジメント”に関する25のキーワードを網羅しています。マネジメントのスキルを普段のケアマネジメント業務に取り入れることで、個別支援の質が高まり、チーム全体の力もアップするでしょう。詳しくは、本誌(ケアマネジャー2025年1月号)をぜひご覧ください。
監修:
大村美樹子
株式会社アイビー・リレーションズ 代表取締役
公認心理師/産業カウンセラー

特集

Prologue
現場で求められる4つのマネジメント手法とは
Chapter1
人材マネジメント
Chapter2
組織マネジメント
Chapter3
ミーティング・マネジメント
Chapter4
セルフマネジメント

『ケアマネジャー 2025年1月号』
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  • けあサポでは今後、中央法規出版発行の月刊誌『おはよう21』『ケアマネジャー』について、最新号のお知らせや、介護現場の皆様に役立つ記事の公開をしてまいります。