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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑の施設長。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)、『介護リーダー必読! 元気な職場をつくる、みんなを笑顔にする リーダシップの極意』(中央法規出版、2021年)がある。

ゆく年くる年

今年もあと数日で終わります。
みなさんにとって、どんな一年だったでしょうか。

この時期になると、今年一年を振り返るような「今年の重大ニュース」「今年の流行語大賞」「今年の漢字」などが発表されます。

そのなかの多くは、「あーあったねえ」なんて、過去のものになっている。
一年…たった365日のなかで起きたことすら、まるで昔の出来事のように、過去になっているのです。
そのくらい、時は駆け足のように過ぎていくのでしょう。
なぜか寂しい気持ちになります。

言葉も物も人も、必要とされるのは、いっとき、なのかなぁ…。
人間というのは、そういう生き物で、自分が必要なときだけ重要なアイテムとなり、不要になったら廃棄するかのように、まるで無かったもののように取り扱う。

だけど、流行というのは繰り返され、また時間が経つと再ブームになったりします。
暗い物置き、タンスの奥に眠っていた物が、また引っ張り出されるように。
これが人間という生き物。なんとなく残酷な気がしますが、これでいいのかな。

ただ、使い捨てのように扱われたものの気持ちに、たまには思いを馳せてほしい。
そういえば…、どうしてるかな…、あのときは助けられたな…。

あと数日で、新しい一年がやってきます。
みなさんにとって、どんな一年になるのでしょうか。

新しいものは、過去の積み重ねによって生まれます。
人間にとっても、社会にとっても、不要な過去などないのです。
新しい一年を迎えるにあたり、この一年を振り返って、どんな一年にしようか…、どんな生き方をしようか…、どんな目標を立てようか…、と考えてみるのも、いいかもしれません。

たった365日の間のことが、「あーあったねえ」と思われるように、時はあっという間に過ぎ去っていきます。
気がつけば、一年が終わってしまう。
だからこそ、一年のはじまりに目標を立てることが大事です。

不要な過去はありません。
お世話になった言葉にも、物にも、人にも感謝して、新しい一年を迎え入れましょう。

私も、私の人生に出逢ってくれた方たちに感謝し、来年も自分にできることを精一杯がんばります。

今年旅立った心の師に感謝し、闘う魂…燃える闘魂を胸に、
燃えて、燃えて、燃えカスも残らないような人生を生きたいです。

今年も一年、ブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さま、よいお年をお迎えください。

著書のご案内

山口晃弘氏の著書が弊社より発行されています。
テーマは、介護現場の「リーダーシップ」と「人材育成」です。

現場の職員から「一緒に働きたい!」と思われる人気者リーダーになるために、役立つ知識、使えるツール、心揺さぶられるエピソードが満載の一冊です。現場のリーダーからも「この本に出会えてよかった」「求められているリーダーについて深く理解できた」「実践にもすぐに役立つ」など、嬉しい感想を頂いています。ぜひ、ご一読ください!

介護リーダー必読!
元気な職場をつくる、みんなを笑顔にする リーダーシップの極意
定価 本体2,000円(税別)
A5判、218ページ
ISBN978-4-8058-8278-8

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