山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術
超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。
- プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)
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介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑の施設長。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)、『介護リーダー必読! 元気な職場をつくる、みんなを笑顔にする リーダシップの極意』(中央法規出版、2021年)がある。
BRIDGE ~あの橋をわたるとき~
2月22日に誕生日を迎え、48歳になりました。
皆さんも同じように思うことがあるかもしれませんが、昔自分が思っていた今の年齢のイメージとだいぶ違います。サザエさんの原作でいえば、磯野フネさんと同い年になりました。信じられません。笑
衰えをまったく感じない、と言えばうそになりますが、まだまだ元気ですし、先頭に立ってみんなを引っ張っていく自信もあります。しかし、同世代の人に「まだ48歳」と言うと、「もう48歳だ」と言い返されます。
私たちくらいの世代になると、個人差が激しく、生活、仕事の環境、心の持ち方などで、違いが出てくるのでしょう。
肉体を支配するのは魂。今の若い人達に精神論は流行らないかもしれませんが、強くなければ大切なものは守れません。努力しないで手に入れられる夢はありません。
「この世の中に、情熱なしに達成された偉業はない」というのは、19世紀アメリカの哲学者ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉です。
48歳でもう昔を振り返り、人生の全盛期、ピークは過ぎたような言い方をする人が多いですが、私はそうは思いません。私は人生でまだ何も成し遂げていないから。
まだ何も始まっていない。だから当然、まだ何も終わっていません。
私には夢があります。
困っている人を片っ端から助けること。この世の中をもっと優しい社会にすること。長生きした甲斐があった。生まれてきてよかったと思える世の中にすること。
それは闘いです。闘うには若い方がよいか? いや、若さだけではありません。
20代には20代の若さがあり、30代には行動力があり、40代には説得力がある。年齢を重ねたからこそ、できる勝負もあります。
私は50代になっても、60代になっても、闘い続けます。
50代という橋、60代という橋をわたるとき、今と同じ、もしくはもっと大きな夢をもって闘っていることを誓います。
年齢を言い訳にするのはよそう。
まだ何も終わっちゃいない。
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平成31年3月8日(金)私の勤務する特養千歳敬心苑が恒例となりました実践報告会を開催します。介護職員による実践発表。元気と勇気と感動をお持ち帰りいただけるよう、いま職員たちが必死に準備を進めております。
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