和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
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高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
原因追求と証
先日東京から名古屋に戻る道中、高速道路上を走っていたら、突然大きな音がしたので「あれ、何か車の部品が落っこったのかな」って思いましたが、走行には全く支障がなかったので、確認のため直近のサービスエリア(以下、SA)に駆け込みました。
そこからSAまでの距離は大したことなかったので問題なく走れたのでしょうが、SA内走行中、あるスピードになった時点で車体に振動が起こり、「あれ、パンク?」と思ってすぐに停車すると、一気にガクンと車体が下がりました。
クルマから降りて見ると、後部助手席側のタイヤが写真の通りペシャンコになっていました。
45年間運転していますが、高速道路でパンクやバーストは初めてで、「数日前にジャッキ類とレンチを載せておいてよかったぁ」と、準備した自分」を「よっしゃぁ!」と思いましたが、帰宅して連れ合いに話すと「ロードサービスを呼べばよかったのに」と極めて合理的なお答えを、さらっと返されました。ハハハ
さて、お話はここからです。
ゆっくり走っていたのでよく覚えていますが、道路上に落下物はなかったと思いましたし、何かを乗り越えた感もなかった僕は、「なぜ、バーストしたのか」がめちゃくちゃ気になり始め、それを追求すべく高速道路会社のお客様窓口に電話をしました。
というのも、修理に出したタイヤ屋さんからも「不思議な感じ」と言われたからです。
結論的に言えば、パンクかバーストの理由が「環境因子」なのか「タイヤ因子」なのか(僕が介護の仕事で言う「外因」か「内因」かと同じ)ですが、いろいろ調べてもらった今の段階では「環境因子」は見当たりませんでした。
高速道路会社に調べてもらったところ、その時、そのあたりで工事をやっていたわけではなく、落下物の情報はなく、路面に問題もなかったようですから、次はタイヤメーカーに「内因がなかったか」を問い合わせてみようと思い環境面で起こった確率は小さいように思います。
ちなみにバーストの因子で多いタイヤの空気圧もガソリンスタンドで点検してひと月程度ですから「?」がつきません。
同時に、これはバーストなのかパンクなのかも結論付けたいところです。それまではタイヤ現物(起こったことの証)を保管しておきます。
認知症の状態にある方への支援でも同じようなことが言えますが、起こっている現象の原因を追究することは、とても大事なことであり
その時の詳細な記録は正確に残しておくことが大事です。
追記
右腕二頭筋を傷めてパソコン仕事を遠ざけていましたが、ここにきて連続してタイピングしても打てないほどの傷みはなくなりました。ブログが遅れるなど、ご迷惑をおかけして申し訳なかったです。
右腕の痛みをこらえ、ジャッキが壊れたのをだましだまし車体を持ち上げ、大きく重いタイヤ交換をし終えると、きれいな夕焼けが慰めてくれました。